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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

冬になりました

2012年11月29日
十和田
 先日の朝、十和田湖畔もすっかり雪景色となりました。
 22日には周辺道路も冬期閉鎖に入り、雪と氷の季節の始まりです。そんな十和田湖の現在の様子をお伝えします。


恵比寿大黒島と越冬のために北から渡ってきたオオハクチョウ。現在約20羽ほど確認されています。



左手に南八甲田が見えていますが、すっかり真っ白です。右手の少し高いところが十和田湖外輪山の御鼻部山。御鼻部山には道路沿いに展望所があり、十和田湖がクルミ型をしていることが一番よく見える場所となっています。ここへ行く道路は冬期閉鎖となってしまいましたので、来年の4月23日までその景色はおあずけです。道路冬期閉鎖の詳細はこちらをご覧下さい。http://www.koutsu-aomori.com/Road/HakkodaMain.html (青森みち情報)


 冬の楽しみと言えば、他の時期には中々見ることができない、雪の上に残された動物たちの足跡です!
 巡視で面白いものを見つけたのでご紹介します。


 桟橋の縁にあったもので、鳥が羽ばたいた時の跡です。写真の下から上に向かって移動しています。写っていませんが羽の跡の後ろには足跡がありました。ということから、「桟橋の縁を歩いていた小鳥が赤丸地点で飛び立ち、雪面すれすれに黄丸地点まで移動。いったん着地し方向転換後また飛び立った。」と、推測することができます。ちなみに黄丸地点には糞もありました。
 他にもタヌキ、カモシカ、リスの足跡を見ることができました。特にタヌキはあっちへふらふらこっちへふらふらと歩いているのがわかり、行動を想像するのが楽しいです。冬は他の季節以上に、その地域に住む生き物(特に哺乳類)の存在を実感できます。


 そろそろ車の運転も冬仕様に切り替えないといけないですね。急ハンドル・急ブレーキ・急アクセル、気をつけましょう・・・。