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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

酸ヶ湯グリーンキャンプが開催されました

2012年08月09日
十和田
酸ヶ湯集団施設地区運営協議会主催の「八甲田の自然を満喫!酸ヶ湯グリーンキャンプ」が7月28~29日に八甲田の酸ヶ湯キャンプ場で開催されました。

同協議会によるキャンプイベントは酸ヶ湯キャンプ場を拠点に八甲田の自然を楽しんでいただく目的で毎年開催されています。

1日目はテントの設営や炊事体験を通してキャンプの基礎を学ぶと共に、周辺のブナ林と東北大学植物園の散策を行いました。
7月下旬ということで花の数はだいぶ減っていましたが、解説を聞きながら時間をかけてゆっくり歩いていくと、クモキリソウやツルコケモモなどの花を見ることができました。

クモキリソウ

炊事体験のメニューはダッチオーブンを使った豪快な煮込み料理とキャンプ定番のカレーライスです。
日常ではなかなか経験できない火起こしや野外での料理に、参加した皆さんはとても楽しんでいました。



2日目は毛無岱(けなしたい)ハイキングに行く班と、田代平湿原とグダリ沼を散策する班に分けて行動しました。
毛無岱は八甲田山の標高1000~1200m付近にかけて広がる高層湿原で、ちょうどキンコウカが一面に花を咲かせ、一帯は金色に染まっていました。
また、足下をよく観察してみるとトンボソウやモウセンゴケの花もかわいらしい花を咲かせていました。

キンコウカ


毛無岱

田代平湿原とグダリ沼は八甲田の北側の高原地帯にあります。
この一帯にはかつて巨大なカルデラ湖があり、広大な平地は当時の湖底の名残です。
田代平湿原やグダリ沼も高山植物の見所で、北八甲田の高山帯とは少し違った種類の花や独特の開放的な雰囲気を楽しみました。

田代平湿原

キャンプ場を利用しながらゆっくりと時間をかけて自然を楽しむことで、これまで気にかけてこなかった小さな動植物の存在や樹木の分布の違い、空の色や雲の形など、多くの自然の事象に気がつくことができました。
日帰りではなかなか知ることのできない八甲田の魅力というものをより多くの方に体感していただけるよう、今後もこのようなイベントを継続させて行きたいと思います。

なお、10月にはキャンプ場を利用した日帰りのイベントを計画しています。
昨年は酸ヶ湯周辺の自然散策とダンボールを利用した燻製作り、酸ヶ湯温泉の源泉での温泉卵作りなどを行いました。
今年もまた新しい取り組みを交え、誰でも楽しめる気軽なイベントを企画しますので、どうぞご期待ください。


酸ヶ湯キャンプ場やイベントについての情報はこちらからもご確認いただけます
http://www.sukayu.jp/camp/news.html