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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

祝・『「みどりの日」自然環境功労者大臣表彰』

2012年05月08日
宮古
この度、陸中海岸国立公園のパークボランティアである岩渕要夫(いわぶちよおふ)さんが『みどりの日自然環境功労者大臣表彰』を受賞されました。①保全活動部門②いきもの環境づくり・みどり部門③自然ふれあい部門④調査・学術研究部門⑤国際貢献部門の5つの部門があり、岩渕さんは、「③自然ふれあい部門」での受賞です。東京新宿御苑にて賞状授与式に出席し、部門を代表して副大臣より伝達されるという大役を務めてくださいました。

この表彰は自然環境の保全に関し、顕著な功績があった個人や団体を表彰するもので、平成11年度から行っています。今年度は5部門で計35件(個人16件・団体19件)が選ばれました。

岩渕さんは大正14年生まれ、今年で87才になります。今でも現役で、観察会やウォーキングイベントでは先頭を務め、ペースを崩さずに歩いてくださいます。マタギをしていた頃の話はとても好評です。平成3年から現在に至るまで、20年にも及び、自然歩道の危険木処理、清掃活動、そして技術向上の講習会などにも積極的に参加してくださっています。
「ボランティア活動をすることによって、みんなから元気をもらうし、健康のためにもなるから、続けられるんだよ」といつも言っています。その言葉の通り、体調を崩すことなく、ほとんどの活動に出席しています。
 
5月1日(火)は、宮古地区のパークボランティア会長と共に、宮古市長に表彰の報告をして来ました。


宮古市長へ報告。左は宮古地区のパークボランティアボランティア会長の田屋さん、中央が岩渕さん、右側が宮古市長


岩渕さんの受賞は、他のパークボランティアの人たちにも、大きな活動の活力となりました。大きく被災した陸中海岸国立公園ですが、これからも、このような方々とともに復興に向けて活動していきたいと思います。