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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

月山スキー場安全祈願祭 巡視

2012年04月16日
羽黒
 磐梯朝日国立公園の出羽三山地域には、4月になってからオープンするという、全国でも珍しいスキー場があります。

 そこは山形県西川町にある月山スキー場です。
月山スキー場はあまりにも積雪量が多いことから冬期間は営業ができず、春になってからスキー場がオープンします。
 
 月山スキー場開きと安全祈願祭が、4月10日(火)に行われたので坂本自然保護官と一緒に出席してきました。
快晴の中の安全祈願祭となり、多くのスキーヤー待望のスキー場開きになりました。

 安全祈願祭の様子。

 安全祈願祭終了後には、利用状況等の調査も含めて月山まで巡視してきました。
天気がよかったこともあり遠く朝日連峰や鳥海山まで見渡すことができ、月山山頂までスノーボードや山スキーを楽しむ利用者がたくさんいました。
 

 月山スキー場から月山に向かいます。


 朝日連峰を見渡すことができました。


 月山の山頂小屋の様子です。
強い風によって、霧氷ができています。初めて見た人はこれが小屋と言われても分からないかもしれませんね。
いかに冬期間が厳しい環境であるかが分かります。


 月山山頂の様子です。風紋ができていることが分かります。

 月山は日本海からの季節風を直接受けることから、冬期間は風が強いこともあり、雪上にははっきりとした風紋ができます。
風紋上では、黄砂が見られました。前日は自家用車にも黄砂がつくほどだったので、月山の上でもかなりの黄砂があったようです。


 今年は例年に比べて雪が2メートルほど多く、月山スキー場では7月末まで滑走することができるそうです。
 まだまだスキーが楽しめる東北に是非お越し下さい。