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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

休屋巡視

2012年01月24日
十和田
 先週末にようやく緩んだ寒さも、今週から再び厳しい冷え込みが続くようです。そんな今日の十和田湖畔はとってもお天気が良く、太陽の光が暖かかったのですが、日中の気温は-5~6℃。踏みしめる雪がキシキシと鳴いています。
 またしばらく見られないであろう晴天に誘われ、十和田八幡平国立公園内にある休屋集団施設地区の巡視を行いました。1月上旬頃からツグミの群れが確認されており、現在休屋内では約50~60羽がいるようです。公園内の動植物調査もアクティブレンジャーとしての業務の一つです。

 事務所周辺を始めとしたナナカマドにツグミが押し寄せて、赤い実を啄んでいきます。せっかくなので格好よく撮りたいと思っていたのですが、やはり難しいものです。

 彼らが食事をしていった後は、真っ白な雪面に真っ赤なナナカマドの実が散らばります。休屋にあるナナカマドの下の大半は、概ねこんな感じです。



 休屋にある桟橋の辺りではホシハジロの群れに、パンダガモことミコアイサが3ペアいました。青い湖にオスの白い姿はよく目立ちます。

 現在の十和田湖周辺の鳥類の飛来状況として、冬鳥のレギュラーメンバーは徐々に数を減らし、ピーク時約400羽いたキンクロハジロは10羽以下に、ピーク時約200羽いたホシハジロは100羽前後に落ち着いています。
 例年通りの推移となっており、カモたちの北帰行が始まる頃には南から戻ってきたカモたちが一時休憩をし、また北へと帰る中継地として賑わいます。



 

おまけに十和田湖で開催される冬物語メイン雪像の様子です。ここまで進みました。
開催まで残り10日!