東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

月山冬期利用状況調査(巡視)

2012年01月20日
羽黒
 本日は月山ビジターセンターから、羽黒月山線道路の冬期利用状況調査を行いました。
 月山ビジターセンター周辺ではスノーシューによるトレースが確認されました。近年庄内でもスノーシュー利用者が増えているとのこと、平日でもスノーシュー利用の需要はあるようです。
 

 雪原では野ウサギやキツネ、テンなどの足跡が多く確認されました。
 スノーシュートレッキングの魅力の一つとして、動物の足跡を探すアニマルトラッキングがあります。
 動物たちの足跡を探すのもとても楽しいものです。冬の楽しみの一つといえると思います。


 月山登り口付近ではスノーモービルの乗り入れが確認されました。
月山では周辺環境への影響を考え、スノーモービルの乗り入れについて自主ルールを決めている地域もあります。
羽黒自然保護官事務所では関係行政と連携してスノーモービルの利用動態調査を継続していますが、小動物やそれを餌とする猛禽にとってスノーモービルの利用がどのような影響を与えるか、今後も注視していく必要があると感じました。


 事務所の備品点検と、万が一のセルフレスキューの為、ビーコン、ゾンデ棒の使い方を復習し、ツエルトを張り方を確認しました。
 ツエルトは少しかさばりますが、とても軽く登山の際には持ち歩くことが望ましいものです。
 

 坂本保護官に実際に入ってもらいました。
 風がしのげるだけでも、思った以上に暖かいです。
 特に冬山では、ちょっとした休憩の際にかぶるだけでも風をしのげて体温低下を防げるので、有効に活用すると快適なトレッキングができると思います。

 冬山シーズンならではの楽しみもありますが、この時期はしっかりとした冬山装備と事前の情報収集を心がけて山に入るようにしてください。