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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

蒲生干潟のいきもの 「コクガン」

2011年12月20日
仙台
こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。

うれしいニュースです。この冬初のコクガンを蒲生干潟で確認しました。
東日本大震災から9ヶ月が過ぎ、蒲生干潟を見守る人々が心待ちしていた水鳥の飛来となります。



12月19日午前10時30分、震災前であればこんなところに飛来していたなと思われるところに望遠鏡を向け、シルエット、お尻の白さ、首の白いスカーフ、ウン、間違いなし!心躍る瞬間でした。でも、たった1羽、先発隊?情報収集?これから仲間を呼ぶのだろうか?自問自答していました。

カワウやマガモ、ヒドリガモの集まるところに移動、念入りな羽繕いをしていました。

南蒲生から蒲生干潟を撮影
仙台自然保護官事務所の蒲生干潟の調査では、各部署に調査を目的に入る許可を得て立ち入りしている状況であることを報告しておきます。

そのほかに観察された鳥類では、シロチドリ、ミサゴ、オカヨシガモ、ホオジロガモ、キンクロハジロ、など24種を確認することができました。
それにしても、震災後日々変化している蒲生干潟に一筋の光明を感じ、これからの変化も見守っていきます。