2011年10月
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2011年10月12日アオサギ すーーっぽちゃん
秋田 足利 直哉
「今日はこの時期らしい爽やかな青空が広がるでしょう」との予報通り!青く高い空が広がっていたのですが・・・。秋の山の天気は予報通りとはいかないようです。やや強めの風が運んできた雲がどんどんと広がって本格的な雨が降ってくる始末。。コロコロと変わる天気に『まぁこんな事もあるか!』と身を任せてみた。そんな一日でした。
そんな事があったからと言うわけではありませんが・・・今日の日記では『いつも平常心』『常にマイペース』というイメージが強い【アオサギ】を取り上げました。
私の中で【アオサギ】は雨が降ろうが、雪が降ろうが、風が吹こうが、日が照りつけようがいつでもどこでも平常心、常にマイペースで過ごしているように感じられる存在!つい、「何を考えているのか?」「時間の感覚はあるのか?」などと勘ぐってしまいがちですが、実はその肝っ玉の部分を見習いたいかも?と思ってしまいます(←私だけでしょうかね?)。
この日は、西部承水路周辺に作業をする人などが多くいて、野鳥達の過ごす場所が限定的だったので、とても観察しやすい日でした。最近渡ってきたカモの種類を見て、羽数を数えたりしている時、目の前に【アオサギ】が飛んできました。

私のいる近くにある浅瀬はサギたちの餌採り場となっていて、かなりの頻度でサギたちがやってきます。この【アオサギ】もその場所へとやって来たようです。

ハッキリと目指している場所が解るほどに減速して、しかも撮影もしやすい位置を飛んできたので連写してみました。
どの野鳥もそうですが、それまで飛翔に使っていた翼をブレーキに変えて上手に目的地へと着陸するものですね。毎度のことですが鳥達の身体の機能に感心してしまいます。

目的地に着陸して翼を収納します。この一連の動作を観察していて翼の動きの他、【アオサギ】のスマートさにも注目してしまいます。脚もほっそりとしていて背も高く、顔もシュッとしていますよね?人間で言ったらモデル体型とでも言いましょうか。。羨ましい限りです・・・。でも私には到底見習うことは出来ませんけどね(苦笑)。。
そんな事があったからと言うわけではありませんが・・・今日の日記では『いつも平常心』『常にマイペース』というイメージが強い【アオサギ】を取り上げました。
私の中で【アオサギ】は雨が降ろうが、雪が降ろうが、風が吹こうが、日が照りつけようがいつでもどこでも平常心、常にマイペースで過ごしているように感じられる存在!つい、「何を考えているのか?」「時間の感覚はあるのか?」などと勘ぐってしまいがちですが、実はその肝っ玉の部分を見習いたいかも?と思ってしまいます(←私だけでしょうかね?)。
この日は、西部承水路周辺に作業をする人などが多くいて、野鳥達の過ごす場所が限定的だったので、とても観察しやすい日でした。最近渡ってきたカモの種類を見て、羽数を数えたりしている時、目の前に【アオサギ】が飛んできました。

私のいる近くにある浅瀬はサギたちの餌採り場となっていて、かなりの頻度でサギたちがやってきます。この【アオサギ】もその場所へとやって来たようです。

ハッキリと目指している場所が解るほどに減速して、しかも撮影もしやすい位置を飛んできたので連写してみました。
どの野鳥もそうですが、それまで飛翔に使っていた翼をブレーキに変えて上手に目的地へと着陸するものですね。毎度のことですが鳥達の身体の機能に感心してしまいます。

目的地に着陸して翼を収納します。この一連の動作を観察していて翼の動きの他、【アオサギ】のスマートさにも注目してしまいます。脚もほっそりとしていて背も高く、顔もシュッとしていますよね?人間で言ったらモデル体型とでも言いましょうか。。羨ましい限りです・・・。でも私には到底見習うことは出来ませんけどね(苦笑)。。
2011年10月07日スズメ ぱくぱく
秋田 足利 直哉
明日から3連休という方も多いのではないでしょうか?秋田県内は土曜日、日曜日は晴天が期待できそうです。月曜日はちょっと雨が降る予報ですがトータルでまずまずのお天気になりそうですね。
運動会に、鍋っこや芋煮会、紅葉狩りに、温泉どれもイイですね。ゆったりと山小屋を使った山行もいいなぁ。冬鳥を観察する鳥見もいいなぁ。キノコ採りも期待できそうですね^^
はい。前段部分は「行楽の秋」の話になりましたが、今日の日記は「稔りの秋」の話題。秋田の秋の美味しい稔りを楽しみにしているのは私たち人間だけではないようです。
黄金色に輝く田んぼが延々と続く光景は秋田県が誇る美景のひとつ!!特に大潟村周辺の広~い田んぼの景色の広がりと言ったらもうハンパ無い規模です!
現在、大潟草原鳥獣保護区周辺の田んぼは稲刈り作業の最盛期です。既に刈り取られた田んぼにはサギたちが集まり、まだ首を垂れた稲穂が残る田んぼには【スズメ】たちが集まっていました。

田んぼの稲穂が黄金色に輝く時期とちょうど同じ頃から【スズメ】たちが大群で行動するようになってきていました。そしてその大群の行き先は田んぼ。【スズメ】避けの空砲が鳴り響く中、田んぼに行ったり、安全な場所に避難したりする【スズメ】の群れが観察できます。

中には今年生まれたであろう若い個体も相当数含まれていました。もう一人前に自分の食事は自分で確保しています。稲穂の咥え方も既に熟達レベル!!新米を味わったあとの満足そうな表情からも若々しさよりも酸いも甘いも経験したかのような深みを感じます。
それだけ秋田の新米は美味いんでしょうね?いや、絶対に美味いはずですよ。間違いありません!!まだ今年の新米を口に出来ていない私から見たら何とも羨ましい。見ていてちょっと先を越された悔しさを感じました^^
運動会に、鍋っこや芋煮会、紅葉狩りに、温泉どれもイイですね。ゆったりと山小屋を使った山行もいいなぁ。冬鳥を観察する鳥見もいいなぁ。キノコ採りも期待できそうですね^^
はい。前段部分は「行楽の秋」の話になりましたが、今日の日記は「稔りの秋」の話題。秋田の秋の美味しい稔りを楽しみにしているのは私たち人間だけではないようです。
黄金色に輝く田んぼが延々と続く光景は秋田県が誇る美景のひとつ!!特に大潟村周辺の広~い田んぼの景色の広がりと言ったらもうハンパ無い規模です!
現在、大潟草原鳥獣保護区周辺の田んぼは稲刈り作業の最盛期です。既に刈り取られた田んぼにはサギたちが集まり、まだ首を垂れた稲穂が残る田んぼには【スズメ】たちが集まっていました。

田んぼの稲穂が黄金色に輝く時期とちょうど同じ頃から【スズメ】たちが大群で行動するようになってきていました。そしてその大群の行き先は田んぼ。【スズメ】避けの空砲が鳴り響く中、田んぼに行ったり、安全な場所に避難したりする【スズメ】の群れが観察できます。

中には今年生まれたであろう若い個体も相当数含まれていました。もう一人前に自分の食事は自分で確保しています。稲穂の咥え方も既に熟達レベル!!新米を味わったあとの満足そうな表情からも若々しさよりも酸いも甘いも経験したかのような深みを感じます。
それだけ秋田の新米は美味いんでしょうね?いや、絶対に美味いはずですよ。間違いありません!!まだ今年の新米を口に出来ていない私から見たら何とも羨ましい。見ていてちょっと先を越された悔しさを感じました^^
2011年10月06日トビ ぶるぶる
秋田 足利 直哉
通勤途中、秋田市上空を南下していくガンの群れを見ました。聞くところによるとマガンもヒシクイもハクチョウ達も続々と南下しているようです。
が・・・大潟村ではまだまだガンやハクチョウの姿は見られません。水辺は広くあるのですが肝心の田んぼには降りられないからでしょうか?大潟村では現在稲刈りが行われていますが何しろ広いので他の地域よりも時間がかかりますし、天気が不純なため作業自体も捗らないようです。
毎年思うことですが、ガンやハクチョウ達を観察する楽しみはちょっと待たされた方が気分も盛り上がります。『まだか?まだか?』と「待つ楽しみ」が味わえるってものです。
ということで、現在は冬の使者がやって来たと忙しく動き回ることもなくいつものお馴染みの野鳥をじっくりと観察しています。先日、空は明るいのに雨が落ちてきている中、一羽の【トビ】の行動をじっくりと観察しました。

画面は明るく感じますが写真でも解るほどの雨が降っています。【トビ】も雨の中じっと耐えているようでした。

しかし、身体にはどんどん雨粒が落ちてきます。そこで一旦身体を膨らませて水気を切るような動作をしました。
と、ここまではいつも見る光景です。でもこの日は雨が強かったためかこの動きだけでは雨を振り落とせなかったようで・・・。
動物たちが身体に付いた水をはじき飛ばすための動作として思い浮かぶ例としては、”犬が体幹を軸にして身体をブルブルと振るわせる”あの動きを思い浮かべる方が多いかと思います。勿論犬だけとは限りませんが、あの動きを【トビ】がやったんです。

嘴が斜め上を向いていて、左右に激しく身体を震わせています。
4本脚の動物たちでは当たり前の動作かも知れませんが【トビ】のようなタカ類でもこの動きをするんですね?そう言えば、水浴びをした後の小鳥たちもこの様な動きをしていたような・・・。でも私が思うには鳥であれば翼をバタバタと動かした方が水切れが良いように思うのですが・・・
もしかしたら哺乳類、鳥類の別はなく野生に生きる鳥獣達が自分の身体に付いた水を切るための動作はこの”ぶるぶる”が定番なのかも知れませんね。
が・・・大潟村ではまだまだガンやハクチョウの姿は見られません。水辺は広くあるのですが肝心の田んぼには降りられないからでしょうか?大潟村では現在稲刈りが行われていますが何しろ広いので他の地域よりも時間がかかりますし、天気が不純なため作業自体も捗らないようです。
毎年思うことですが、ガンやハクチョウ達を観察する楽しみはちょっと待たされた方が気分も盛り上がります。『まだか?まだか?』と「待つ楽しみ」が味わえるってものです。
ということで、現在は冬の使者がやって来たと忙しく動き回ることもなくいつものお馴染みの野鳥をじっくりと観察しています。先日、空は明るいのに雨が落ちてきている中、一羽の【トビ】の行動をじっくりと観察しました。

画面は明るく感じますが写真でも解るほどの雨が降っています。【トビ】も雨の中じっと耐えているようでした。

しかし、身体にはどんどん雨粒が落ちてきます。そこで一旦身体を膨らませて水気を切るような動作をしました。
と、ここまではいつも見る光景です。でもこの日は雨が強かったためかこの動きだけでは雨を振り落とせなかったようで・・・。
動物たちが身体に付いた水をはじき飛ばすための動作として思い浮かぶ例としては、”犬が体幹を軸にして身体をブルブルと振るわせる”あの動きを思い浮かべる方が多いかと思います。勿論犬だけとは限りませんが、あの動きを【トビ】がやったんです。

嘴が斜め上を向いていて、左右に激しく身体を震わせています。
4本脚の動物たちでは当たり前の動作かも知れませんが【トビ】のようなタカ類でもこの動きをするんですね?そう言えば、水浴びをした後の小鳥たちもこの様な動きをしていたような・・・。でも私が思うには鳥であれば翼をバタバタと動かした方が水切れが良いように思うのですが・・・
もしかしたら哺乳類、鳥類の別はなく野生に生きる鳥獣達が自分の身体に付いた水を切るための動作はこの”ぶるぶる”が定番なのかも知れませんね。
2011年10月06日H23飯豊連峰保全連絡会 合同保全作業
磐梯朝日国立公園 羽黒 佐々木 大樹
2011年10月06日秋を通り越して冬のような寒さ
磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰
10月3日、季節外れの強い寒気が入り込んだ影響により、全国各地で初冠雪を観測したというニュースが盛んに取り上げられていました。福島県でも福島市の吾妻山で昨年より24日、平年より20日早く、初冠雪が観測されました。同じ磐梯朝日国立公園では、安達太良山、飯豊山でも積雪があったようです。
初冠雪の翌日に、吾妻山周辺の巡視を行ったのですが、こんなにも早く雪をみるとは驚きです。この日は幸いにも、風は全く無かったものの、標高1,900m付近はかなりの寒さでした。吾妻山に限らず、裏磐梯も朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
標高の高い山へ登山される方は、防寒着などが必需品となります。

10/4 一切経山山頂近辺の積雪

浄土平や吾妻山周辺では、紅葉が見頃になってきたことから、平日でも多くの登山者で賑わっていました。

10/4 姥ヶ原方面から吾妻小富士を眺める
今年の紅葉は、1週間ほど遅れているとのことで、昨日の段階では浄土平(1,570m)より少し上部の辺り(1,600~1,700m付近)がピークのようです。赤や黄、橙色と様々な色の紅葉が目を引きます。とりわけ【ナナカマド】の赤と【ミネカエデ】の黄色が色鮮やかで目立ちます。その他、【マルバシモツケ】【ドウダンツツジ】【ハナヒリノキ】などの紅葉も確認できました。
今年は、有料道路と駐車場が無料開放されていますので、土日祝日は混雑が予想されます。
お出かけの際は、ご注意ください。
初冠雪の翌日に、吾妻山周辺の巡視を行ったのですが、こんなにも早く雪をみるとは驚きです。この日は幸いにも、風は全く無かったものの、標高1,900m付近はかなりの寒さでした。吾妻山に限らず、裏磐梯も朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
標高の高い山へ登山される方は、防寒着などが必需品となります。
10/4 一切経山山頂近辺の積雪
浄土平や吾妻山周辺では、紅葉が見頃になってきたことから、平日でも多くの登山者で賑わっていました。
10/4 姥ヶ原方面から吾妻小富士を眺める
今年の紅葉は、1週間ほど遅れているとのことで、昨日の段階では浄土平(1,570m)より少し上部の辺り(1,600~1,700m付近)がピークのようです。赤や黄、橙色と様々な色の紅葉が目を引きます。とりわけ【ナナカマド】の赤と【ミネカエデ】の黄色が色鮮やかで目立ちます。その他、【マルバシモツケ】【ドウダンツツジ】【ハナヒリノキ】などの紅葉も確認できました。
今年は、有料道路と駐車場が無料開放されていますので、土日祝日は混雑が予想されます。
お出かけの際は、ご注意ください。
2011年10月05日恒例の光景
秋田 足利 直哉
10月に入り、これまで節電モードになっていた照明を元に戻したのかな?と思うようなところもあれば、引き続き節電モードで控えめな照明にしているところもあったり対応に違いが出てきたことに気がつきました。
個人的にはこの3ヶ月で「節電癖」が付いてしまった気がします。皆さんはいかがですか?このところ日が短くなって照明は欠かせなくなってきていますが、「節電」がお金の「節約」になることを実感してしまったのでこのまま節電を続けそうな気配です。
昨日の日記でもお気づきになった方がいるかも知れませんが、当事務所や森吉山野生鳥獣センターでは現在も節電モードを継続しています。
話はガラリと変わってしまいますが・・・今年も大潟草原鳥獣保護区にたくさんのカモたちが渡ってきました。久しぶりのカモ達をじっくり観察したいところですが、最近は長旅の疲れからでしょうか?水辺で過ごすよりも岸に上がって休憩することが多いようで、なかなかその姿を見る機会が無く、焦らされたような気がしていたところ!!先日は水辺に集まるカモ達がいました。

しかし・・・この様な感じは「普通」ではありません。警戒レベルが低いながらも何かを警戒しているのは明らかです。
そこで周囲を探してみると・・・

見つけました!!カモ達が警戒せずにはいられない相手が!!見えますか?

お見苦しい画像ですがちょっと拡大してみました。その相手とは【オオタカ】でした。
ピリピリした緊張感ではなかったのでチュウヒが旋回した直後かな?とも思いましたが最近頻出している【オオタカ】でした。
ある場所では「カラスを狩るオオタカ」が注目を集めているようですが大潟草原鳥獣保護区では「カモを狩るオオタカ」が観察できます。保護区の水辺はカモ達にとっても過ごしやすい場所のようですが、【オオタカ】にとっても狩りをしやすい場所のようで、成鳥に限らず幼鳥も姿を見せます。
鳥獣保護区管理員さんの話では、先日【オオタカ】の幼鳥がカルガモを狩ったそうです。仕留めたカルガモを水辺から力強く引き上げて、食事にありついた様子はとても興味深いシーンだったとか・・・。私もかつてカルガモを捕食した【オオタカ】の観察をしたことがありましたが自分よりも体格の良さそうなカルガモを脚で移動させる力強さに目を奪われたことを良く覚えています。
そんな光景がまた見られる時期がやってきました。勿論チュウヒがカモの群れを追い回す光景も見られるようになりました。狩る側の【オオタカ】やチュウヒの戦略、狩られないように集団防衛をするカモの群れの戦略に思いを馳せながらじっくり観察するも良し!!決定的なシーンをカメラに納めるも良し!!とにかく大潟草原鳥獣保護区に足を運ぶことをオススメします。
個人的にはこの3ヶ月で「節電癖」が付いてしまった気がします。皆さんはいかがですか?このところ日が短くなって照明は欠かせなくなってきていますが、「節電」がお金の「節約」になることを実感してしまったのでこのまま節電を続けそうな気配です。
昨日の日記でもお気づきになった方がいるかも知れませんが、当事務所や森吉山野生鳥獣センターでは現在も節電モードを継続しています。
話はガラリと変わってしまいますが・・・今年も大潟草原鳥獣保護区にたくさんのカモたちが渡ってきました。久しぶりのカモ達をじっくり観察したいところですが、最近は長旅の疲れからでしょうか?水辺で過ごすよりも岸に上がって休憩することが多いようで、なかなかその姿を見る機会が無く、焦らされたような気がしていたところ!!先日は水辺に集まるカモ達がいました。

しかし・・・この様な感じは「普通」ではありません。警戒レベルが低いながらも何かを警戒しているのは明らかです。
そこで周囲を探してみると・・・

見つけました!!カモ達が警戒せずにはいられない相手が!!見えますか?

お見苦しい画像ですがちょっと拡大してみました。その相手とは【オオタカ】でした。
ピリピリした緊張感ではなかったのでチュウヒが旋回した直後かな?とも思いましたが最近頻出している【オオタカ】でした。
ある場所では「カラスを狩るオオタカ」が注目を集めているようですが大潟草原鳥獣保護区では「カモを狩るオオタカ」が観察できます。保護区の水辺はカモ達にとっても過ごしやすい場所のようですが、【オオタカ】にとっても狩りをしやすい場所のようで、成鳥に限らず幼鳥も姿を見せます。
鳥獣保護区管理員さんの話では、先日【オオタカ】の幼鳥がカルガモを狩ったそうです。仕留めたカルガモを水辺から力強く引き上げて、食事にありついた様子はとても興味深いシーンだったとか・・・。私もかつてカルガモを捕食した【オオタカ】の観察をしたことがありましたが自分よりも体格の良さそうなカルガモを脚で移動させる力強さに目を奪われたことを良く覚えています。
そんな光景がまた見られる時期がやってきました。勿論チュウヒがカモの群れを追い回す光景も見られるようになりました。狩る側の【オオタカ】やチュウヒの戦略、狩られないように集団防衛をするカモの群れの戦略に思いを馳せながらじっくり観察するも良し!!決定的なシーンをカメラに納めるも良し!!とにかく大潟草原鳥獣保護区に足を運ぶことをオススメします。
2011年10月04日写真展のご案内 IN森吉山野生鳥獣センター
秋田 足利 直哉
昨日のあられは各地に初雪をもたらしたようです。森吉山やその外輪山でも山頂付近が白くなっていました。今朝もかなり冷え込みましたが、この寒さで暖房器具が登場したご家庭もあるようですね?9月末で「節電の夏」が終わったかと思ったらもう暖房の話をすることになるとは・・・。
こうして日に日に秋が深まって行く今日この頃、『秋と云えば?』皆さんはどんな秋を思い浮かべますか?『食欲の秋』『読書の秋』『スポーツの秋』と色々ありますが、『芸術の秋』というのもあります。
五月蠅かったヤブ蚊もいなくなり、ハイキングをするにも快適な季節となりました。キノコも本格的なシーズンがやって来ているようです。そんな森吉山麓にお越しの際には是非、森吉山野生鳥獣センターで開催中の写真展をご覧頂きたく、皆様にお知らせいたします。
9月29日(木)~10月28日(金)の期間で、(財)日本野鳥の会秋田県支部の会員の皆様が撮影したもので『写真展・秋田の野鳥』を開催中です。

半切の写真を30点。山の野鳥から水辺の野鳥まで幅広い種が取り上げられています。
写真展を見た方は『鳥のことはよくわからないけど、このキレイな鳥の写真を見ているだけで気持ちいい』という感想が聞かれました。野鳥に興味関心がある方は勿論、野鳥のことはよく解らないという方にも充分に楽しんでいただける写真展だと思います。
もう一つ。10月1日(土)~10月31日(月)の日程で森吉山鳥獣保護区管理員2名による『写真展・森吉山鳥獣保護区の景観』も開催中です。

森吉山鳥獣保護区の隅々まで知り尽くした(?)鳥獣保護区の管理員さんがこれまでに撮影した写真は、地元の方でも『これどこ?』と言うような奥地の物もありますし、お馴染みの場所でも『こんな時があったんだ?』と言うような珍しい光景を納めた物などがあって見応え充分です!!
私もアクティブレンジャーとして森吉山鳥獣保護区内の様々な場所に足を運んで来たつもりでしたがまだまだ甘かったです。この写真を見てより一層自分が担当する地域の魅力を感じた次第です。
今期の森吉山野生鳥獣センターでの展示はこれにて終了となりますが、振り返ってみれば今期は6月から10月まで毎月違った写真展を開催してきました。毎月新たな写真展を準備するのは正直シンドイことでしたが、ご来館いただいた方々から率直な感想を聞くことができてその苦労が吹き飛びました。今回の写真展もより多くの方々にご覧頂いて、たくさんの感想を聞かせていただきたいと思いますので是非とも森吉山野生鳥獣センターにお越し下さいませ!!
こうして日に日に秋が深まって行く今日この頃、『秋と云えば?』皆さんはどんな秋を思い浮かべますか?『食欲の秋』『読書の秋』『スポーツの秋』と色々ありますが、『芸術の秋』というのもあります。
五月蠅かったヤブ蚊もいなくなり、ハイキングをするにも快適な季節となりました。キノコも本格的なシーズンがやって来ているようです。そんな森吉山麓にお越しの際には是非、森吉山野生鳥獣センターで開催中の写真展をご覧頂きたく、皆様にお知らせいたします。
9月29日(木)~10月28日(金)の期間で、(財)日本野鳥の会秋田県支部の会員の皆様が撮影したもので『写真展・秋田の野鳥』を開催中です。

半切の写真を30点。山の野鳥から水辺の野鳥まで幅広い種が取り上げられています。
写真展を見た方は『鳥のことはよくわからないけど、このキレイな鳥の写真を見ているだけで気持ちいい』という感想が聞かれました。野鳥に興味関心がある方は勿論、野鳥のことはよく解らないという方にも充分に楽しんでいただける写真展だと思います。
もう一つ。10月1日(土)~10月31日(月)の日程で森吉山鳥獣保護区管理員2名による『写真展・森吉山鳥獣保護区の景観』も開催中です。

森吉山鳥獣保護区の隅々まで知り尽くした(?)鳥獣保護区の管理員さんがこれまでに撮影した写真は、地元の方でも『これどこ?』と言うような奥地の物もありますし、お馴染みの場所でも『こんな時があったんだ?』と言うような珍しい光景を納めた物などがあって見応え充分です!!
私もアクティブレンジャーとして森吉山鳥獣保護区内の様々な場所に足を運んで来たつもりでしたがまだまだ甘かったです。この写真を見てより一層自分が担当する地域の魅力を感じた次第です。
今期の森吉山野生鳥獣センターでの展示はこれにて終了となりますが、振り返ってみれば今期は6月から10月まで毎月違った写真展を開催してきました。毎月新たな写真展を準備するのは正直シンドイことでしたが、ご来館いただいた方々から率直な感想を聞くことができてその苦労が吹き飛びました。今回の写真展もより多くの方々にご覧頂いて、たくさんの感想を聞かせていただきたいと思いますので是非とも森吉山野生鳥獣センターにお越し下さいませ!!
2011年10月03日ノビタキの渡る季節
秋田 足利 直哉
秋の空はコロコロと表情を変えます。朝方の曇り空がどんどん暗くなっていき昼前まで雷を伴って激しく降り、時々あられも混じって落ちてきました。昼以降は雨も上がり、虹が架かり夕方からは雲が多いものの夕焼けも期待できそうな空になってきました。こうした季節に外で仕事する際は洋服に選びに困りますね・・・。
さて、各地から続々と渡り鳥の情報が聞こえてきますが、森吉山鳥獣保護区でも日々その様相を変えているように感じます。今日はその中からこの時期すっかり定番となった【ノビタキ】を取り上げました。


森吉山麓高原の旧放牧地にはたくさんの【ノビタキ】の姿があります。現在では既にそのピークは過ぎてしまった感もありますが道路の直ぐ側までやってきてススキの茎でポーズをとって見せてくれます。羽数が多くてどの個体を撮影しようか迷うときもありますがこの日はやや少なめ。サービスの良い個体は何故かオス♂が多かったです・・。
ところでこの【ノビタキ】。現在では森吉山鳥獣保護区を春と秋に通過していくのが恒例となり、観察しやすい場所にいることもあって私のフィールドノートには毎年記録されている野鳥ですが、森吉山鳥獣保護区の指定時に添付されている鳥類リストにも、森吉山野生鳥獣センターオープンに先駆けて実施された調査の鳥類リストにも掲載されていません。具体的には、森吉山鳥獣保護区は平成15年に更新されていますし、森吉山野生鳥獣センターは平成16年にオープンしています。それぞれそれに先駆けて調査が行われていたものと思うのですが、いずれの調査でも確認されていなかった事になります。一方私のフィールドノートには平成19年度以降毎年記載があります。
その間に何が起こったのか?何がキッカケというか原因でこうなっているのか?解りませんが森吉山鳥獣保護区で観察できる野鳥がこの数年の間に1種増えて、その後は当たり前のようにやって来ているのです。今やすっかり風物詩的な存在となった【ノビタキ】。今年も春に北へ見送り、そして今、南へと見送る事が出来ました。
さて、各地から続々と渡り鳥の情報が聞こえてきますが、森吉山鳥獣保護区でも日々その様相を変えているように感じます。今日はその中からこの時期すっかり定番となった【ノビタキ】を取り上げました。


森吉山麓高原の旧放牧地にはたくさんの【ノビタキ】の姿があります。現在では既にそのピークは過ぎてしまった感もありますが道路の直ぐ側までやってきてススキの茎でポーズをとって見せてくれます。羽数が多くてどの個体を撮影しようか迷うときもありますがこの日はやや少なめ。サービスの良い個体は何故かオス♂が多かったです・・。
ところでこの【ノビタキ】。現在では森吉山鳥獣保護区を春と秋に通過していくのが恒例となり、観察しやすい場所にいることもあって私のフィールドノートには毎年記録されている野鳥ですが、森吉山鳥獣保護区の指定時に添付されている鳥類リストにも、森吉山野生鳥獣センターオープンに先駆けて実施された調査の鳥類リストにも掲載されていません。具体的には、森吉山鳥獣保護区は平成15年に更新されていますし、森吉山野生鳥獣センターは平成16年にオープンしています。それぞれそれに先駆けて調査が行われていたものと思うのですが、いずれの調査でも確認されていなかった事になります。一方私のフィールドノートには平成19年度以降毎年記載があります。
その間に何が起こったのか?何がキッカケというか原因でこうなっているのか?解りませんが森吉山鳥獣保護区で観察できる野鳥がこの数年の間に1種増えて、その後は当たり前のようにやって来ているのです。今やすっかり風物詩的な存在となった【ノビタキ】。今年も春に北へ見送り、そして今、南へと見送る事が出来ました。




宮古自然保護官事務所の高屋敷です。震災から7ヶ月が経ち初めてAR日記を更新します。
陸中海岸国立公園は、3月11日の東日本大震災の影響を大きく受けました。海岸沿いの施設や、防波堤、そして街並みは、すっかり姿を変えてしまいましたが、浄土ヶ浜や三王岩、鵜の巣断崖などは、以前の姿を残してくれています。震災後初めてその姿を見たときは驚きとうれしさがどっと押し寄せました。
震災直後は絶望的だと思っていたハマナスやハマエンドウが僅かではありますが、夏に花を見せてくれました。今は、ハマギクが力強く根を張り、見頃を迎えています。
沢山の人の言葉や、支えがあり、それが励みになり現在復興に向けてみんなが一生懸命に活動しています。みなさんからいただいたメッセージやご支援を忘れることはありません。
これから、復興に向けて前進していく様子をみなさんに伝えて行きたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
浄土ヶ浜ではハマギクが見頃を迎えています。