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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

十和田湖の雲海

2011年10月21日
十和田
 この時期の十和田湖の朝はかなりの頻度で曇りから始まります。8時頃には晴れ渡った秋空と暖かい太陽を浴びることができますが、なにせお鍋のような地形ですからね。朝晩の気温差が激しい時期になると、鍋の中に水蒸気がたまって、十和田湖の中だけ曇り・・・というのはよくある話です。

 今日もそんな天気だったのですがいつもより青空が出てくる時間が遅く、もしかして外輪山の上では絶景が広がっているのか?と思っていたら、やはり今年一番の雲海が広がっていたようです。展望台に行くまでには雲海が晴れてしまいそうだったので、雲海が晴れゆく十和田湖を見に行きました。




休屋桟橋の様子(10時16分)




桂ヶ浜から見る鉛山(10時26分)




 午後、あまりにいいお天気だったので午前と同じ場所に行ってみました。桂ヶ浜より和井内方面(13時44分)



 雲海の写真は撮れませんでしたが、見てみたいですよね?実は十和田湖の秋田県側の玄関口「発荷峠展望台」には定点 カメラが置いてあり、1時間おきに定点撮影をしております。それをインターネット上で見ることができるんです。気になる方は一度チェックしてみてください。十和田湖の四季や雲海、時には虹なども写していますよ。→http://www.sizenken.biodic.go.jp/live/view.php

 とりあえず10/21は6時6分~10時6分まで雲海、10/14にも雲海の写真があります。また10/15の7時6分の写真に黒い影があるのですが、この時期大量に飛んでいるカメムシではないかと推測されます。カメラのレンズに張り付いていた時に撮られてしまったんですね。こんな風に想像するのも楽しみの一つです。