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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

八幡平VC「森のめぐみでクラフト」

2011年10月24日
鹿角
八幡平VC行事「森のめぐみでクラフト」

10月22日、今日は今年最後の八幡平VCの行事「森のめぐみでクラフト」です。
本日のメニューは大沼キャンプ場を会場にブナの落葉を使った草木染め、野外料理(燻製、焼きイモ)、リース作りで9:15の開催で終了15:30という一日がかりの行事でした。

 参加者の皆さんは早速、染めの準備に入りましたが、葉っぱを集めて、水を入れて、火にかけて、素材に絞りの模様をいれて、浸して、媒染の液にひたして・・・、この作業を繰り返しました。やや遅れての昼食のあとは午後からのリース作りの材料探しをしました。
VCの職員が夏から集めていた材料は豊富にありましたが、それぞれの感性で集めた材料を加えて作品作りが始まりました。

 リースとはクリスマス、と理解していましたが中には正月まで使えそうな豪華な物もあり、それぞれに個性が感じられてとても楽しい作品ができあがりました。
午前中に仕込んだ「ブナ染め」もなかなかしぶく染め上がりました。
 初めての試みとしてのイベントで内心ドキドキでしたが、結果として大成功、会場は笑い声にあふれ、「このイベントは年1回ではもったいない」、「この次はお友達も連れてくるわ」、などとてもありがたいお言葉をいただきました。

 
 さて、好評であったこのイベントを私たちはさらに膨らませるための「隠し球」を持っています。
それは、本日参加のPV田中氏はこの方面でただ者ではないということが確認できたからです。とりあえずはツル細工に焦点を絞ってみたい。本番が楽しみで仕方がない、と思っています。

 参加の皆さんの話題にブナの実のことがありました。「熊たちは何を食べているのから」、ここ大沼は不作といわれながらもある程度の実はついているようです。
この夏、大沼を賑わせた母熊の仮称:「大沼子」のまるまると太った姿を先日、幸運にも木の上で食事中の姿を観察することができました。久しぶり、良かったな、頑張っているね、というのが実感でした。


それぞれの素材で工夫をこらして絞り模様をつけています。

自分で集めてきた素材もプラスしてのリース作りが始まりました。欲が出て、だんだん豪華な物になりそうな予感。

工夫した絞り模様の成果がこれです。皆さんにほめられて照れてしまいます。