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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

秋を通り越して冬のような寒さ

2011年10月06日
裏磐梯
10月3日、季節外れの強い寒気が入り込んだ影響により、全国各地で初冠雪を観測したというニュースが盛んに取り上げられていました。福島県でも福島市の吾妻山で昨年より24日、平年より20日早く、初冠雪が観測されました。同じ磐梯朝日国立公園では、安達太良山、飯豊山でも積雪があったようです。

初冠雪の翌日に、吾妻山周辺の巡視を行ったのですが、こんなにも早く雪をみるとは驚きです。この日は幸いにも、風は全く無かったものの、標高1,900m付近はかなりの寒さでした。吾妻山に限らず、裏磐梯も朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
標高の高い山へ登山される方は、防寒着などが必需品となります。


10/4 一切経山山頂近辺の積雪


浄土平や吾妻山周辺では、紅葉が見頃になってきたことから、平日でも多くの登山者で賑わっていました。


10/4 姥ヶ原方面から吾妻小富士を眺める

今年の紅葉は、1週間ほど遅れているとのことで、昨日の段階では浄土平(1,570m)より少し上部の辺り(1,600~1,700m付近)がピークのようです。赤や黄、橙色と様々な色の紅葉が目を引きます。とりわけ【ナナカマド】の赤と【ミネカエデ】の黄色が色鮮やかで目立ちます。その他、【マルバシモツケ】【ドウダンツツジ】【ハナヒリノキ】などの紅葉も確認できました。

今年は、有料道路と駐車場が無料開放されていますので、土日祝日は混雑が予想されます。
お出かけの際は、ご注意ください。