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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

安達太良山の点検登山

2011年09月26日
裏磐梯
9月15日(木)に、猪苗代地区山岳遭難対策協議会と合同で安達太良山の点検登山を行いました。今回は、9月はじめに発生した鉄山南面の大規模崩落箇所、また昨年発生した鉄山山頂近辺の落石箇所、また今年3月の震災の影響と思われる船明神山周辺の地割れ箇所等を確認してきました。

上の写真は大規模崩落をした鉄山の南面で、下の写真が崩落した土砂が堆積している箇所です。土砂の堆積した東側には、通年営業している【くろがね小屋】が見えます。
地元の各報道機関によれば、鉄山の稜線近くから幅約50~100m、長さ約400mにわたって崩落したようです。幸いにも、人的被害や麓の温泉旅館、登山道への影響はないとのことです。


続いて、鉄山山頂近くの落石現場です。現在は落石注意等の看板を設置し、登山者への注意を促していますが、今後雨水や余震などで、新たに落石が発生することも考えられることから、将来的には登山道の付け替えが必要になると思われます。今回は、登山道を付け替える際、どのルートを通すがの良いか等、現場の状況を確認してきました。


こちらは、船明神山近くの地割れ箇所です。ロープ沿いに地割れができているのがわかると思います(ロープは山開き前の点検登山時に設置)。すぐに崩落する危険性は今のところ少ないと思いますが、こちらも雨水や雪解け水、地震などで崩落する危険性も考えられることから、将来的には登山道の付け替えが必要になると思われます。

今後も、台風、地震等の自然災害で登山道の状況が変わることもありますので、登山される方は、十分に登山道の状況を把握した上での入山をお願いします。


登山沿いには、秋を代表する花【エゾオヤマリンドウ】が咲いていました。
この日は、まだ紅葉している木々はごく一部でしたが、あと一月もすれば美しい紅葉が楽しめることと思います。