2011年8月
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2011年08月03日登山者カウンターを設置しました。(飯豊連峰)
磐梯朝日国立公園 羽黒 佐々木 大樹
7月28日(木)~29日(金)、飯豊連峰の大日杉登山口とダイグラ尾根登山口に登山者カウンターを設置しました。
これまで梶川尾根と丸森尾根にも設置しておりましたが、この二箇所のデータ分析はある程度終了したことから、今年は設置せずに代わりに大日杉とダイグラにそれぞれ2基ずつ設置しております。
設置位置は以下のとおりとなります。
●大日杉登山口
1基目:大日杉小屋登山口のすぐの地点(昨年度と同様位置)
2基目:ザンゲ坂上部より徒歩約1分の地点(新規設置)
●ダイグラ尾根登山口
1基目:温身平林道終点から徒歩約5分の地点(昨年度と同様位置)
2基目:檜山沢つり橋を渡り徒歩約15分の地点(新規設置)
大日杉とダイグラのカウンターは、昨年にデータの信用性が低いことが実証されたので、今回新しく追加で設置することにしました。
1基目と2基目のデータのかい離から、過去のデータについても分析を行う予定です。
もしもカウンターが倒れているなどありましたら、大変お手数おかけしますが羽黒自然保護官事務所℡0235-62-4777までご連絡いただけるとありがたいです。よろしくお願い致します。

新規位置の大日杉のカウンター

新規位置のダイグラ尾根のカウンター
これまで梶川尾根と丸森尾根にも設置しておりましたが、この二箇所のデータ分析はある程度終了したことから、今年は設置せずに代わりに大日杉とダイグラにそれぞれ2基ずつ設置しております。
設置位置は以下のとおりとなります。
●大日杉登山口
1基目:大日杉小屋登山口のすぐの地点(昨年度と同様位置)
2基目:ザンゲ坂上部より徒歩約1分の地点(新規設置)
●ダイグラ尾根登山口
1基目:温身平林道終点から徒歩約5分の地点(昨年度と同様位置)
2基目:檜山沢つり橋を渡り徒歩約15分の地点(新規設置)
大日杉とダイグラのカウンターは、昨年にデータの信用性が低いことが実証されたので、今回新しく追加で設置することにしました。
1基目と2基目のデータのかい離から、過去のデータについても分析を行う予定です。
もしもカウンターが倒れているなどありましたら、大変お手数おかけしますが羽黒自然保護官事務所℡0235-62-4777までご連絡いただけるとありがたいです。よろしくお願い致します。

新規位置の大日杉のカウンター

新規位置のダイグラ尾根のカウンター
2011年08月02日【実施報告】環境学習会『第7回ふるさとサマーキャンプ』
秋田 足利 直哉
暑中お見舞い申し上げます。
暑い日が続きますね。窓の外から聞こえる”竿灯囃子”も熱を帯びてきて東北の短い夏は今まさにクライマックスを迎えようとしています。
市街地はまだまだ厳しい暑さが続いていますが、森吉山麓高原は朝晩には涼しい風が吹いてきました。そんな中、夏休みシーズン恒例の『ふるさとサマーキャンプ』を実施いたしましたのでご報告します。
夏と言えば・・・海だ!山だ!なんて言いますよね?でももっと具体的に川遊びだ!!麦わら帽子だ!!なんだかんだ・・と色々な夏の定番が皆さんにもあると思います。私にとっては『ふるさとサマーキャンプ』が夏の定番となりました。しかもプログラム、食事も夏エキス満載です!!
主催はNPO法人冒険の鍵クーン、森吉山野生鳥獣センター運営協議会が共催しています。今年で7回目の『ふるさとサマーキャンプ』はすっかり森吉山麓の夏の風物詩になった感があります。
そこに北秋田市や秋田市などから16名の小学生が集合しました。新たに仲間に加わってくれた約半数の子供達と逢えたことが嬉しく、もう半数のお馴染みの子供達もこの1年で大きく成長した姿を見ることが出来て嬉しく感じました。
奥森吉青少年野外活動基地親子キャンプ場に到着後、早速オリエンテーションをします。
それが終わると早速自分たちの拠点の確保です。テントの設営無くしてキャンプ生活はあり得ませんからね~。ボランティアの学生達も手伝って各班で設営していきますが、みんな手際が良くて予定していた時間よりも早く出来たようです。
夏と言えば「キャンプ」ですよね?星空の下で「テント泊」ですよね?

早くできたご褒美タイムには・・みんなで虫取り網を持ってトンボ取りです、狙いはオオルリボシヤンマです!!
男の子も女の子も網と虫かごを持ってナツアカネやノシメトンボを次々とゲット!!中にはそこには目もくれずにヤンマ一本槍の子もいました。
どうです?最近虫取り網を持った子供の集団を見たことありますか?私的には夏と言えば「虫取り」は外せません!!

子供達が虫取りに夢中になっている間にお昼ご飯の準備が整いました!夏と言えば「そうめん」ですよね?そして地元で取れたての枝豆も・・・夏と言えば「枝豆」でしょう!!

食事の後には私が担当するプログラムがあり、みんなで元気に楽しい時間を過ごしました。この時間は写真撮影が出来ませんでしたので泣く泣く割愛して・・、元気に動き回った後、喉も渇いたはずです!!そんな時、何食べます?夏と言えば・・・「スイカ」でしょ!!
今思えば・・・夏の定番「スイカ」を食べている時の子供達が一番大人しかったかも知れません!!「スイカ」には子供達のテンションをクールダウンさせる効能もあるのかも知れません。
その後は大切な一仕事!!数十年後の未来に思いを馳せて子供達にブナの苗木を植樹してもらいます。今では自分が植樹した苗木を大切に思い、毎年順調に生育しているか確認に訪れる人もいるんだとか・・・

小学生にはなかなかの重労働になる植え穴も自分で掘って、苗木選びも慎重に、そして肥料も多めに入れたりして各自植樹完了です。そしてその苗木の横に名札を立てます。日付と名前を書いて裏側には『大きくなってね』なんてメッセージも添えます。そんな姿を子供らしくて良いなぁ~なんて思っていたのですが、みんな目は真剣でした。
この後も、温泉に入り、晩ご飯を食べ、ナイトハイクをしてと盛りだくさんで初日を終了。2日目はみんなお待ちかねのカヌー!自分の手で漕いで太平湖を楽しく渡っていたはずです。。
とこれを全部書いたら相当長くなるのでこの辺で・・・
暑い日が続きますね。窓の外から聞こえる”竿灯囃子”も熱を帯びてきて東北の短い夏は今まさにクライマックスを迎えようとしています。
市街地はまだまだ厳しい暑さが続いていますが、森吉山麓高原は朝晩には涼しい風が吹いてきました。そんな中、夏休みシーズン恒例の『ふるさとサマーキャンプ』を実施いたしましたのでご報告します。
夏と言えば・・・海だ!山だ!なんて言いますよね?でももっと具体的に川遊びだ!!麦わら帽子だ!!なんだかんだ・・と色々な夏の定番が皆さんにもあると思います。私にとっては『ふるさとサマーキャンプ』が夏の定番となりました。しかもプログラム、食事も夏エキス満載です!!
主催はNPO法人冒険の鍵クーン、森吉山野生鳥獣センター運営協議会が共催しています。今年で7回目の『ふるさとサマーキャンプ』はすっかり森吉山麓の夏の風物詩になった感があります。
そこに北秋田市や秋田市などから16名の小学生が集合しました。新たに仲間に加わってくれた約半数の子供達と逢えたことが嬉しく、もう半数のお馴染みの子供達もこの1年で大きく成長した姿を見ることが出来て嬉しく感じました。
奥森吉青少年野外活動基地親子キャンプ場に到着後、早速オリエンテーションをします。
それが終わると早速自分たちの拠点の確保です。テントの設営無くしてキャンプ生活はあり得ませんからね~。ボランティアの学生達も手伝って各班で設営していきますが、みんな手際が良くて予定していた時間よりも早く出来たようです。
夏と言えば「キャンプ」ですよね?星空の下で「テント泊」ですよね?

早くできたご褒美タイムには・・みんなで虫取り網を持ってトンボ取りです、狙いはオオルリボシヤンマです!!
男の子も女の子も網と虫かごを持ってナツアカネやノシメトンボを次々とゲット!!中にはそこには目もくれずにヤンマ一本槍の子もいました。
どうです?最近虫取り網を持った子供の集団を見たことありますか?私的には夏と言えば「虫取り」は外せません!!

子供達が虫取りに夢中になっている間にお昼ご飯の準備が整いました!夏と言えば「そうめん」ですよね?そして地元で取れたての枝豆も・・・夏と言えば「枝豆」でしょう!!

食事の後には私が担当するプログラムがあり、みんなで元気に楽しい時間を過ごしました。この時間は写真撮影が出来ませんでしたので泣く泣く割愛して・・、元気に動き回った後、喉も渇いたはずです!!そんな時、何食べます?夏と言えば・・・「スイカ」でしょ!!
今思えば・・・夏の定番「スイカ」を食べている時の子供達が一番大人しかったかも知れません!!「スイカ」には子供達のテンションをクールダウンさせる効能もあるのかも知れません。
その後は大切な一仕事!!数十年後の未来に思いを馳せて子供達にブナの苗木を植樹してもらいます。今では自分が植樹した苗木を大切に思い、毎年順調に生育しているか確認に訪れる人もいるんだとか・・・

小学生にはなかなかの重労働になる植え穴も自分で掘って、苗木選びも慎重に、そして肥料も多めに入れたりして各自植樹完了です。そしてその苗木の横に名札を立てます。日付と名前を書いて裏側には『大きくなってね』なんてメッセージも添えます。そんな姿を子供らしくて良いなぁ~なんて思っていたのですが、みんな目は真剣でした。
この後も、温泉に入り、晩ご飯を食べ、ナイトハイクをしてと盛りだくさんで初日を終了。2日目はみんなお待ちかねのカヌー!自分の手で漕いで太平湖を楽しく渡っていたはずです。。
とこれを全部書いたら相当長くなるのでこの辺で・・・
2011年08月02日十二湖の仙人から学ぶ!山と海と文化を体験キャンプ
白神山地 野原七恵
先週末の7月29日(金)~31日(日)に青森県深浦町にある十二湖で第1回子どもパークレンジャーを開催しました。
十二湖周辺には、山もあり、海もあり様々な体験をすることができます!
そんな豊かな自然と、そこの文化を2泊3日で十二湖の仙人の板谷さんに案内してもらいました。
今回のキャンプには全部で24人の参加があり、地元深浦町からや弘前市、遠い子は福島県から参加してくれました。
まずは開会式を行った十二湖エコ・ミュージアムセンターで白神山地について勉強。キャンプ場に移動してからは、みんなで協力してテントをはりました。
はじめに十二湖の探検として板谷さんに細い歩道を歩いて日本キャニオンまで連れていってもらいました。
ぬかるんでいたり、細い橋がかかっているだけだったりと、不安定な足下に不安そうに歩く子もいましたが、日本キャニオンにたどり着いた時には、山が崩れて砂ばかりの景色にみんな、すごいキレイ!と感動していました。
2日目には、青池を案内してもらったり、十二湖から白神岳に通じている崩山に登山。慣れない登山にみんな大変そうでしたが、展望の良い大崩から十二湖全体や、自分たちが泊まっているキャンプ場を見たときはとても達成感がありました!
山を下りてから、山のふもとにあるわき水を飲んだときには、山の水は本当に美味しいと言って飲んでいました。

山を歩いているときには、途中途中で仙人に変わった形の葉っぱや、木の実など色々なことも教えてもらいました。
みんな子どもパークレンジャーの手帳にメモしたり、観察したりと、教わったばかりの知識をお互いに教え合いながら楽しそうに歩いていたようです。
登山後は海に移動し、磯でカニを釣ったり魚捕りをしたり。みんな登山の疲れを忘れたかのように海ではしゃいでいました。
仙人でもあり、漁師でもある板谷さんが捕ってきたサザエと、自分たちが歩いた山から採ってきた山菜を、海と山を見ながらの夕食。白神の山と、そこからつながる日本海の両方の幸を実際に味わうことができました!

日が落ちてきてからは、みんなで日本海に沈む夕日を堪能。
夕日が沈むのを待っている間に板谷さんから、海を見ながら山と海の繋がりや、自分たちがさっき食べた恵みとその豊かさについて教えてもらいました。
曇ってしまったり、もやがかかっていたりとなかなかキレイな夕日を見るのは難しいのですが、この日はみんなの行いが良いのかとてもキレイな夕日を見ることができました!

3日目には、文化の体験として板谷さんの炭焼き小屋で様々なことをさせてもらいました。
焼いてある炭を灰の中から取りだしてお土産としてもらったり、木をノコギリで切ったり、薪割りを体験したり。子どもには少し重い感じもする斧を使い薪割りをしましたが、上手く割れたときには本当に嬉しそうで、何回もやりたい!とせがむ子もいました。

最後には、みんなお待ちかねの海水浴と海釣りをしました。
板谷さんの番屋の前の、白神岳や登山をした崩山をみることができるとても景色の良い海で遊びました!
海に潜って海藻や貝・ウニを採ってきたり、網で小さいフグを捕まえたり、いろいろな魚を釣ったりしていました。
もっと遊びたい!と言う子どもたちを海から出し、みんなで3日間にあったことをふりかえり、閉会となりました。
途中、少し雨が降って心配もしましたが、3日間とも天気に恵まれ、山と海とそこの文化を体験をすることができました!様々な繋がりを学ぶことができたキャンプでした。
十二湖周辺には、山もあり、海もあり様々な体験をすることができます!
そんな豊かな自然と、そこの文化を2泊3日で十二湖の仙人の板谷さんに案内してもらいました。
今回のキャンプには全部で24人の参加があり、地元深浦町からや弘前市、遠い子は福島県から参加してくれました。
まずは開会式を行った十二湖エコ・ミュージアムセンターで白神山地について勉強。キャンプ場に移動してからは、みんなで協力してテントをはりました。
はじめに十二湖の探検として板谷さんに細い歩道を歩いて日本キャニオンまで連れていってもらいました。
ぬかるんでいたり、細い橋がかかっているだけだったりと、不安定な足下に不安そうに歩く子もいましたが、日本キャニオンにたどり着いた時には、山が崩れて砂ばかりの景色にみんな、すごいキレイ!と感動していました。
2日目には、青池を案内してもらったり、十二湖から白神岳に通じている崩山に登山。慣れない登山にみんな大変そうでしたが、展望の良い大崩から十二湖全体や、自分たちが泊まっているキャンプ場を見たときはとても達成感がありました!
山を下りてから、山のふもとにあるわき水を飲んだときには、山の水は本当に美味しいと言って飲んでいました。
山を歩いているときには、途中途中で仙人に変わった形の葉っぱや、木の実など色々なことも教えてもらいました。
みんな子どもパークレンジャーの手帳にメモしたり、観察したりと、教わったばかりの知識をお互いに教え合いながら楽しそうに歩いていたようです。
登山後は海に移動し、磯でカニを釣ったり魚捕りをしたり。みんな登山の疲れを忘れたかのように海ではしゃいでいました。
仙人でもあり、漁師でもある板谷さんが捕ってきたサザエと、自分たちが歩いた山から採ってきた山菜を、海と山を見ながらの夕食。白神の山と、そこからつながる日本海の両方の幸を実際に味わうことができました!
日が落ちてきてからは、みんなで日本海に沈む夕日を堪能。
夕日が沈むのを待っている間に板谷さんから、海を見ながら山と海の繋がりや、自分たちがさっき食べた恵みとその豊かさについて教えてもらいました。
曇ってしまったり、もやがかかっていたりとなかなかキレイな夕日を見るのは難しいのですが、この日はみんなの行いが良いのかとてもキレイな夕日を見ることができました!
3日目には、文化の体験として板谷さんの炭焼き小屋で様々なことをさせてもらいました。
焼いてある炭を灰の中から取りだしてお土産としてもらったり、木をノコギリで切ったり、薪割りを体験したり。子どもには少し重い感じもする斧を使い薪割りをしましたが、上手く割れたときには本当に嬉しそうで、何回もやりたい!とせがむ子もいました。
最後には、みんなお待ちかねの海水浴と海釣りをしました。
板谷さんの番屋の前の、白神岳や登山をした崩山をみることができるとても景色の良い海で遊びました!
海に潜って海藻や貝・ウニを採ってきたり、網で小さいフグを捕まえたり、いろいろな魚を釣ったりしていました。
もっと遊びたい!と言う子どもたちを海から出し、みんなで3日間にあったことをふりかえり、閉会となりました。
途中、少し雨が降って心配もしましたが、3日間とも天気に恵まれ、山と海とそこの文化を体験をすることができました!様々な繋がりを学ぶことができたキャンプでした。
2011年08月01日トンボ池にて
秋田 足利 直哉
この頃私の記事に誤字が多くなっています。大変失礼いたしました。日頃より注意はしているつもりですが見落としがありまして・・・今後は更に気をつけて参ります。
はい。先日チョウトンボの話をした時に、恐らく私だけが『トンボ池』と呼んでいるであろう森吉山麓のとある池の事を書きましたが、今日もその『トンボ池』から!
ある日、『そろそろ○○トンボがいる頃じゃないかな?』と思いながら向かいました。その狙いのトンボはまだまだ羽化したばかりの個体が多く本格的なハイシーズンはもう少し先かな?なんて思いながらその他の情報収集をしていると沢山のイトトンボが目に入ってきました。


青とも緑ともつかない独特の金属光沢がある中型のイトトンボでした。かなりの数の個体が見られましたが、成熟度合いの違いからか?個体差が大きく、止まる時の姿勢も羽を広げたり閉じたりとまちまちで・・もしかして色々な種類がいるのかな?とも思いましたが・・・恐らくはそのほとんどが【アオイトトンボ】だと思います。
大群がいるアカネトンボ類の親しみやすさや、ヤンマ類の憧れにも似た思いとは別に、イトトンボ類の優雅な動きは見ていると忙しさを忘れさせてくれる癒しを感じて好きです。見た目も大きく離れた複眼と青や緑などの鮮やかな体色とヒラヒラと舞う姿に魅了されています。
それに距離を保って観察しているとじっくりと付き合ってくれますし、こうして撮影にも協力的です。そんなところも好きです!
その気になって探してみるとイトトンボ類やカワトンボ類は様々な水辺に見つけることが出来ます。何かと忙しい時期でもあるかも知れませんが水辺をヒラヒラと舞うイトトンボ達に癒されてみてはいかがですか?
はい。先日チョウトンボの話をした時に、恐らく私だけが『トンボ池』と呼んでいるであろう森吉山麓のとある池の事を書きましたが、今日もその『トンボ池』から!
ある日、『そろそろ○○トンボがいる頃じゃないかな?』と思いながら向かいました。その狙いのトンボはまだまだ羽化したばかりの個体が多く本格的なハイシーズンはもう少し先かな?なんて思いながらその他の情報収集をしていると沢山のイトトンボが目に入ってきました。


青とも緑ともつかない独特の金属光沢がある中型のイトトンボでした。かなりの数の個体が見られましたが、成熟度合いの違いからか?個体差が大きく、止まる時の姿勢も羽を広げたり閉じたりとまちまちで・・もしかして色々な種類がいるのかな?とも思いましたが・・・恐らくはそのほとんどが【アオイトトンボ】だと思います。
大群がいるアカネトンボ類の親しみやすさや、ヤンマ類の憧れにも似た思いとは別に、イトトンボ類の優雅な動きは見ていると忙しさを忘れさせてくれる癒しを感じて好きです。見た目も大きく離れた複眼と青や緑などの鮮やかな体色とヒラヒラと舞う姿に魅了されています。
それに距離を保って観察しているとじっくりと付き合ってくれますし、こうして撮影にも協力的です。そんなところも好きです!
その気になって探してみるとイトトンボ類やカワトンボ類は様々な水辺に見つけることが出来ます。何かと忙しい時期でもあるかも知れませんが水辺をヒラヒラと舞うイトトンボ達に癒されてみてはいかがですか?


習慣とは恐ろしいもので・・・忙しい中でも記事の更新をしないとなんか気持ちが悪いというか、他の仕事が手に付かないというか・・そんな自分にちょっと驚いています。
今日は、とある池で見つけた”変態”の話。変態と言っても皆さんに害を与えるようなものではありませんのでご安心を。
ガマの葉に止まる1匹のカエルがいました。小さく、緑色の身体で目の後ろから鼓膜に向かって黒いラインが見えます。ちょっといびつな気もしますが鼻先の形も【ニホンアマガエル】の特徴が現れているとは思うのですが・・・・なんか違和感がありませんか?
それぞれの特徴がどれも中途半端というか典型的ではないというか・・そんな違和感の理由は何匹目かの観察で気がつきました。この個体がそうなのですが、もうお気づきになられましたよね?そうなんです!!まだオタマジャクシの尻尾が残っているのです。1枚目の写真でも尾が写っていましたが、身体に巻き付けるようになっていたので気がつきませんでした。。
歩く姿を上から見てみました。【ニホンアマガエル】のオタマジャクシってこんなに大きかったっけ?と思うほど尾が長く立派に感じられます。
オタマジャクシからカエルに変態途中のこの「カエジャクシ(←身体の大半がカエルだが、尾が残っている状態を表した勝手な造語)」は、既に陸上生活をしていて、葉の上で小さくなって体表面積を小さくして乾燥を防いでいるなどその生態もほぼカエルでした。尾が残っていることで顔つきも何処か幼く感じるのは気のせいかも知れませんが、これもまた面白い観察でした。
この後、オタマジャクシの尾が消失して完全なカエルに変わるのですが、この尾ってどうやって無くなるんでしたっけ?トカゲのように切れる?それともだんだん短くなっていってやがて消失する?あれ??皆さんは知ってますか?