2011年8月
35件の記事があります。
2011年08月11日その先の甌穴
秋田 足利 直哉
クマ出没のニュースが続きます。今日は十和田八幡平国立公園の大沼で目撃されたことが報じられています。現地を所管する鹿角自然保護官事務所でも注意喚起の看板設置などの対応をしているそうです。この他にも恐らくはニュースにならない目撃情報がかなり多くあるのではないか?と思われます。
八幡平でも森吉山麓でも、その他の山岳地域もそうだと思いますがクマに対する注意を呼びかける看板や張り紙を設置しています。いつも以上に周囲に注意を配り、ゴミなどは必ず持ち帰るなど当たり前のことを徹底する。それに加えてご自身で鈴を携行するなどして自分の存在を知らせる対策も重要です。
はい。では昨日に続いて桃洞渓谷のその先へ行ってみましょう。
と・・その前に。昨日現地では午後から雨が降り、短い時間でしたが強い雨も降りました。その雨が降る前までは渇水状態で沢の水量はちょっと見たことがないほど少なかったのですが、雨が降ったことで状況に変化があったはずです。沢歩きにはこうした情報を得ることが重要になります。水量やその他のコンディションによってとるべき行動やルートが変わることもあるからです。
こうした情報はやはり現地のガイドが一番よく知っています。ガイドを依頼する際にはこうした情報もセットで得ることが出来ます。またご自前のパーティーで向かわれる際には森吉山野生鳥獣センターにお立ち寄り頂き、案内解説員から情報を仕入れてからお出かけ下さい。
では改めて・・・桃洞滝のその先へ!!
桃洞渓谷はスラブ状の渓谷で沢床には大小様々な甌穴があります。あまりの多さに正確な数は誰にも解りません。私も数える気にはなれません・・・。そんなに沢山の甌穴がありますからその表情も実に多彩です!!滝壺が甌穴になっていたり、甌穴が連続して深い溝となっていたり、遙か昔に出来た甌穴が後の浸食によってスラブの壁に取り残されていたり・・・多種多様な甌穴があります。

こうした光景は森吉山麓では定番の光景です。赤水渓谷でもその他の渓谷でも大小いくつもの甌穴が重なり合って独特の景観を魅せています。

小さな滝とその滝壺となっている甌穴が連続するこうした眺めも決して珍しくはありません。桃洞渓谷の支沢であるこの場所は奥阿仁の金兵衛滝などと並んで特に魅力のある場所です。

この甌穴はちょっと変わっているのですがお気づきになりましたか?上流側から筋状の流れが甌穴に注いでいますがそこから流れ出る水がありません。この甌穴でも増水すると水があふれ出ていくのですが水量が少ない時は伏流のような状態になります。
3つのポイントを紹介しましたが、まだまだ桃洞滝から数百m進んだ程度でしょうか?まだ次の滝までも到達していません。。このペースでは全てをご紹介するのにかなりの時間が必要となります^^ どうかこの続きはご自身の眼でご覧下さい!!
八幡平でも森吉山麓でも、その他の山岳地域もそうだと思いますがクマに対する注意を呼びかける看板や張り紙を設置しています。いつも以上に周囲に注意を配り、ゴミなどは必ず持ち帰るなど当たり前のことを徹底する。それに加えてご自身で鈴を携行するなどして自分の存在を知らせる対策も重要です。
はい。では昨日に続いて桃洞渓谷のその先へ行ってみましょう。
と・・その前に。昨日現地では午後から雨が降り、短い時間でしたが強い雨も降りました。その雨が降る前までは渇水状態で沢の水量はちょっと見たことがないほど少なかったのですが、雨が降ったことで状況に変化があったはずです。沢歩きにはこうした情報を得ることが重要になります。水量やその他のコンディションによってとるべき行動やルートが変わることもあるからです。
こうした情報はやはり現地のガイドが一番よく知っています。ガイドを依頼する際にはこうした情報もセットで得ることが出来ます。またご自前のパーティーで向かわれる際には森吉山野生鳥獣センターにお立ち寄り頂き、案内解説員から情報を仕入れてからお出かけ下さい。
では改めて・・・桃洞滝のその先へ!!
桃洞渓谷はスラブ状の渓谷で沢床には大小様々な甌穴があります。あまりの多さに正確な数は誰にも解りません。私も数える気にはなれません・・・。そんなに沢山の甌穴がありますからその表情も実に多彩です!!滝壺が甌穴になっていたり、甌穴が連続して深い溝となっていたり、遙か昔に出来た甌穴が後の浸食によってスラブの壁に取り残されていたり・・・多種多様な甌穴があります。

こうした光景は森吉山麓では定番の光景です。赤水渓谷でもその他の渓谷でも大小いくつもの甌穴が重なり合って独特の景観を魅せています。

小さな滝とその滝壺となっている甌穴が連続するこうした眺めも決して珍しくはありません。桃洞渓谷の支沢であるこの場所は奥阿仁の金兵衛滝などと並んで特に魅力のある場所です。

この甌穴はちょっと変わっているのですがお気づきになりましたか?上流側から筋状の流れが甌穴に注いでいますがそこから流れ出る水がありません。この甌穴でも増水すると水があふれ出ていくのですが水量が少ない時は伏流のような状態になります。
3つのポイントを紹介しましたが、まだまだ桃洞滝から数百m進んだ程度でしょうか?まだ次の滝までも到達していません。。このペースでは全てをご紹介するのにかなりの時間が必要となります^^ どうかこの続きはご自身の眼でご覧下さい!!
2011年08月11日今が盛り「はすまつり」
仙台 鎌田 和子
こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。
この頃セミの鳴き声も凄いのですが、夕べ気がついたのはコオロギやウマオイなどの「秋の虫」たちがにぎやかに演奏会を開催、これからしばらくは連日開催されることでしょう。
伊豆沼では、現在「はすまつり」を開催中です。連日、ハスの花に誘われて多くの観光客が訪れています。

伊豆沼サンクチュアリセンターは3月11日と4月8日の地震で展望スペースの大きなガラスが割れてしまい大変でしたが、7月下旬にガラスの入れ替えが終了し、展望スペースからハスを眺めることができます。

伊豆沼周辺の水路ではアサザが花盛りでしたが、沼ではハスが勢力を強め、アサザやガガブタは少し控え目のようでした。

東日本大震災から5ヶ月、極楽浄土を思わせるハスの花園を船で遊覧して、目と心を癒すのも一考かもしれません。
この頃セミの鳴き声も凄いのですが、夕べ気がついたのはコオロギやウマオイなどの「秋の虫」たちがにぎやかに演奏会を開催、これからしばらくは連日開催されることでしょう。
伊豆沼では、現在「はすまつり」を開催中です。連日、ハスの花に誘われて多くの観光客が訪れています。
伊豆沼サンクチュアリセンターは3月11日と4月8日の地震で展望スペースの大きなガラスが割れてしまい大変でしたが、7月下旬にガラスの入れ替えが終了し、展望スペースからハスを眺めることができます。
伊豆沼周辺の水路ではアサザが花盛りでしたが、沼ではハスが勢力を強め、アサザやガガブタは少し控え目のようでした。
東日本大震災から5ヶ月、極楽浄土を思わせるハスの花園を船で遊覧して、目と心を癒すのも一考かもしれません。
2011年08月10日桃洞滝のその先へ
秋田 足利 直哉
各地から頻繁にクマの目撃情報が聞かれます。秋田県内では、先日秋田市での人身被害が報じられ、今日は県北部大館市の長走風穴でも駐車場や植物群落内でクマが目撃され一部を閉鎖する措置がとられたと報じられています。
森吉山麓でも多数の目撃情報を耳にしますし、森吉山野生鳥獣センター周辺でも目撃情報があり、私も何度か目撃しました。日頃から実施していただいている事とは思いますが、車外に出る際に周囲の安全確認、登山ハイキングなどの活動中は鈴などを携行して自分の存在を知られるような対策をしていただくと共に、食べ残しやその他ゴミの持ち帰りを今一度徹底していただきますようお願いいたします。
現在、森吉山野生鳥獣センターを起点とした桃洞渓谷、赤水渓谷の沢歩きはベストシーズンを迎えています。駐車場や森吉山野生鳥獣センター周辺はアブがうるさく、ブナ林ではヤブ蚊に悩まされる事となりますが、各渓谷はまさに別世界!!一切の煩わしさを感じることなく気持ちよく歩くことが出来ます。
赤水渓谷については今月観察会も予定していますので今日は桃洞渓谷をご紹介します。人気の桃洞滝までは距離にしておよそ4.2kmで一般的なハイキング装備で行くことが出来ますが、今日ご紹介する「その先へ」行くには沢歩きの専用装備が絶対必要です。勿論それを使いこなす技術も持ち合わせていなければなりません。なので今日の日記は広くPRするものではなく、装備を整え、技術も持ち合わせた方あるいは地元の沢歩きの技術を持ったガイドと同行する事を前提としています。

お馴染みの桃洞滝です。ここまでは一般的なコースとして利用されていますがこの先は全くの別物!!

しっかりとした装備と技術を兼ね備えた方のみが可能となるこの眺め!桃洞滝を横から間近に見て登っていきます。上の写真と比べるとこの写真を撮っている私がどの辺に立っているのか想像できると思います。

更に登って滝の上部に出ます。滝壺付近に小さな人影が見えます。自分の身体を確保して周囲を眺めるこの目線をどう表現したらいいのでしょうか?困ってしまいます・・・。一番良いのはご自身の眼で実際に見ていただくことでしょう。
ここから先は、桃洞滝までとは比べものにならないほどステキな世界が広がっています。ここを歩く心地よさは他の何とも比べられないほど!!行った人だけが味わうことが出来る格別な物です。
それを味わいたい方は、こちらを参考にして問い合わせして下さい。沢登りの技術を備えたガイドを紹介してくれるはずです。
この先の見所もご紹介していきたいところですが・・今日はここまで!
森吉山麓でも多数の目撃情報を耳にしますし、森吉山野生鳥獣センター周辺でも目撃情報があり、私も何度か目撃しました。日頃から実施していただいている事とは思いますが、車外に出る際に周囲の安全確認、登山ハイキングなどの活動中は鈴などを携行して自分の存在を知られるような対策をしていただくと共に、食べ残しやその他ゴミの持ち帰りを今一度徹底していただきますようお願いいたします。
現在、森吉山野生鳥獣センターを起点とした桃洞渓谷、赤水渓谷の沢歩きはベストシーズンを迎えています。駐車場や森吉山野生鳥獣センター周辺はアブがうるさく、ブナ林ではヤブ蚊に悩まされる事となりますが、各渓谷はまさに別世界!!一切の煩わしさを感じることなく気持ちよく歩くことが出来ます。
赤水渓谷については今月観察会も予定していますので今日は桃洞渓谷をご紹介します。人気の桃洞滝までは距離にしておよそ4.2kmで一般的なハイキング装備で行くことが出来ますが、今日ご紹介する「その先へ」行くには沢歩きの専用装備が絶対必要です。勿論それを使いこなす技術も持ち合わせていなければなりません。なので今日の日記は広くPRするものではなく、装備を整え、技術も持ち合わせた方あるいは地元の沢歩きの技術を持ったガイドと同行する事を前提としています。

お馴染みの桃洞滝です。ここまでは一般的なコースとして利用されていますがこの先は全くの別物!!

しっかりとした装備と技術を兼ね備えた方のみが可能となるこの眺め!桃洞滝を横から間近に見て登っていきます。上の写真と比べるとこの写真を撮っている私がどの辺に立っているのか想像できると思います。

更に登って滝の上部に出ます。滝壺付近に小さな人影が見えます。自分の身体を確保して周囲を眺めるこの目線をどう表現したらいいのでしょうか?困ってしまいます・・・。一番良いのはご自身の眼で実際に見ていただくことでしょう。
ここから先は、桃洞滝までとは比べものにならないほどステキな世界が広がっています。ここを歩く心地よさは他の何とも比べられないほど!!行った人だけが味わうことが出来る格別な物です。
それを味わいたい方は、こちらを参考にして問い合わせして下さい。沢登りの技術を備えたガイドを紹介してくれるはずです。
この先の見所もご紹介していきたいところですが・・今日はここまで!
2011年08月09日ムカシオオミダレタケ
秋田 足利 直哉
終戦から数えて今年は66年目。8月6日には広島で、今日は長崎で平和祈念式典が開催されました。その映像を見ても決して戦争がもたらした悲惨さは消えることがないものなんだと感じます。この国にみんなが安心して暮らせる本当の平和が訪れる事を願わずにはいられません。
夏休みに入って、森吉にも各地から多くのハイカーがやって来てくれています。先日も森吉山野生鳥獣センターや巡視先で何人かの方々とお話しさせていただきました。このエリアの近況や滝の話、クマゲラの話、クマの話、紅葉の話、沢歩きの話などなど皆様からの質問に答えつつ、自分が働くエリアの魅力を伝えるのはアクティブレンジャー冥利に尽きますね!!これからもっともっと広く、楽しく、そして掘り下げて魅力を発信していきたいと思います。
そこで今日の日記は最近ちょっと注目が高まっているかな?と感じているキノコ観察から。
秋田では秋が近づくと多くの本屋さんでキノコ関連のコーナーが特設されます。それだけ関心や注目が高まっている事が解りますが、その書籍を読んでみるとキノコ観察の楽しいエピソードが書かれていたり、食べるだけじゃなく、野鳥や昆虫等と同じように観察対象として受け入れられている事を感じます。
森吉山野生鳥獣センターでも昨年と今年『森吉ブナ帯のキノコ』の写真展を開催しましたが好評を頂きました。そう言えば、ある時仲間のアクティブレンジャーが自己紹介で『最近はキノコに興味があります!』と話していました。今、観察対象としてのキノコが暑いのかも・・・?
この日記でこれまでも様々なキノコを取り上げてきたように森吉山麓には様々なキノコが発生します。今年も色々なキノコを観察しているところですが、先日初めて見るキノコに遭遇しました。


一見するとごく普通のキノコのようにも見えましたがよく見ると柄はなく、傘と思った部分もハッキリとは定まりません。
顔の周囲をうるさく飛ぶヤブ蚊に集中力を奪われながらも観察を続けましたが見れば見るほど、傘があって柄があって・・的な一般的なキノコとはかけ離れているように感じます。カメラを構えた間に十箇所程刺され敢えなく撤退し、事務所に戻って調べることにしました。
しかしどのキノコの仲間なのかも見当が付かなかったので図鑑を片っ端から見ていく作戦をとりました。で何となくこういうタイプは後ろから見た方がいい気がしたのでそうすると・・・意外に早く『これかな?』と思うキノコが見つかりました。数冊調べて、ネットでも調べてみて、どうやら【ムカシオオミダレタケ】というキノコだと解りました(多分・・・)。
調べてみて、分類上はキクラゲの仲間で、日本人が新種として発表したそうで、発生頻度も「時々」で・・・と色々と興味をそそるキノコでした。
特に気になったのがこのキノコの漢字表記。私が調べた中では漢字で表記されている物が無く不明なままですが・・・【ムカシオオミダレタケ】を漢字にしたら?
夏休みに入って、森吉にも各地から多くのハイカーがやって来てくれています。先日も森吉山野生鳥獣センターや巡視先で何人かの方々とお話しさせていただきました。このエリアの近況や滝の話、クマゲラの話、クマの話、紅葉の話、沢歩きの話などなど皆様からの質問に答えつつ、自分が働くエリアの魅力を伝えるのはアクティブレンジャー冥利に尽きますね!!これからもっともっと広く、楽しく、そして掘り下げて魅力を発信していきたいと思います。
そこで今日の日記は最近ちょっと注目が高まっているかな?と感じているキノコ観察から。
秋田では秋が近づくと多くの本屋さんでキノコ関連のコーナーが特設されます。それだけ関心や注目が高まっている事が解りますが、その書籍を読んでみるとキノコ観察の楽しいエピソードが書かれていたり、食べるだけじゃなく、野鳥や昆虫等と同じように観察対象として受け入れられている事を感じます。
森吉山野生鳥獣センターでも昨年と今年『森吉ブナ帯のキノコ』の写真展を開催しましたが好評を頂きました。そう言えば、ある時仲間のアクティブレンジャーが自己紹介で『最近はキノコに興味があります!』と話していました。今、観察対象としてのキノコが暑いのかも・・・?
この日記でこれまでも様々なキノコを取り上げてきたように森吉山麓には様々なキノコが発生します。今年も色々なキノコを観察しているところですが、先日初めて見るキノコに遭遇しました。


一見するとごく普通のキノコのようにも見えましたがよく見ると柄はなく、傘と思った部分もハッキリとは定まりません。
顔の周囲をうるさく飛ぶヤブ蚊に集中力を奪われながらも観察を続けましたが見れば見るほど、傘があって柄があって・・的な一般的なキノコとはかけ離れているように感じます。カメラを構えた間に十箇所程刺され敢えなく撤退し、事務所に戻って調べることにしました。
しかしどのキノコの仲間なのかも見当が付かなかったので図鑑を片っ端から見ていく作戦をとりました。で何となくこういうタイプは後ろから見た方がいい気がしたのでそうすると・・・意外に早く『これかな?』と思うキノコが見つかりました。数冊調べて、ネットでも調べてみて、どうやら【ムカシオオミダレタケ】というキノコだと解りました(多分・・・)。
調べてみて、分類上はキクラゲの仲間で、日本人が新種として発表したそうで、発生頻度も「時々」で・・・と色々と興味をそそるキノコでした。
特に気になったのがこのキノコの漢字表記。私が調べた中では漢字で表記されている物が無く不明なままですが・・・【ムカシオオミダレタケ】を漢字にしたら?
2011年08月08日もうひとつオススメです
秋田 足利 直哉
今日は二十四節気の「立秋」です。しかし秋田でもまだまだ夏のピークを感じさせる暑い日が続きます。そろそろ朝晩の涼しさを感じたいものですが・・
週末にオススメしたい事を書きながら・・・何とも残念なことになってしまいましたが懲りずに(本当に懲りずに・・^^)今日も『オススメ』を!!しかも場所も、背景も全く一緒ですけど・・・(笑)
現在、大潟にはたっくさんの【チョウトンボ】が舞っています。特に南の池には沢山の【チョウトンボ】がいて、しかもそこには蓮の花が咲いているという・・それはもう絵になる光景です!!


普段はヒラヒラと舞う【チョウトンボ】ですが、自分の縄張りに他者が侵入したとき等には意外なほどのスピードで飛んだりもします。優雅に見えてもそこは厳しい自然界ですね。
どうでしょう?この光景。オススメです!!
蓮の花の見頃は残すところあと僅か・・・この光景が見られるのも残り僅かとなりました。今週なら未だ間に合うかな??
週末にオススメしたい事を書きながら・・・何とも残念なことになってしまいましたが懲りずに(本当に懲りずに・・^^)今日も『オススメ』を!!しかも場所も、背景も全く一緒ですけど・・・(笑)
現在、大潟にはたっくさんの【チョウトンボ】が舞っています。特に南の池には沢山の【チョウトンボ】がいて、しかもそこには蓮の花が咲いているという・・それはもう絵になる光景です!!


普段はヒラヒラと舞う【チョウトンボ】ですが、自分の縄張りに他者が侵入したとき等には意外なほどのスピードで飛んだりもします。優雅に見えてもそこは厳しい自然界ですね。
どうでしょう?この光景。オススメです!!
蓮の花の見頃は残すところあと僅か・・・この光景が見られるのも残り僅かとなりました。今週なら未だ間に合うかな??
2011年08月08日関西学院大学の学生がインターンに来ています。
磐梯朝日国立公園 羽黒 佐々木 大樹
8月に入ってからまた暑くなりましたね。一時期涼しくなったので安心していたのですが、やはり夏。節電の夏ですが、皆さん体調管理には気をつけてください。
さて、8月4日から関西学院大学の学生さん5名が月山ビジターセンターにインターンに来ていますのでその様子をお伝えします^^
8月5日は、月山ビジターセンターで弥陀ヶ原湿原観察会が行われたので、その補助を行ってもらいました。

素晴らしい天気。月山に来るのは初めてということで、壮大な月山の自然に感激している様子で、こちらも嬉しくなりました^^
最後の月山登山情報は月山ビジターセンターにある情報板です。観察会後はその情報板の更新作業を行いました。
完成後に見に行くとびっくり。とても素敵な情報板になっていました。
月山ビジターセンターの清掃作業の様子です。

「月山ビジターセンターでは、こんな風にいつも掃除をしてお客さんが気持ちよく来てくれるように維持管理しています」ということを体験してもらいました。
自然観察プログラム作りの研修の様子です。羽黒集団施設地区内の遠路で自然観察プログラムを作ってもらい、最後に発表会をしてもらいました。

パークボランティアからも意見をもらいました。学生さんから提案はとても新鮮な意見もあり、正直驚きました。
発表後会後には、交流会ということでみんなでバーベキューをしました^^
実は私も学生の頃に、ビジターセンターのような施設の研修や実習にたくさん行きました。このような体験は、今でも印象に残っています。何かを感じてもられば嬉しいです。今週10日まで研修は続きますのでまた報告します。
さて、8月4日から関西学院大学の学生さん5名が月山ビジターセンターにインターンに来ていますのでその様子をお伝えします^^
8月5日は、月山ビジターセンターで弥陀ヶ原湿原観察会が行われたので、その補助を行ってもらいました。
素晴らしい天気。月山に来るのは初めてということで、壮大な月山の自然に感激している様子で、こちらも嬉しくなりました^^
最後の月山登山情報は月山ビジターセンターにある情報板です。観察会後はその情報板の更新作業を行いました。
完成後に見に行くとびっくり。とても素敵な情報板になっていました。
月山ビジターセンターの清掃作業の様子です。
「月山ビジターセンターでは、こんな風にいつも掃除をしてお客さんが気持ちよく来てくれるように維持管理しています」ということを体験してもらいました。
自然観察プログラム作りの研修の様子です。羽黒集団施設地区内の遠路で自然観察プログラムを作ってもらい、最後に発表会をしてもらいました。
パークボランティアからも意見をもらいました。学生さんから提案はとても新鮮な意見もあり、正直驚きました。
発表後会後には、交流会ということでみんなでバーベキューをしました^^
実は私も学生の頃に、ビジターセンターのような施設の研修や実習にたくさん行きました。このような体験は、今でも印象に残っています。何かを感じてもられば嬉しいです。今週10日まで研修は続きますのでまた報告します。
2011年08月08日蒲生干潟のいきもの 「ほのぼの親子」
仙台 鎌田 和子
東北の夏まつり、みなさんは楽しまれましたか?仙台七夕も今日が最終日となりました。心なしか日が暮れるのも早くなってきた仙台です。
今日も、仙台海浜の報告です。震災から間もなく5ヶ月、蒲生干潟のがれきの撤去が進み、養魚池の水を抜いての捜索もそろそろ終盤となるのでしょうか。
7月下旬の養魚池の光景からです。

この日の調査が間もなく終わるという時のことでした。カルガモの親子発見!
荒涼とした空間に一筋の光明を見出した感じでした。

どうやら、この親子の姿は地域で作業されている方々の心と目にも癒しをあたえているようです。私たちがカルガモを見ていたら、捜索活動をされていた方から「かわいいなぁ!親子の姿はホッとするよ!」と。
がれき撤去に水抜きなど様々な重機が動いている中、子育てしているのですから。凄い!「頑張れ、お母さん!、お父さん!」応援しています。

調査では、カニを一種確認追加、クロベンケイガニのようでした。
カルガモの子どもが無事に成長すること、そして細々でも生きているいきものたちと会いたいものです。
今日も、仙台海浜の報告です。震災から間もなく5ヶ月、蒲生干潟のがれきの撤去が進み、養魚池の水を抜いての捜索もそろそろ終盤となるのでしょうか。
7月下旬の養魚池の光景からです。
この日の調査が間もなく終わるという時のことでした。カルガモの親子発見!
荒涼とした空間に一筋の光明を見出した感じでした。
どうやら、この親子の姿は地域で作業されている方々の心と目にも癒しをあたえているようです。私たちがカルガモを見ていたら、捜索活動をされていた方から「かわいいなぁ!親子の姿はホッとするよ!」と。
がれき撤去に水抜きなど様々な重機が動いている中、子育てしているのですから。凄い!「頑張れ、お母さん!、お父さん!」応援しています。
調査では、カニを一種確認追加、クロベンケイガニのようでした。
カルガモの子どもが無事に成長すること、そして細々でも生きているいきものたちと会いたいものです。
2011年08月05日オススメです
秋田 足利 直哉
今日の最高気温は35度を超えたんだとか・・陽に照らされながら数時間巡視しましたが「こりゃヤバイな・・」と思ったほど。まだまだ暑い日が続きます。熱中症には充分に気をつけましょう!!
今日は「絵心があれば是非描いてみたい」と思うような綺麗な光景を紹介します。南の池の蓮の花が咲いた中に【カワセミ】が佇む光景はかつて、東北アクティブレンジャー写真展の『アクティブレンジャーのおすすめスポット』でもイチオシした光景です。今年も幸運なことにその光景に出会うことが出来ました!!

蓮の花の具合からしてこの週末が最後のチャンスかも知れません!!成鳥から幼鳥まで何羽かが入れ替わりでやって来てくれるのでジッと待てば必ずチャンスがやって来ることでしょう!!
さぁ!この週末『何処かに野鳥を見に行こう』と思っている方は大潟村の「南の池」もプランに入れることをオススメします!!
今日は「絵心があれば是非描いてみたい」と思うような綺麗な光景を紹介します。南の池の蓮の花が咲いた中に【カワセミ】が佇む光景はかつて、東北アクティブレンジャー写真展の『アクティブレンジャーのおすすめスポット』でもイチオシした光景です。今年も幸運なことにその光景に出会うことが出来ました!!

蓮の花の具合からしてこの週末が最後のチャンスかも知れません!!成鳥から幼鳥まで何羽かが入れ替わりでやって来てくれるのでジッと待てば必ずチャンスがやって来ることでしょう!!
さぁ!この週末『何処かに野鳥を見に行こう』と思っている方は大潟村の「南の池」もプランに入れることをオススメします!!
2011年08月04日抜け殻探し 最後には・・
秋田 足利 直哉
暑いです。ジッとしていてもじわじわと汗がにじんできます。
当事務所が入居するビルの同じフロアでエアコンを使用していないのは当事務所だけのようで、いつもなら入口全開のオフィスでも今日はドアが閉まっています。
そんな日でも私たちはスーパークールビススタイルで仕事しているのでどうにか過ごせています。やっぱり効果大ですよね!!
視覚的にも体感的にも涼しさを感じられる森吉山麓の渓谷沿いの歩道。その中で、森吉山野生鳥獣センターを出発して直ぐの「立川」沿いの道は緩やかに流れる川面が直接眺められて特に涼しいところです。
その道のもう一つの特徴が『昆虫の抜け殻が多くしかも見やすい』こと。私もついつい寄り道をしてしまう場所です。

トンボの抜け殻です。見えにくいですがこの向こう側にも違う種類のトンボの抜け殻があります。
幼虫時代を渓流で過ごした種が渓谷沿いのブナ林にやってきてここから空へと飛び立っていったようです。

セミの抜け殻です。これまた見にくいかも知れませんが真下にもう一つ抜け殻があります。どうやら同じ種類のセミのようでした。
この時期、森吉山野生鳥獣センターから伸びる各コースで見られるセミは【エゾゼミ】と【コエゾゼミ】が多いようです。こちらは【コエゾゼミ】ですかね?春先に聞こえていたエゾハルゼミの大合唱とは大きく趣をかえた涼しげで控えめな音がブナの高いところから聞こえてきます。
と、巡視の行き帰りで片側ずつチェックして沢山の抜け殻達を見つけ、もうそろそろ道が渓谷から逸れて行くその直前!!

『あっ!抜け殻が動いている』なんて思ってしまいましたがそんなはずはありません^^
これから成虫になろうとしているセミの終齢幼虫が木を登っていました。まだまだ陽が高い時間ではありましたが、この感じだと、これから羽化するつもりようです。『やったぁ~羽化シーンが見られる!!』とウキウキしたのも束の間・・・。ここでカメラの充電が切れました。なんというミスを犯してしまったんでしょうか(泣)
当事務所が入居するビルの同じフロアでエアコンを使用していないのは当事務所だけのようで、いつもなら入口全開のオフィスでも今日はドアが閉まっています。
そんな日でも私たちはスーパークールビススタイルで仕事しているのでどうにか過ごせています。やっぱり効果大ですよね!!
視覚的にも体感的にも涼しさを感じられる森吉山麓の渓谷沿いの歩道。その中で、森吉山野生鳥獣センターを出発して直ぐの「立川」沿いの道は緩やかに流れる川面が直接眺められて特に涼しいところです。
その道のもう一つの特徴が『昆虫の抜け殻が多くしかも見やすい』こと。私もついつい寄り道をしてしまう場所です。

トンボの抜け殻です。見えにくいですがこの向こう側にも違う種類のトンボの抜け殻があります。
幼虫時代を渓流で過ごした種が渓谷沿いのブナ林にやってきてここから空へと飛び立っていったようです。

セミの抜け殻です。これまた見にくいかも知れませんが真下にもう一つ抜け殻があります。どうやら同じ種類のセミのようでした。
この時期、森吉山野生鳥獣センターから伸びる各コースで見られるセミは【エゾゼミ】と【コエゾゼミ】が多いようです。こちらは【コエゾゼミ】ですかね?春先に聞こえていたエゾハルゼミの大合唱とは大きく趣をかえた涼しげで控えめな音がブナの高いところから聞こえてきます。
と、巡視の行き帰りで片側ずつチェックして沢山の抜け殻達を見つけ、もうそろそろ道が渓谷から逸れて行くその直前!!

『あっ!抜け殻が動いている』なんて思ってしまいましたがそんなはずはありません^^
これから成虫になろうとしているセミの終齢幼虫が木を登っていました。まだまだ陽が高い時間ではありましたが、この感じだと、これから羽化するつもりようです。『やったぁ~羽化シーンが見られる!!』とウキウキしたのも束の間・・・。ここでカメラの充電が切れました。なんというミスを犯してしまったんでしょうか(泣)


第1回については下記をご覧下さい。
http://c-tohoku.env.go.jp/blog/2011/07/1435.html
インターンに来ている学生の皆さんにもお手伝いしていただきました。
カブトムシトラップでは、カブトムシが好きなバナナを黒砂糖とお酒に浸してトラップを仕掛けます。昼間に仕掛けて夜に見に行きます。森でのカブトムシに役割についても学びます。
鷹ノ巣キャンプ場内でのクイズラリーでは、みんな元気に走り回っていました。
夜ご飯はやっぱりキャンプの定番のカレーです! 火をおこしてみんなでカレーを作りました。
日が暮れた後は、ナイトハイク。昼間に仕掛けたカブトムシトラップを確認してみると・・・カブトムシやクワガタがたくさんみつかりました!
昼間走り回ったこともあって、その日の夜はみんなグッスリ。
朝ラジオ体操をして眠気を覚ましてみんなで朝ご飯を作ります。
その後はバードコール作って、野鳥の生態や特徴について学びました。昼食後はお楽しみにスイカわりをしました!
最後にこのキャンプの振り返りをして、捕まえたカブトムシは「ありがとう~」と御礼をして、森に返しました。
子どもたちとのキャンプ。とても楽しかったです^^ 前回に引き続き参加してくれた子もいました。
第3回は10月8日に行います。みんなまた来てくださいね!
(インターンの学生の皆さんは今日研修を終えて帰りました。ありがとうございました。)
第3回については、こちらをご覧下さい。