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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

コチドリ水浴び

2011年07月21日
秋田
 今日の秋田は最高気温が30度に達しない例年並みの気温だったそうですが・・屋外で業務にあたっていると、そうとは思えない暑さでした。
 現場では色々な思いを抱きながら精一杯努力している方や一生懸命に尽くして下さる方がいて本当に頭が下がる思いがします。その一方で・・・『はぁぁぁ・・・』とため息をつきたくなる事も・・・。

 そんなストレスは溜めたらいけませんから、その日の内にスッキリとさせないといけませんね?と言うことで・・・今日の日記は久しぶりの『水浴び』です。



 現在、大潟を回っていると巣立ち雛を連れた【コチドリ】一家をよく見かけます。小さな身体にカモフラージュ効果の高い【コチドリ】達が繁殖活動をしている最中はなかなか見かけることはありませんが、水辺では容易に見つけることが出来ます。
 この日も暑い暑い日で・・・見る鳥見る鳥みんな口を開けてはぁはぁと苦しそうだな~と思いながら巡視・調査していました。心なしか水辺に集まっている野鳥が多かった様に感じます。この水辺には【コチドリ】の他にトウネン、ケリ、ハクセキレイ、コサギ、チュウサギ、アマサギ、アオサギ、ヒバリ等が集まっていました。その中で最も羽数が多かった【コチドリ】は採餌する者、羽繕いする者、歩き回る者、水浴びする者など様々でした。






 水浴びをしていた【コチドリ】成鳥です。浅瀬に濁った水が溜まっている場所で、お腹、尾羽(1枚目参照)、翼(2枚目参照)、背中、頭(3枚目参照)に念入りに水を浴びせるように激しく動いていました。ジッと観察していると水浴びする順番にも拘りがあるのか?一度何かがあって中断すると又最初からやり直していました。

 毎度思うことですが・・・こんなににごった水を浴びているのにどうしてこの綺麗な白い羽が維持できるのか?不思議です。
 水を浴びた後は、軽くひとっ飛びして水気を切り、スッキリした様子で過ごしているようでした。