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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

活動開始時間

2011年06月30日
秋田
 秋田は今日も雨、しかも時々土砂降り。バケツをひっくり返したような・・っていうくらい。久しぶりに車のワイパーを最速にしました。




 はい。ではいつものように・・・


 早朝5時からある調査をした時のこと・・担当した区域に到着するとオオジシギとオオヨシキリとカッコウの鳴き声があちこちから聞こえていました。その他はアオサギやゴイサギが上空を行き来する様子が見られ、ハシボソガラスも活動を始めていました。
 この場所は、ヨシを主体とした草原で周囲には防風林があり、大きな建造物があり、それほど交通量は多くないものの直ぐ道路もあります。広さは陸上競技場と野球場を合わせたくらいの広さです。当日の天気は薄曇りで太陽も顔を覗かせたり隠れたり・・という状況でした。草原にはたっぷりの朝露があります。

 そのうち・・スズメが忙しく動き出し始め、カワラヒワやキジバトも何処かへ向かって飛んでいきました。調査開始から30分ほど経過したでしょうか・・・


 ようやく『草原性鳥類』達が本格的に活動を開始しました。ホオアカがコジュリンが、ヒバリが、そして【コヨシキリ】も!!


 たまたま私が担当したエリアだけがこの様な状況だったのかも知れませんが・・【コヨシキリ】はスロースターターでした。しかし一度スイッチが入れば休む間もなく鳴き続け、私が居ても特に気にせず、ソングポストから美声を響かせていました。


 そしてこのエリアで過ごすこと90分。この間に見られた猛禽類はトビのみ!!この場所ならばノスリ・チョウゲンボウ・チュウヒが見られるはずですが・・・。
 更に大分時間が経過してこの近くを通った際にはノスリとチュウヒの姿を確認する事が出来ました。どうやら猛禽類たちは更にスロースターターのようです。


 「日の出と共に」、時には「まだ暗いうちから」鳴き始めると言われる小鳥たちですが【コヨシキリ】はちょっとゆっくり目に活動を開始していました。猛禽は更にのんびりと活動を開始するようです。