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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

【実施報告】自然観察会『新緑のブナ林を散策・桃洞滝を訪ねる』

2011年06月13日
秋田
 事務所のある秋田市内は一日イッパイどんよりとしていたらしいのですが、森吉では天気予報を裏切って、昼前から青空が広がり気持ちの良い天気の中、自然観察会を実施しました。タイトルには『新緑の・・』とあるのですが、この時期は既に『新緑』から『深緑』へと移り変っていて、周囲の森では林床へは陽光が届かないくらい葉が生い茂ってきています。なのでタイトルの『新緑』は『深緑』に置き換えてご覧下さい。



 この観察会には毎年多くの方々にお申し込みいただき、大人数で実施しているのですが今年も定員を上回る38名の皆さんにご参加いただいて実施しました。
 今回も地元で長きにわたって活動しているベテランガイド達に講師をしていただきながら12~14人の3斑に分かれて森吉山野生鳥獣センターから桃洞滝を目指しながら散策しました。
 森吉山野生鳥獣センターは初めてこられる方々は決まって『本当にこの先に建物なんかがあるんだろうか?と心配になった・・』と口を揃えるほど山深い場所にあります。なので出発して直ぐにブナの原生林に足を踏み入れることが出来ます!!


 出発して直ぐにこの景色の中を歩いていくんです。東北を中心に各地にブナの森が広がっては居ますが、いきなりこれだけの豊かな森に入っていける場所は少ないはずです。


 この森には多くの生きものたちがいます。そしてその痕跡も多数見つかります。講師陣も参加された方々も足下の花を見て、樹上のアニマルトラックを見て、遠くの水辺を見て・・と観察に忙しくなかなか前に足が進みませんでした。


 講師陣もそれぞれに豊富なネタを持っているし、参加された方々も強い興味関心を示してくれます。講師陣は『もっと伝えたいネタがあったのに・・』と話していましたし参加された方からも『久しぶりに楽しく勉強することが出来た^^』『今日は色々教えてもらって大収穫だった^^』と言っていただきました。



 ご参加下さいました皆さんどうもありがとうございました。そしてお疲れ様でした。森吉山野生鳥獣センター運営協議会ではこの後も自然観察会を予定しております。またのご参加をお待ちいたしております。