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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

春満ちて

2011年05月18日
十和田
 早春の気配だった十和田湖にも生気が充ち満ちてきました。先週辺りから樹木の葉が開き始め、サクラが開花、夏鳥もやってきて活気づいております。

 特に蔦、奥入瀬渓流、十和田湖は今新緑が見頃を迎えています。


蔦の瓢箪沼


奥入瀬渓流の新緑


十和田湖畔休平桂ヶ浜より秋田県側

 植物はキクザキイチゲ(キクザキイチリンソウ)が日陰でぽつぽつ見られる程度で終盤を迎え、ニリンソウ、スミレサイシンが見頃、樹木はオオカメノキ、キタコブシが白い花を咲かせています。
 休屋ではアナグマの目撃が増え始め、今日はモンシロチョウを見つけました。サクラはばらつきがあり、大体12日頃に咲き始め、現在は既に終盤のものから散り始めのもの、見頃のものと様々です。ただ休屋のサクラの名所である北駐車場では、冬場ウソに食べられてしまったのか花付きが良くないようです。
 夏鳥は5月3日にセンダイムシクイ、ウグイスの初鳴きを聞き、先週キビタキの少し下手なさえずりが聞かれるようになりました。

 続々と見られるもの聞かれるものが増えていき緑が増えていく様は、春という季節のど真ん中にいるのだと実感させられます。