アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
身の丈で
2011年04月06日
秋田
ここ南の池の周囲はかなり浅くなっています。そこで【コガモ】達が餌を採っていました。単に嘴を水中に入れているだけのように見えますがこれで餌を採っている最中です。
日本に飛来するカモの仲間で最も小型の【コガモ】が首を下げただけで餌が採れてしまう。しかも大して探さずともどんどん頬張れるほど餌も豊富なようです。南の池は小さな【コガモ】の身の丈にあった環境のようです。カモの群れがここを気に入って過ごしているのもこうした環境があるからなんでしょうね。
『身の丈で』
先日、大潟草原鳥獣保護区の管理棟に来られた地元の方とお話ししていたとき、震災からの復興の話になりました。
その方曰く、『俺は農家だから復興の視点も農家の立場で考えることになる』とのこと。まずもって「野菜等の出荷制限について」や「津波が押し寄せた農地のナトリウムの影響」についてどうしたものか?自分ならどうするか?自分に何が出来るか?などと考えているのだそうです。
お気に入りに入れていつも拝見している知人のブログにも震災について書かれた記事があります。
ある日、山のガイドを生業としている知人が、仲間達と共同して被災地へ行って支援を始めた事が書かれていました。交替で一定期間支援できる体制を整えたとのことでした。
また、秋田出身の知人のブログに『被災地の子供達にボールを届けよう』という取り組みに協力したことが書かれていました。そして『サッカー好きとして。○○好きとして。○○な者として。そして、東北を愛するものとして。いろんな立場からできることがあるんだなあと実感。』と感想が述べてありました。
調べてみると、各地で実に様々な支援が始まっていたり計画されているようです。こうしてみていくと自分の身の丈にあった支援も必ず見つかります。私もいくつか参加できそうなものを見つけていますのでその輪に加わろうと思います。
またアクティブレンジャーとして、アクティブレンジャーの視点で出来る支援もあると思えてきたの具体的に行動していこうと思います。自分の身の丈にあった行動を!!