アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
例えば・・オシャレを楽しむとか
2011年04月04日
秋田
1年を通じて観察が可能な【ダイサギ】ですがこの時期はいつもよりお洒落度がアップしていて観察する私も何だかワクワクしちゃいます。
背中の飾羽が華やかで、足も色づいています(頭部の羽は風の悪戯、冠羽ではありません、念のため)。いつもシンプルな装いでクールな行動を見せる【ダイサギ】もこの時期は何だかテンションが上がって見えるのは気のせいでしょうか?
『例えば・・オシャレを楽しむとか』
震災後、友人が努める某アウトドアショップに行った時。地震発生当初の話を聞いて、周辺の状況を聞いたあと・・・店内を見るとヘッドランプやガスカードリッジなどが品薄の状態でした。友人によると直後からヘッドランプを求めるお客さんが多くて、停電が解消されてからも引き続きヘッドランプや非常食等が売れて、更には本来ならばシーズンオフで売れ残りがちなダウンジャケットが続々と売れたんだとか・・・。
お客さんの数はそれほど大きく変化していないかも知れないけど、売れる品物が偏っているという・・・。本来ならばそろそろ春物の洋服が売れはじめる頃。お店にも春らしい華やかな洋服が多数入荷しているが・・・そちらはイマイチ低調なんだそうです。見ているだけで楽しくなるような洋服がいっぱいあるのに・・・。
友人は『震災以来なんとなくみんな元気が無くて、会話しててもテンション上がらないみたいなんだよね・・』と話していました。最近よく耳にするようになった『被災地以外の地域に元気がない!』という現象がこんなところにも現れているようです。このままでは日本中がテンションの上がらない、なんか元気がない状態に陥ってしまいそうです。そういうのはちょっと違うんじゃないか?って思うんです。
そこで!!ちょうど季節も春に変わることですし、例えばオシャレを楽しんでみたらどうでしょう?贅沢や浪費をしなくてもお気に入りの洋服を着るだけでちょっとイイ気分になりません??ちょっと元気が出ませんか??
支援物資を出す事によって被災地を直接支援する事が出来ます。募金によって復興の手助けをすることが出来ます。スポーツや芸術で被災地を勇気づける事が出来ます。でもそれだけじゃなくて私たち一人一人も元気を出すことで間接的かもしれませんが被災地を明るくすることが出来るんじゃないかなと思うんです。