アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
野鳥と野鳥が暮らす環境の観察会Part1
2011年01月18日
秋田
連日、雪と低温の日々が続く秋田県内。そろそろ寒の緩みを期待したいところですが週間予報にはずらっと雪だるまが並びました。中には斜めに傾いた雪だるまもあったような・・・。まだまだ雪かきの疲れが積み重なるかと思うと・・・ふぅ。
はい。今日は日曜日に実施した、いつもとはちょっと違った観察会の様子をお伝えします。
そのタイトルですが、普段であれば『野鳥観察会』としているところ今回は『野鳥と野鳥が暮らす環境の観察会』と題して行いました。サブタイトルを『野鳥の暮らしに思いをはせる2days』として2回に分けて野鳥を見るだけではなく、野鳥達を取り巻く環境や鳥獣保護の取り組みなどに触れていただいたいとの思いで、企画・実施しました。
先の日曜日にはその1回目『鳥獣保護センターってどんなところ?』を実施しました。会場はこの観察会を共催していただいた秋田県自然保護課が管轄する施設で秋田県鳥獣保護センターとその周辺です。
秋田県鳥獣保護センターは文字通り鳥獣保護に携わる機関で主に怪我をしたり弱ってしまった野生鳥獣を収容し、養生し野生復帰を助ける業務を担っています。
今回はその秋田県鳥獣保護センターの職員の方に昨年度と今年度の12月末までに行った収容の実例を語っていただきました。
日頃の業務の様子を生々しく語ってくださる職員の方のお話しを参加された皆さんは熱心に聞き、収容される鳥獣の数の多さと種類の多さに驚いた様子でした。
続いて野外に出て里山とため池の野鳥観察です。「日本野鳥の会あきた」にご協力を頂き、講師を務めていただきました。
野鳥と野鳥が生活する環境を観察するには双眼鏡がしっかり自分に合った状態でなくてはなりません。なので出発前に先ずは自分用に双眼鏡を調整します。
準備万端整って観察を始めたのですが・・・耳を澄ましても・・眼を凝らしても里山の野鳥達との出会いがありません。これも自然界での出来事です。こんな時もどうして野鳥達の姿が少ないのか?このように荒れた天気の日が続くと野鳥達は何処でどのようにして過ごしているのか?思いを馳せていきます。
ため池にはマガモを初めたくさんの水鳥達がいました。ここの特長は野鳥達との距離の近さ!!どういう訳か・・・?1羽たりとも逃げることなくこの距離で観察することが出来ます。
肉眼でも充分に観察できる距離にいるカモ達を双眼鏡やスコープを使って入念に観察します。参加された方からは『カモの爪なんて初めて見た』とか『嘴の先に爪のようなモノがあるなんて初めて知った』といつもより身近で見られる利が存分に感じられる感想が聞かれました。
いつもの野鳥観察であれば『あれが○○という鳥です』とか『あの△△という鳥はこういう特長があります』といった解説をするところですが今回は餌を得られる環境や天敵から身を守る事など野鳥の周りの環境に関する解説を多くしていただきました。
ある参加者さんから『いつものような野鳥観察会もたくさん野鳥が見られて楽しいんだけど正直な話、数が多くなるとなかなか全部を覚えられないんだけど今回のように野鳥の名前や見た目だけではなくて生活環境や身体の仕組みについて教えて貰えると凄く興味を持てるし、印象にも残る。今日は○○○を教えて貰ってこれだけでも来て良かったと思う』と声をかけていただきました。この感想を頂けただけで今回の観察会は大成功です。
次回も「来て良かった」と言っていただけるように精一杯頑張ります。ではまた次の日曜日にお会いしましょう!!
はい。今日は日曜日に実施した、いつもとはちょっと違った観察会の様子をお伝えします。
そのタイトルですが、普段であれば『野鳥観察会』としているところ今回は『野鳥と野鳥が暮らす環境の観察会』と題して行いました。サブタイトルを『野鳥の暮らしに思いをはせる2days』として2回に分けて野鳥を見るだけではなく、野鳥達を取り巻く環境や鳥獣保護の取り組みなどに触れていただいたいとの思いで、企画・実施しました。
先の日曜日にはその1回目『鳥獣保護センターってどんなところ?』を実施しました。会場はこの観察会を共催していただいた秋田県自然保護課が管轄する施設で秋田県鳥獣保護センターとその周辺です。
秋田県鳥獣保護センターは文字通り鳥獣保護に携わる機関で主に怪我をしたり弱ってしまった野生鳥獣を収容し、養生し野生復帰を助ける業務を担っています。
今回はその秋田県鳥獣保護センターの職員の方に昨年度と今年度の12月末までに行った収容の実例を語っていただきました。
日頃の業務の様子を生々しく語ってくださる職員の方のお話しを参加された皆さんは熱心に聞き、収容される鳥獣の数の多さと種類の多さに驚いた様子でした。
続いて野外に出て里山とため池の野鳥観察です。「日本野鳥の会あきた」にご協力を頂き、講師を務めていただきました。
野鳥と野鳥が生活する環境を観察するには双眼鏡がしっかり自分に合った状態でなくてはなりません。なので出発前に先ずは自分用に双眼鏡を調整します。
準備万端整って観察を始めたのですが・・・耳を澄ましても・・眼を凝らしても里山の野鳥達との出会いがありません。これも自然界での出来事です。こんな時もどうして野鳥達の姿が少ないのか?このように荒れた天気の日が続くと野鳥達は何処でどのようにして過ごしているのか?思いを馳せていきます。
ため池にはマガモを初めたくさんの水鳥達がいました。ここの特長は野鳥達との距離の近さ!!どういう訳か・・・?1羽たりとも逃げることなくこの距離で観察することが出来ます。
肉眼でも充分に観察できる距離にいるカモ達を双眼鏡やスコープを使って入念に観察します。参加された方からは『カモの爪なんて初めて見た』とか『嘴の先に爪のようなモノがあるなんて初めて知った』といつもより身近で見られる利が存分に感じられる感想が聞かれました。
いつもの野鳥観察であれば『あれが○○という鳥です』とか『あの△△という鳥はこういう特長があります』といった解説をするところですが今回は餌を得られる環境や天敵から身を守る事など野鳥の周りの環境に関する解説を多くしていただきました。
ある参加者さんから『いつものような野鳥観察会もたくさん野鳥が見られて楽しいんだけど正直な話、数が多くなるとなかなか全部を覚えられないんだけど今回のように野鳥の名前や見た目だけではなくて生活環境や身体の仕組みについて教えて貰えると凄く興味を持てるし、印象にも残る。今日は○○○を教えて貰ってこれだけでも来て良かったと思う』と声をかけていただきました。この感想を頂けただけで今回の観察会は大成功です。
次回も「来て良かった」と言っていただけるように精一杯頑張ります。ではまた次の日曜日にお会いしましょう!!