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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

ノスリが増えてきた

2010年10月28日
秋田
 紅葉前線が山から里へと下りてきて街の街路樹も色付き始めました。最近は通勤時の車窓からも季節の移ろいを感じることが出来ています。事務所の窓から見える木々も赤や黄色に色付き始めています。やっぱり秋田は秋が一番イイ!!と感じている今日この頃です。



 

 と言う前段とうって変わって・・・今日は【ノスリ】を取り上げました。


 先日、南の池近くの電柱で近くの草地を見下ろしていた【ノスリ】です。

 『大潟村ではトビよりノスリの方が多いかも知れない』と愛鳥家の皆さんがおっしゃるくらいお馴染みの【ノスリ】ですが、最近はいつにも増してその姿をよく見るようになりました。

 【ノスリ】が渡りをすることは既にご存じのことと思いますが、恐らくは越冬のために渡ってきて大潟村で過ごしている個体がたくさんいるので”増えた”と感じるのかと思います。実際フィールドノートを見ても確かに確認している羽数が増えています。

 今、大潟で観察できている【ノスリ】は越冬のために渡ってきた、或いはその移動の途中の個体のようです。つまり春から夏にかけて繁殖していたあの個体と今見ている個体は違う【ノスリ】なんですね。




 観察していると・・・何だか最近は愛想の良い(?)個体が多く、写真も比較的苦労せずに撮れたりします。気のせいかも知れませんけど・・・繁殖期はどの【ノスリ】も警戒心が強く、神経を尖らせているからなのかも知れませんね。


 これからは【ノスリ】も含めた猛禽類の観察が面白くなる季節です。例えばあそこのオオタカや、あの辺りのチュウヒ・・・もっと寒くなると更に色んな種類が観察できます。いや~楽しみですね^^