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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

裏磐梯の紅葉ハイキング2010開催

2010年10月28日
裏磐梯
皆さん、こんにちは。
10月もそろそろ終わりに近づき、日に日に寒さが増している裏磐梯です。
まだ色づいていなかった木々の葉は、ようやく赤や黄色に紅葉し、駆け足で秋の風景を演出しているかのようです。

今回は、10月23日(土)全国・自然歩道歩こう月間に合わせ開催した「裏磐梯の紅葉ハイキング2010」の様子をお伝えいたします。

イベント当日は、秋晴れというにふさわしい雲一つない快晴でした。
日頃、皆さんの行いが良いのでしょうか?
実は、前日までずっとすっきりしない空模様‥
当日予定していたコースが橋の工事で通れるかわからない‥‥
今年の紅葉の色づき具合いは‥‥‥
などなど、度重なる不安を消し去ってしまうくらい、最高のコンティションでイベントはスタートしました。
今回は、遠く神奈川や新潟、そして地元からたくさんの参加者が集ってくださいました。
散策するコースも予定通り、東北自然歩道(新奥の細道)の一つ「吊り橋を渡って桧原湖畔を歩く道」桧原湖畔探勝路を、パークボランティアさん方の解説を交えながら、約2時間かけて散策しました。


散策を開始する探勝路入口まで、バスで移動します。
バスは、昔懐かしいボンネットバス。「森のくまさん」という愛称で親しまれ、11月頃まで桧原湖の周りをのんびり周遊しています。しかも、使用燃料がバイオディーゼル燃料100%ということで、とても環境に配慮した乗り物です。


自然観察の様子です。「フィールドスコープで何が見えるかな?」
好奇心旺盛なお子さん達は、とにかく目線が違います!
大人でも気づかないような、木の実やキノコなどを次々に発見します。
これが子供の目線というやつなのでしょうか??
とても感心させられると同時に、こちらも大いに勉強になります。


こちらは、ベテランパークボランティアによる、解説の様子です。
今回は紅葉がメインですが、紅葉以外にも探勝路で見られる植物や裏磐梯の歴史・文化など、ユーモアを交えつつ、わかりやすく丁寧に解説していただきました。


桧原湖畔探勝路では、一番「ヤマウルシ」がいい具合に色づいていました。
他にも「ハウチワカエデ」「イタヤカエデ」「ツタウルシ」なども綺麗に紅葉していました。
また、甘い香りがする「カツラ」は、参加者の方々に人気があったようです。

イベントは、ほぼ予定通り半日で終了し、短い一時ながら裏磐梯の自然を満喫することができたのではないかと思います。
今回、朝早くから参加してくださった参加者の皆様、協力してくださったパークボランティアの方々、本当にありがとうございました。