アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
心地良い時間
2010年10月12日
鹿角
八幡平の中腹の紅葉も今ちょうど盛りを過ぎようとしています。毎年、この時期、鬱金色に色づいたブナ林の間に点在する大沼~蒸ノ湯~大深~後生掛の素朴な温泉をのんびり歩きながら訪ねる「湯けむり紅葉路をいく自然観察会」が行われ私も参加しました。
出発前に案内にあたる八幡平ビジターセンタースタッフやパークボランティアに「COP10直前なので、生物多様性を考えるガイドを」とお願いしましたが、余計なお世話だったようです。朝方まで強く降った雨が上がり、登山道には分厚くブナの落ち葉が積もり、腐葉土と菌類と木々が放つ芳香成分が森に充満しています。こんな中で難しい生態系の話聞くより、ゆっくりと時間を過ごしたことが、参加者には印象深かったようです。
心地良い時間を提供できるのは、話術にたけたガイドよりも豊かな自然そのものという当たり前のことに改めて気づかされた1日でした。
大谷地湿原まであと僅か。ブナ林の中の休憩に自然と参加者の表情も和らぎます。
出発前に案内にあたる八幡平ビジターセンタースタッフやパークボランティアに「COP10直前なので、生物多様性を考えるガイドを」とお願いしましたが、余計なお世話だったようです。朝方まで強く降った雨が上がり、登山道には分厚くブナの落ち葉が積もり、腐葉土と菌類と木々が放つ芳香成分が森に充満しています。こんな中で難しい生態系の話聞くより、ゆっくりと時間を過ごしたことが、参加者には印象深かったようです。
心地良い時間を提供できるのは、話術にたけたガイドよりも豊かな自然そのものという当たり前のことに改めて気づかされた1日でした。
大谷地湿原まであと僅か。ブナ林の中の休憩に自然と参加者の表情も和らぎます。