2010年8月
37件の記事があります。
2010年08月04日サギ集う ~南の池編~
秋田 足利 直哉
昨日から竿灯祭りの始まった秋田市内は1年でもっとも元気で賑やかな日々が始まっています。竿灯祭りの会場は普段の通勤路にあたるのですが普段スタスタと歩く道もこの数日はまともに歩くことが出来ません。今日の帰りにも竿灯を見て帰ろうかな?
さて、先日仙台の鎌田アクティブレンジャーが『サギ集う』と題した日記を書いていました。私もこの時期サギが集結している南の池の話をしようと思っていたので失礼にてタイトルをかぶせてみました。
現在、大潟村の「南の池」には直ぐ近くにあるサギのコロニーで繁殖を終えた【アオサギ】と【ゴイサギ】が集結しています。コロニーに一番先にやってきて繁殖を始める【アオサギ】と一番最後にやってくるものの巣立ちまでの繁殖期間が短い【ゴイサギ】は既に大半が巣を離れて生活を始めています。彼らが新しい生活の場として選んでいるのが南の池の畔です。
特に多く見られるのが【ゴイサギ】です。親鳥達も今年生まれた幼鳥も混じっています。また【ゴイサギ】は羽の特長である程度、年齢も解るのですがよく見ると繁殖に参加していなかったと思われる若鳥も混じっています。

この写真にもたくさんの【ゴイサギ】が写っているのですが・・・何せ身を隠しながら過ごしているので写真に写すのが難しい・・・(←毎度言い訳ばかりしているようですけど・・)。
南の池は車で近くを通ることが出来るので車窓からでも池の様子をうかがうことは出来ますが、畔に立ってしっかり見るとビックリするほどたくさんの【ゴイサギ】が見つかりますよ!!
また【アオサギ】は道路からは死角になる場所で過ごしていることが多いので、実際に立ち寄っていただかないとこの様子を見ることが出来ません。
日中の観察では、驚かさない限りほとんど動かずジッと一点を見つめるようにして過ごしている彼らの様子を観察できます。それを見ていると毎日忙しなく色々な物に追われて過ごしている自分をたしなめてくれるような思いがします。
警戒心は張り詰められているものの、泰然自若として悠々と過ごす姿を見てきっと何かを感じていただけるはず。「動」きのある観察も楽しいですが対照的な「静」の観察もいいものです。個人的感想ですが・・・仏像やお地蔵さんも鑑賞している時の感覚と似ていますよ。
各地で行われている夏祭りが終わって秋の帳が降りる頃・・・【ゴイサギ】達は南へと移動を始めます。この集結した【ゴイサギ】の群れは今だけ!!季節限定の光景です。
さて、先日仙台の鎌田アクティブレンジャーが『サギ集う』と題した日記を書いていました。私もこの時期サギが集結している南の池の話をしようと思っていたので失礼にてタイトルをかぶせてみました。
現在、大潟村の「南の池」には直ぐ近くにあるサギのコロニーで繁殖を終えた【アオサギ】と【ゴイサギ】が集結しています。コロニーに一番先にやってきて繁殖を始める【アオサギ】と一番最後にやってくるものの巣立ちまでの繁殖期間が短い【ゴイサギ】は既に大半が巣を離れて生活を始めています。彼らが新しい生活の場として選んでいるのが南の池の畔です。
特に多く見られるのが【ゴイサギ】です。親鳥達も今年生まれた幼鳥も混じっています。また【ゴイサギ】は羽の特長である程度、年齢も解るのですがよく見ると繁殖に参加していなかったと思われる若鳥も混じっています。

この写真にもたくさんの【ゴイサギ】が写っているのですが・・・何せ身を隠しながら過ごしているので写真に写すのが難しい・・・(←毎度言い訳ばかりしているようですけど・・)。
南の池は車で近くを通ることが出来るので車窓からでも池の様子をうかがうことは出来ますが、畔に立ってしっかり見るとビックリするほどたくさんの【ゴイサギ】が見つかりますよ!!
また【アオサギ】は道路からは死角になる場所で過ごしていることが多いので、実際に立ち寄っていただかないとこの様子を見ることが出来ません。
日中の観察では、驚かさない限りほとんど動かずジッと一点を見つめるようにして過ごしている彼らの様子を観察できます。それを見ていると毎日忙しなく色々な物に追われて過ごしている自分をたしなめてくれるような思いがします。
警戒心は張り詰められているものの、泰然自若として悠々と過ごす姿を見てきっと何かを感じていただけるはず。「動」きのある観察も楽しいですが対照的な「静」の観察もいいものです。個人的感想ですが・・・仏像やお地蔵さんも鑑賞している時の感覚と似ていますよ。
各地で行われている夏祭りが終わって秋の帳が降りる頃・・・【ゴイサギ】達は南へと移動を始めます。この集結した【ゴイサギ】の群れは今だけ!!季節限定の光景です。
2010年08月03日カヌーツアーIN太平湖
秋田 足利 直哉
現在、小学生から大学生まで「夏休み」真っ盛り!!ということで各地でイベントが盛りだくさん。もちろん”夏に行っておきたい場所”目白押しの森吉でもイベントが行われています。
今日はその中から地元NPOと森吉山野生鳥獣センター運営協議会が共催している『第6回 ふるさとサマーキャンプ2010』で行った”カヌーツアーIN太平湖”の様子をお伝えします。
私がお手伝いしてきたのは8月1日から4日までの日程で行われている『第6回 ふるさとサマーキャンプ2010』の2日目。「ブナの森でカヌー!人が入れない奥地探検!ブナの樹を植えよう!」というプログラム。私の担当は後半の「ブナの樹を植えよう!」の部分ですが、朝から丸一日キャンプに参加してきました。
前半の「ブナの森でカヌー!人が入れない奥地探検!」を担当するガイドは仲間であり友人である信頼できるガイドですから私も安心して楽しむことが出来ました。いや・・むしろ私が一番楽しんでいたかも^^?
さて、このキャンプに参加しているのは北秋田市を初め秋田県内に住む小学生達。昨年もこのキャンプのお手伝いをしましたが、参加している小学生の中には去年見た顔もたくさん!!小学生でリピーターが多いと言うことはそれだけ魅力的なキャンプと言うこと!!その中でもやはり人気は「カヌー」です。
みんな早く乗りたくてウズウズ・・・。でもしっかりとした装備と準備は欠かすことが出来ません。ガイドの指導で全員PFD(ライフジャケット)をしっかりと装着!さらには準備体操も忘れません!

みんなしっかりと準備体操していました。楽しいアクティビティーにはしっかりとした装備と準備が必要不可欠。だから真剣です。

準備が整い、みんなカヌーに乗って「いざ!出発。」ガイドが声を掛ける。『みんな元気に出発するぞ!!』するとみんなが『おぉぉぉ!!』と・・・テンションは最高潮です!!

太平湖はダム湖。でも決して侮る事は出来ないですよ。何せ秘境と言われている『奥森吉』の”奥”にありますから・・・。ダム湖だけど人が入れない”秘境”の宝庫です。
そんな場所をカナディアンカヌーとカヤックで進む。あいにくの曇天模様でしたが気分は晴れ晴れ^^。
先ずはカヌーから見る”世界”が新鮮。太平湖には遊覧船もありますが自分の手で漕いで進む。しかも目線は限りなく水面に近い!
更にはダム湖になって時間が止まってしまった秘境に入っていくワクワク感!!ここがダム湖だなんて忘れてしまいそうです。
他には・・・
あっこの辺で止めときましょう。これ以上は、映画のストーリーを話してしまうようなもので野暮ってもんですね?
<注意>
太平湖でカヌーを楽しむには信頼できるガイドが必須です。ガイドがいれば安心感もワンランクアップしますが楽しさもワンランク(それ以上?)アップ間違い無しです。更には遊覧船も運航してますから太平湖グリーンハウスへのお立ち寄りもお忘れ無く。電話は0186(76)2334の森吉山荘まで
今日はその中から地元NPOと森吉山野生鳥獣センター運営協議会が共催している『第6回 ふるさとサマーキャンプ2010』で行った”カヌーツアーIN太平湖”の様子をお伝えします。
私がお手伝いしてきたのは8月1日から4日までの日程で行われている『第6回 ふるさとサマーキャンプ2010』の2日目。「ブナの森でカヌー!人が入れない奥地探検!ブナの樹を植えよう!」というプログラム。私の担当は後半の「ブナの樹を植えよう!」の部分ですが、朝から丸一日キャンプに参加してきました。
前半の「ブナの森でカヌー!人が入れない奥地探検!」を担当するガイドは仲間であり友人である信頼できるガイドですから私も安心して楽しむことが出来ました。いや・・むしろ私が一番楽しんでいたかも^^?
さて、このキャンプに参加しているのは北秋田市を初め秋田県内に住む小学生達。昨年もこのキャンプのお手伝いをしましたが、参加している小学生の中には去年見た顔もたくさん!!小学生でリピーターが多いと言うことはそれだけ魅力的なキャンプと言うこと!!その中でもやはり人気は「カヌー」です。
みんな早く乗りたくてウズウズ・・・。でもしっかりとした装備と準備は欠かすことが出来ません。ガイドの指導で全員PFD(ライフジャケット)をしっかりと装着!さらには準備体操も忘れません!

みんなしっかりと準備体操していました。楽しいアクティビティーにはしっかりとした装備と準備が必要不可欠。だから真剣です。

準備が整い、みんなカヌーに乗って「いざ!出発。」ガイドが声を掛ける。『みんな元気に出発するぞ!!』するとみんなが『おぉぉぉ!!』と・・・テンションは最高潮です!!

太平湖はダム湖。でも決して侮る事は出来ないですよ。何せ秘境と言われている『奥森吉』の”奥”にありますから・・・。ダム湖だけど人が入れない”秘境”の宝庫です。
そんな場所をカナディアンカヌーとカヤックで進む。あいにくの曇天模様でしたが気分は晴れ晴れ^^。
先ずはカヌーから見る”世界”が新鮮。太平湖には遊覧船もありますが自分の手で漕いで進む。しかも目線は限りなく水面に近い!
更にはダム湖になって時間が止まってしまった秘境に入っていくワクワク感!!ここがダム湖だなんて忘れてしまいそうです。
他には・・・
あっこの辺で止めときましょう。これ以上は、映画のストーリーを話してしまうようなもので野暮ってもんですね?
<注意>
太平湖でカヌーを楽しむには信頼できるガイドが必須です。ガイドがいれば安心感もワンランクアップしますが楽しさもワンランク(それ以上?)アップ間違い無しです。更には遊覧船も運航してますから太平湖グリーンハウスへのお立ち寄りもお忘れ無く。電話は0186(76)2334の森吉山荘まで
2010年08月03日清涼な場所を求めて・・
磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰
皆さん、こんにちは。
連日暑い日が続いていますが、熱中症対策は大丈夫ですか?
外へ出掛ける際には、必ず飲み物を持っていきましょう。
裏磐梯では、朝と夕は涼しい風が吹き心地よいのですが、日中はそこそこ暑いものです。
(特に私のデスクは西側に向いており、西日がかなり強烈!)
夕方頃になると、ゴロゴロと雷も鳴り出しますが、意外にも豪雨が降るということはあまりないように感じます。
先日もそんな日中の暑さから逃れる(?)べく、涼しさを求め小野川不動滝へ行ってきました。(もちろん巡視が目的です)
小野川不動滝へは、グランデコリゾートへ向かう途中にあります。駐車場から往復30分程度で行くことができます。

小野川不動滝探勝路の入り口です。
ちょっと鳥居が小さめなので、背が高い人だと頭をぶつけてしまいそうですね。
さて、入り口からは多少登り坂になっており、滝へ辿り着くまでは、ちょっとしたエクササイズです。

駐車場から約15分歩くことで、小野川不動滝に到着。
激しい水しぶきと共に、爽やかな涼しさに心も身体も癒されます。
是非、夏の季節にオススメしたいところです。
なお、滝の近くは岩場なので大変滑りやすくなっています。足下には十分ご注意ください。
ちなみに、対岸にも探勝路が整備されており、グランデコリゾートからも行くことができます。こちらは周回コースで、1周約50分の探勝路です。

滝へ行く途中、カワトンボの仲間に出会いました。(ニホンカワトンボかな?)
水辺の周辺に生息するトンボのようで、眺めるだけでもちょっとした涼しさが感じられます。
連日暑い日が続いていますが、熱中症対策は大丈夫ですか?
外へ出掛ける際には、必ず飲み物を持っていきましょう。
裏磐梯では、朝と夕は涼しい風が吹き心地よいのですが、日中はそこそこ暑いものです。
(特に私のデスクは西側に向いており、西日がかなり強烈!)
夕方頃になると、ゴロゴロと雷も鳴り出しますが、意外にも豪雨が降るということはあまりないように感じます。
先日もそんな日中の暑さから逃れる(?)べく、涼しさを求め小野川不動滝へ行ってきました。(もちろん巡視が目的です)
小野川不動滝へは、グランデコリゾートへ向かう途中にあります。駐車場から往復30分程度で行くことができます。
小野川不動滝探勝路の入り口です。
ちょっと鳥居が小さめなので、背が高い人だと頭をぶつけてしまいそうですね。
さて、入り口からは多少登り坂になっており、滝へ辿り着くまでは、ちょっとしたエクササイズです。
駐車場から約15分歩くことで、小野川不動滝に到着。
激しい水しぶきと共に、爽やかな涼しさに心も身体も癒されます。
是非、夏の季節にオススメしたいところです。
なお、滝の近くは岩場なので大変滑りやすくなっています。足下には十分ご注意ください。
ちなみに、対岸にも探勝路が整備されており、グランデコリゾートからも行くことができます。こちらは周回コースで、1周約50分の探勝路です。
滝へ行く途中、カワトンボの仲間に出会いました。(ニホンカワトンボかな?)
水辺の周辺に生息するトンボのようで、眺めるだけでもちょっとした涼しさが感じられます。
2010年08月03日サギ集う
仙台 鎌田 和子
毎日、暑いですね。皆さんは元気に過ごしていますか?
こちら、蕪栗沼のサギたちは元気、日に日に多くなってきているようです。
サギたちも子育ては一段落し、毎年何故か、7月下旬から9月上旬にかけてサギが集結し、塒としています。情報交換の場なのでしょうか。

この日はアオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ゴイサギ、アマサギなどおよそ300羽、水生植物のフトイに隠れるようしているものもいたのでそれ以上の数になっているかもしれません。

日を変えて早朝の観察、水墨画のような光景、静かに過ごしていました。水鏡に映る姿、いつまでも眺めていたい感じです。

朝もやが晴れてきました。徐々にですがサギたちは餌取りに動き出しました。8月下旬には1000羽近くになります。
今回は朝の様子でしたがサギの塒入りはガン類とはまた違った楽しみ、夕暮れの鷺舞を鑑賞したいものです。
9月のある日、小グループに分かれ、南への移動を開始するまでの期間限定です。
こちら、蕪栗沼のサギたちは元気、日に日に多くなってきているようです。
サギたちも子育ては一段落し、毎年何故か、7月下旬から9月上旬にかけてサギが集結し、塒としています。情報交換の場なのでしょうか。
この日はアオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ゴイサギ、アマサギなどおよそ300羽、水生植物のフトイに隠れるようしているものもいたのでそれ以上の数になっているかもしれません。
日を変えて早朝の観察、水墨画のような光景、静かに過ごしていました。水鏡に映る姿、いつまでも眺めていたい感じです。
朝もやが晴れてきました。徐々にですがサギたちは餌取りに動き出しました。8月下旬には1000羽近くになります。
今回は朝の様子でしたがサギの塒入りはガン類とはまた違った楽しみ、夕暮れの鷺舞を鑑賞したいものです。
9月のある日、小グループに分かれ、南への移動を開始するまでの期間限定です。
2010年08月02日すくすくと育つカンムリカイツブリ
秋田 足利 直哉
秋田市内は明日からの竿灯祭りの準備が整い、既に一部でイベントが開催されるなど賑やかになっています。事務所で窓を開けていると竿灯のお囃子が聞こえ、街中が祭り本番を迎える準備が整ったこの日が最も高ぶる日となりますが・・・・
さて、この日記はいつもと変わらずいきましょう。今日取り上げるのは大潟村をぐるっと囲む承水路ですくすくと成長している【カンムリカイツブリ】です。
大潟村を囲む承水路には村の東側の東部承水路と鳥獣保護区となっている西部承水路があります。ぐるっと囲まれていますから北部にも南部にも水辺があります。【カンムリカイツブリ】はそのいずれでも見ることが可能です。しかしこの時期に幼鳥を連れた【カンムリカイツブリ】を観察するなら東部と西部の承水路がおすすめです。
こちらは鳥獣保護区がある西部承水路で今年生まれた【カンムリカイツブリ】の幼鳥です。随分と身体が大きくなってきていてもう一回り大きくなれば親鳥と肩を並べられるほどです。

身体が小さなうちは親鳥の側を片時も離れずに過ごしているのですが成長するに従って親鳥から離れて過ごすことが多くなってきます。親鳥たちも独り立ちを促しているのか?適度な距離を保っているようです。

成長しているのは身体の大きさだけではありません。名前の源になっている頭部の立派な冠もせいちょうしているようです。どうですか?随分と黒く立派になってきたでしょう??

こちらは両親のようです。手前の身体の大きな方がオス♂、奥の小さな方がメス♀でしょうか?特にオス♂と思われる個体の冠の凛々しさが目に付きます。
あの幼鳥も徐々に体も冠も成長して一人前の【カンムリカイツブリ】になっていくのでしょう。
この時期の野鳥観察は今年生まれた幼鳥の成長が日に日に目に見えて楽しいものですね!!
さて、この日記はいつもと変わらずいきましょう。今日取り上げるのは大潟村をぐるっと囲む承水路ですくすくと成長している【カンムリカイツブリ】です。
大潟村を囲む承水路には村の東側の東部承水路と鳥獣保護区となっている西部承水路があります。ぐるっと囲まれていますから北部にも南部にも水辺があります。【カンムリカイツブリ】はそのいずれでも見ることが可能です。しかしこの時期に幼鳥を連れた【カンムリカイツブリ】を観察するなら東部と西部の承水路がおすすめです。
こちらは鳥獣保護区がある西部承水路で今年生まれた【カンムリカイツブリ】の幼鳥です。随分と身体が大きくなってきていてもう一回り大きくなれば親鳥と肩を並べられるほどです。

身体が小さなうちは親鳥の側を片時も離れずに過ごしているのですが成長するに従って親鳥から離れて過ごすことが多くなってきます。親鳥たちも独り立ちを促しているのか?適度な距離を保っているようです。

成長しているのは身体の大きさだけではありません。名前の源になっている頭部の立派な冠もせいちょうしているようです。どうですか?随分と黒く立派になってきたでしょう??

こちらは両親のようです。手前の身体の大きな方がオス♂、奥の小さな方がメス♀でしょうか?特にオス♂と思われる個体の冠の凛々しさが目に付きます。
あの幼鳥も徐々に体も冠も成長して一人前の【カンムリカイツブリ】になっていくのでしょう。
この時期の野鳥観察は今年生まれた幼鳥の成長が日に日に目に見えて楽しいものですね!!
2010年08月02日霧の中の八幡平にて
十和田八幡平国立公園 鹿角 大堀 拓
日本各地で猛暑のニュースが話題になっていますが八幡平は、このところ濃い霧にすっぽりと覆われる日が続いています。8月に入ってもこの天気で夏休み最盛というのに八幡平湿原では滅多に人と行き会うことがありません。そんな中、私は一人で源太別れの木道脇で秋に予定されている湿原植生回復作業の予備調査をやっていました。

霧雨の八幡平湿原木道。湿原では人知れず秋の色に衣替えが進行中。
突然、霧の中から御夫婦と見られる二人連れが現れ、霧の中で一体何をやっているのか不思議に思われたのでしょう、私に話しかけてくれました。私も深く考えもせず「せっかく来られたのにこんな天気で残念でしたね。何も見えませんしね。」と答えてしまいました。このお二人は何とも言えない微笑みを浮かべこう言ったのです。「私たち、霧の中で静かな湿原の雰囲気を充分楽しんでいますよ」
調査作業を終えて自然公園財団の頂上事務所に寄って、この話をしたところ
そこで働いている及川さんが「霧の中でも八幡平を楽しんでくれるというのは心に余裕があるお客様もいるってことね」と感心した様子でした。
花が盛りを過ぎ、遠くの眺望がきかないような日であっても八幡平の自然環境の素晴らしさを感じ取ることのできる訪問者がいるということは覚えておこう。その一方で見通しのきかない時は、ルートを失ったり、転倒など思わぬ事故の可能性も高まることから、いつも以上の慎重な行動と判断力がここ八幡平でも求められると感じた霧の一日でした。
霧雨の八幡平湿原木道。湿原では人知れず秋の色に衣替えが進行中。
突然、霧の中から御夫婦と見られる二人連れが現れ、霧の中で一体何をやっているのか不思議に思われたのでしょう、私に話しかけてくれました。私も深く考えもせず「せっかく来られたのにこんな天気で残念でしたね。何も見えませんしね。」と答えてしまいました。このお二人は何とも言えない微笑みを浮かべこう言ったのです。「私たち、霧の中で静かな湿原の雰囲気を充分楽しんでいますよ」
調査作業を終えて自然公園財団の頂上事務所に寄って、この話をしたところ
そこで働いている及川さんが「霧の中でも八幡平を楽しんでくれるというのは心に余裕があるお客様もいるってことね」と感心した様子でした。
花が盛りを過ぎ、遠くの眺望がきかないような日であっても八幡平の自然環境の素晴らしさを感じ取ることのできる訪問者がいるということは覚えておこう。その一方で見通しのきかない時は、ルートを失ったり、転倒など思わぬ事故の可能性も高まることから、いつも以上の慎重な行動と判断力がここ八幡平でも求められると感じた霧の一日でした。


伊豆沼、内沼は冬場はマガンやハクチョウの楽園ですが、盛夏には極楽浄土に変身します。その光景がこれです。
昨年よりも、花の数も多く、花園が広がっているようです。迫力満点です。
「ハスまつり」の期間中は遊覧船が出ていますので、極楽浄土を堪能してみてはいかがでしょうか。
今回の巡視目的は実は、制札周辺の草刈りでした。炎天下、自然保護官と汗だくで草刈り、熱中症にならないように気を付けながらの行動でしたのですが鳥獣保護区をぐるっと回る合間に木陰が無い分、ハスの花が私たちの目と体を癒してくれていました。