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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

ノシメトンボ

2010年08月23日
秋田
 週末にお会いした方々に「最近日記書いてないの?」と聞かれ、何とも複雑な心境を味わいましたがようやく!アップされました。今後ともよろしくお願いいたします。

 さて、今日は24節季の『処暑』。そろそろ暑さも一段落する頃ということですが・・・今日も最高気温は30度を超えています。それでも山間部では涼しさが感じられるようになってきましたので、山間部限定ではありますが『処暑』らしさを感じられる今日この頃です。



 暑さが一段落すると周りの様相も少しずつ変わってきますよね?森吉を歩いているとアカトンボの仲間が目立つようになってきました。主に見られるのはアキアカネと【ノシメトンボ】。今日は【ノシメトンボ】を取り上げます。


 アカトンボの仲間ですが身体は赤というより茶色をしています。羽の先に印象的な斑点があるため他のトンボとの識別がしやすい為、親しみを感じているトンボです。

 登山道を歩いていて・・・アブの集団に遭遇すると恐怖を感じ、ヤブ蚊の集団に遭遇すると鬱陶しさを感じるのですが、トンボの集団に遭遇すると楽しさを感じます。
 中には私の観察に付き合ってくれたり、写真のモデルになってくれるトンボも多く益々楽しさを感じるのですが・・・ついも先日も随分長い時間モデルをつとめてくれた【ノシメトンボ】がいました。


 こちらがその【ノシメトンボ】です。写真を撮影しても逃げませんし、じっくり観察しても逃げませんからいつもよりも近づいて観察&撮影すると・・・口元に何か見えます。

 どうやらこの【ノシメトンボ】はモデルをつとめてくれたのではなく、食事の最中だったようです。またしてもトンボの食事を邪魔するという野暮なことをしてしまったのでした・・・。
 ところで何を食べているのでしょうか??羽のような物が見えてはいるのですが・・種類までは解りませんでした。もしかしてこの頃数が減ってきたな~と感じている「あの虫」かな??




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