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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

ニュウナイスズメ飛来

2010年08月19日
秋田
 残暑お見舞い申し上げます。秋田を含む東北地方は高気圧の影響で眩しい日差しが降り注いでおります。お盆も過ぎて暑さを『残暑』と表現する時期になりましたが・・・まだまだ真夏の日差しです。それでも最近は『朝晩は涼しくなってきたね~』なんて日常会話が聞かれます。
 
 暫く時期が公開されておらず・・・今日の記事で私だけで5件の未公開記事がありますから・・・公開された途端にトップページから消える記事がいくつかあることになりますね・・・。



 さて、先日大潟に巡視に行った時、田んぼとその周辺に「鳥の群れ」を見つけました。お盆を過ぎたこの時期に田んぼなどに集団でやって来る鳥と言えば・・・

 そう!!【ニュウナイスズメ】です。毎年必ずこの時期になると大きな群れを作って大潟村やその周辺の田んぼにやって来ます。撮影はより近くという事で道路沿いのヤブにいるところを写しましたが、主に過ごしていた場所はようやく首を垂れ始めた稲穂が見られる田んぼでした。


 【ニュウナイスズメ】オス♂

 【ニュウナイスズメ】メス♀

 恐らくはあれほどの数で実り始めた稲穂に群がると、稲穂の被害も相当な物になるはず・・。多くの田んぼでは鳥避けの空砲を放つ施設が設置されていますが道路付近ではあまり見られません。しかしそれに変わる鳥避けの処置がとられていないのが現状。素人ながらに「大丈夫なのかな?」と心配になります。それほどに【ニュウナイスズメ】の勢力は凄い!!

 この地区の主幹産業は言わずと知れた稲作。それが実り始める大切な時期に集団でやって来る【ニュウナイスズメ】。きっと農家の方々には頭の痛い事なんだろうな?と察します。





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