2010年6月
41件の記事があります。
2010年06月14日磐梯山登山道巡視
磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰
6月も半ばになり、天気が良い日には裏磐梯周辺の巡視へ出掛けることが多くなってきました。それでも、まだまだ行ったことのないところは山ほどあります。
さて、先日(6月11日)は、磐梯山周辺の登山道の巡視をおこないました。

上の写真は、銅沼(あかぬま)という沼です。裏磐梯登山口から登っていくのが一般的なのですが、今回はあえて八方台から中ノ湯を経由して行ってみました(時間的にはそんなに変わりませんが…)。名前の通り、沼の色が赤茶けています。今は新緑のベストシーズンで登山する方も多いのですが、今日は私一人しかいませんでした。ひっそりと静かに佇む銅沼と荒々しい磐梯山の組み合わせがベストマッチです。

エゾハルゼミの抜け殻を発見。この日も元気よく大合唱していました。(元気が良すぎて、やや耳障りにも感じましたが…)

今の時期、割と登山道や道路沿いでよく見られる、スイカズラ科落葉低木のタニウツギの花が綺麗に咲いていました。今は丁度、田植えの時期でもあることから「田植え花」とも呼ばれるそうです。淡いピンク色の花で目立ちやすいですから、すぐに見つけることができます。
さて、先日(6月11日)は、磐梯山周辺の登山道の巡視をおこないました。
上の写真は、銅沼(あかぬま)という沼です。裏磐梯登山口から登っていくのが一般的なのですが、今回はあえて八方台から中ノ湯を経由して行ってみました(時間的にはそんなに変わりませんが…)。名前の通り、沼の色が赤茶けています。今は新緑のベストシーズンで登山する方も多いのですが、今日は私一人しかいませんでした。ひっそりと静かに佇む銅沼と荒々しい磐梯山の組み合わせがベストマッチです。
エゾハルゼミの抜け殻を発見。この日も元気よく大合唱していました。(元気が良すぎて、やや耳障りにも感じましたが…)
今の時期、割と登山道や道路沿いでよく見られる、スイカズラ科落葉低木のタニウツギの花が綺麗に咲いていました。今は丁度、田植えの時期でもあることから「田植え花」とも呼ばれるそうです。淡いピンク色の花で目立ちやすいですから、すぐに見つけることができます。
2010年06月14日ひとりで出来た
秋田 足利 直哉
東北南部まで「梅雨入りしたとみられる」そうです。秋田など東北北部は未だ梅雨入りせず・・・。今日も蒸し暑い日となっています。
こんな日の野外での調査はかなり堪えるのですが、野生生物たちの命の営みに触れるとそれも何処かへ飛んでしまいます。今日は保護区内にあって継続して観察している【トビ】の巣の様子をお伝えします。
巣の上では2羽の雛が随分と大きくなっていて、体のサイズだけ見れば一人前になりつつあります。巣の上での動きも徐々に活発になってきていて、この頃は羽を広げたりバタつかせたりといった動きを見せるようになりました。
しかしながら、その翼はまだまだ未熟で、特に風切はやっと伸び始めたばかり・・・羽ばたきの練習までにはもう少し時間が掛かりそうです。

ちょっと解りにくいかも知れませんが・・・2羽の雛が巣の上で翼を動かしています。まだまだ幼羽が目立ち、厚ぼったくも感じますが確実に成長しているのが見て取れます。
また、その上で歩き回る様子も確認できるようになりました。この日は1羽の雛が巣の端まできてお尻を巣の外へと向けました。

成鳥でも同じようなポーズが見られますが、これはもう間違いありません!次の瞬間・・・

やっぱり!!
予想通り、白い液状の物体が舞っていきました。巣の上の雛はもう自分で糞を巣の外へ落とすことを覚えたようです。
こうして限られた環境でも確実に成長し【トビ】らしさを身につけているようです。巣立ちの日が直ぐそこまで迫ってきていますね。楽しみ^^です。
こんな日の野外での調査はかなり堪えるのですが、野生生物たちの命の営みに触れるとそれも何処かへ飛んでしまいます。今日は保護区内にあって継続して観察している【トビ】の巣の様子をお伝えします。
巣の上では2羽の雛が随分と大きくなっていて、体のサイズだけ見れば一人前になりつつあります。巣の上での動きも徐々に活発になってきていて、この頃は羽を広げたりバタつかせたりといった動きを見せるようになりました。
しかしながら、その翼はまだまだ未熟で、特に風切はやっと伸び始めたばかり・・・羽ばたきの練習までにはもう少し時間が掛かりそうです。

ちょっと解りにくいかも知れませんが・・・2羽の雛が巣の上で翼を動かしています。まだまだ幼羽が目立ち、厚ぼったくも感じますが確実に成長しているのが見て取れます。
また、その上で歩き回る様子も確認できるようになりました。この日は1羽の雛が巣の端まできてお尻を巣の外へと向けました。

成鳥でも同じようなポーズが見られますが、これはもう間違いありません!次の瞬間・・・

やっぱり!!
予想通り、白い液状の物体が舞っていきました。巣の上の雛はもう自分で糞を巣の外へ落とすことを覚えたようです。
こうして限られた環境でも確実に成長し【トビ】らしさを身につけているようです。巣立ちの日が直ぐそこまで迫ってきていますね。楽しみ^^です。
2010年06月13日今年は残雪の多さに注意。
十和田八幡平国立公園 鹿角 大堀 拓
毎年6月中旬といえば八幡平も秋田駒ヶ岳も高山植物をもとめて多くの方が訪れるのですが今年は少し様相が異なります。冬期の降雪量自体は極端に多い訳ではなかったのですが、春先の長く続いた低温で雪解けが進まず、八幡平全域で全てのルートで夏の登山道が完全に露出しているところは、まだありません。いたるところに雪の斜面が登山道を覆い隠しており、焼山方面では登山者の遭難事件が発生しました。
軽装で地図・コンパスを持たないで入山する方も多く、悪天候・濃霧の中ではルートを見失ったり滑落の危険性があります。そのため休日返上でパークボランティアが主体となり、県や市の職員、自然公園管理員の皆さんとルートの安全工作作業を行っています。危険な斜面はスコップ手作業で歩くスペースを確保し、ルートを示すテープ標識や谷への進入阻止表示を行っていますが、アプーローチの容易な山域だけにかえって残雪の多いこの時期の入山には注意が必要です。

八幡平茶臼岳の東面の雪の壁に安全なルートを確保する。ルート工作前はこの斜面で滑落する利用者が相次いだ。

秋田駒ヶ岳の新道で谷への進入防止柵を設置するパークボランティア達。
軽装で地図・コンパスを持たないで入山する方も多く、悪天候・濃霧の中ではルートを見失ったり滑落の危険性があります。そのため休日返上でパークボランティアが主体となり、県や市の職員、自然公園管理員の皆さんとルートの安全工作作業を行っています。危険な斜面はスコップ手作業で歩くスペースを確保し、ルートを示すテープ標識や谷への進入阻止表示を行っていますが、アプーローチの容易な山域だけにかえって残雪の多いこの時期の入山には注意が必要です。
八幡平茶臼岳の東面の雪の壁に安全なルートを確保する。ルート工作前はこの斜面で滑落する利用者が相次いだ。

秋田駒ヶ岳の新道で谷への進入防止柵を設置するパークボランティア達。
2010年06月11日漂着ゴミ調査@鰺ヶ沢町七里長浜
白神山地 谷口 哲郎
本日は、少し変わった場所で活動を行ってきたため、早速レポートしたいと思います。
いつもは、白神山地の山々を駆け回る当事務所のスタッフですが、本日はなんと「海」、しかも青森海上保安部さんが実施する浜辺の「漂着ゴミ調査」に参加させていただきました。
この調査には鰺ヶ沢町の舞戸小学校の6年生33名と、青森海上保安部職員、鰺ヶ沢町役場職員他が参加し、浜に打ち上げられた漂着ゴミの種類や量、どこからきたのかを1時間程度かけて実施しました。
以前、山の清掃活動には参加しましたが、浜辺の清掃活動は、私も初めての経験で、どのような活動なのか経験してみたいと思い参加してきました。

漂着ゴミ調査風景 photo 2010.6.11
浜辺からは、国内や海外からの漁具やひも類、空き缶、古タイヤなど約30kgの漂着ゴミが回収できました。なかには砂浜に埋まったゴミを協力して回収する子どもたちの姿もあり、終了後に参加した子どもたちからすっきりとした表情も見られました。
その後、当事務所スタッフによる「浜辺宝探し」を行い、浜辺から参加者にきれいな物、おもしろい物、不思議な物を集めてもらいました。
5分間と短い時間でしたが、たくさんの宝物を見つけることができました。

七里長浜から見つけた宝箱の確認 photo 2010.6.11
宝箱の中みは、大小のきれいな貝や丸く削られた木、海鳥(?)の羽、エビの死骸などがあつまりました。

見つかった宝物 photo 2010.6.11
今回、私の発見した宝物は、「エゾハルゼミ」の死骸。
今、白神山地のブナ林を一番賑やかにしている張本人ですが、なんと浜辺で発見。(写真にないのが残念。)
エゾハルゼミは、ブナ林などの森林を好むセミなので、海周辺にはいないと思うのですが・・・。もしかすると白神の山々の沢を伝い、赤石川を流れ、日本海を漂い、この浜にたどり着いたのでは?と想像してしまう宝物でした。
いつもは、白神山地の山々を駆け回る当事務所のスタッフですが、本日はなんと「海」、しかも青森海上保安部さんが実施する浜辺の「漂着ゴミ調査」に参加させていただきました。
この調査には鰺ヶ沢町の舞戸小学校の6年生33名と、青森海上保安部職員、鰺ヶ沢町役場職員他が参加し、浜に打ち上げられた漂着ゴミの種類や量、どこからきたのかを1時間程度かけて実施しました。
以前、山の清掃活動には参加しましたが、浜辺の清掃活動は、私も初めての経験で、どのような活動なのか経験してみたいと思い参加してきました。

漂着ゴミ調査風景 photo 2010.6.11
浜辺からは、国内や海外からの漁具やひも類、空き缶、古タイヤなど約30kgの漂着ゴミが回収できました。なかには砂浜に埋まったゴミを協力して回収する子どもたちの姿もあり、終了後に参加した子どもたちからすっきりとした表情も見られました。
その後、当事務所スタッフによる「浜辺宝探し」を行い、浜辺から参加者にきれいな物、おもしろい物、不思議な物を集めてもらいました。
5分間と短い時間でしたが、たくさんの宝物を見つけることができました。

七里長浜から見つけた宝箱の確認 photo 2010.6.11
宝箱の中みは、大小のきれいな貝や丸く削られた木、海鳥(?)の羽、エビの死骸などがあつまりました。

見つかった宝物 photo 2010.6.11
今回、私の発見した宝物は、「エゾハルゼミ」の死骸。
今、白神山地のブナ林を一番賑やかにしている張本人ですが、なんと浜辺で発見。(写真にないのが残念。)
エゾハルゼミは、ブナ林などの森林を好むセミなので、海周辺にはいないと思うのですが・・・。もしかすると白神の山々の沢を伝い、赤石川を流れ、日本海を漂い、この浜にたどり着いたのでは?と想像してしまう宝物でした。
2010年06月11日キセキレイの親心
秋田 足利 直哉
カレンダーによると今日は雑節の「入梅」です。確かに今日の空は陽が差して夏を思わせる陽気でしたが、ぼんやりとしていて見通しが利かず何処か梅雨を思わせる空模様でした。
さて・・・
森吉でのこと、施設の点検をしていると私の近くに1羽の【キセキレイ】がやって来ました。どうやらそこは普段から餌場として利用しているようで、私がいてもお構いなし!!餌集めに奔走していました。

こんなに咥えているのにまだ餌集めを止めようとしません。沢山咥えすぎて前方視界が悪いと思われますがまだまだ止めません。嘴の限界まで集めるつもりでしょうか?

さらに咥えようとします。きっと巣には沢山の雛たちが待っているのでしょう。ちょっとやそっとの餌では間に合わないのかも知れません。
巣で餌を待つ自分の雛たちに出来るだけ多くの餌を届けようとする【キセキレイ】の親心に触れた観察でした。
間もなく森吉でも巣立ちの季節を迎えます。それまで一生懸命に雛を育てる親鳥達を見守りたいと思います。
さて・・・
森吉でのこと、施設の点検をしていると私の近くに1羽の【キセキレイ】がやって来ました。どうやらそこは普段から餌場として利用しているようで、私がいてもお構いなし!!餌集めに奔走していました。

こんなに咥えているのにまだ餌集めを止めようとしません。沢山咥えすぎて前方視界が悪いと思われますがまだまだ止めません。嘴の限界まで集めるつもりでしょうか?

さらに咥えようとします。きっと巣には沢山の雛たちが待っているのでしょう。ちょっとやそっとの餌では間に合わないのかも知れません。
巣で餌を待つ自分の雛たちに出来るだけ多くの餌を届けようとする【キセキレイ】の親心に触れた観察でした。
間もなく森吉でも巣立ちの季節を迎えます。それまで一生懸命に雛を育てる親鳥達を見守りたいと思います。
2010年06月11日波打ち際トレッキングのオススメ その2
三陸復興国立公園 宮古 高屋敷 七恵
みなさん、こんにちは。こちらは今日も、ヤマセに囲まれています。
さて、先日に続き、波打ち際コースの紹介をします。
今回は真木沢海岸に到着してからです。
(前編は6月10日のアクティブレンジャー通信をご覧下さい)
目の前がぱぁ~っと明るくなり、波の音が間近に聞こえると、そこは真木沢海岸です。海岸には、鮮やかなピンク色をしたハマナス、そして砂浜はハマエンドウで飾られています。ハマナスの香りはやさしい海風にのって、浜辺に広がります。
私は一年の中で一番6月~8月にかけての浜辺が大好きです。陸中海岸の浜辺は色とりどりの海浜植物で飾られるからです。今年もその時期がやってきたことを実感し、胸を躍らせました。
真木沢海岸を通過すると、ここから、鵜の巣断崖のトンネル通過が始まります。ヘッドライトをつけて、真っ暗なトンネルを進みます。断崖に掘られたトンネルの中は、私たちを普段味わえないような世界に引き込みます。トンネルの壁は、当然ながらごつごつした岩!これがまた、たまらないんです!!
トンネルとトンネルの間には、波打ち際と通る浜辺や岩場があり、浜を見れば打ち上げられたコンブや貝、山側をみれば岩からアズマギク、そしてニッコウキスゲを見ることができました。
5つのトンネルを越え、到着点間近では、波のタイミングを見て素早く移動しなければならない場所があります。この波との駆け引きが非常にわくわくします。波がサァ~ッと引き始めたらすぐに渡り始めなければいけません。タイミングを間違えてしまうと・・・、わかりますね?足がすこ~し、涼しくなります。
ここぞとばかりに(?)シャッターチャンスを狙いましたが、今回同行してくださった方々はベテランで、もちろんあわてる様子もなく、立ち往生しキャッキャしてしまったのは、私だけでした。
最後の難所を通過し、浜辺を歩くこと数分後、白池海岸に到着。この日約2時間の波打ち際歩道の巡視を終えました。
陸中海岸の壮大なスケールの断崖を下から見上げる迫力、そして海に広がるハマナスの匂い、上手く写真で紹介することができません。是非、この夏、波打ち際トレッキングをしてみませんか!?新たな自然の発見があること間違いなしです。
最後に・・・波打ち際を通過するので事前に海の状態、そして潮汐を調べる必要があります。

じっと波のタイミングを見る平坂さんです。

やっぱりいつ来ても魅力的だなぁ~と渡辺さんから聞こえて来そうです

トンネルの中を少し紹介します。是非実際に体験していただきたいです!!
さて、先日に続き、波打ち際コースの紹介をします。
今回は真木沢海岸に到着してからです。
(前編は6月10日のアクティブレンジャー通信をご覧下さい)
目の前がぱぁ~っと明るくなり、波の音が間近に聞こえると、そこは真木沢海岸です。海岸には、鮮やかなピンク色をしたハマナス、そして砂浜はハマエンドウで飾られています。ハマナスの香りはやさしい海風にのって、浜辺に広がります。
私は一年の中で一番6月~8月にかけての浜辺が大好きです。陸中海岸の浜辺は色とりどりの海浜植物で飾られるからです。今年もその時期がやってきたことを実感し、胸を躍らせました。
真木沢海岸を通過すると、ここから、鵜の巣断崖のトンネル通過が始まります。ヘッドライトをつけて、真っ暗なトンネルを進みます。断崖に掘られたトンネルの中は、私たちを普段味わえないような世界に引き込みます。トンネルの壁は、当然ながらごつごつした岩!これがまた、たまらないんです!!
トンネルとトンネルの間には、波打ち際と通る浜辺や岩場があり、浜を見れば打ち上げられたコンブや貝、山側をみれば岩からアズマギク、そしてニッコウキスゲを見ることができました。
5つのトンネルを越え、到着点間近では、波のタイミングを見て素早く移動しなければならない場所があります。この波との駆け引きが非常にわくわくします。波がサァ~ッと引き始めたらすぐに渡り始めなければいけません。タイミングを間違えてしまうと・・・、わかりますね?足がすこ~し、涼しくなります。
ここぞとばかりに(?)シャッターチャンスを狙いましたが、今回同行してくださった方々はベテランで、もちろんあわてる様子もなく、立ち往生しキャッキャしてしまったのは、私だけでした。
最後の難所を通過し、浜辺を歩くこと数分後、白池海岸に到着。この日約2時間の波打ち際歩道の巡視を終えました。
陸中海岸の壮大なスケールの断崖を下から見上げる迫力、そして海に広がるハマナスの匂い、上手く写真で紹介することができません。是非、この夏、波打ち際トレッキングをしてみませんか!?新たな自然の発見があること間違いなしです。
最後に・・・波打ち際を通過するので事前に海の状態、そして潮汐を調べる必要があります。

じっと波のタイミングを見る平坂さんです。

やっぱりいつ来ても魅力的だなぁ~と渡辺さんから聞こえて来そうです

トンネルの中を少し紹介します。是非実際に体験していただきたいです!!
2010年06月10日パークボランティア清掃・保全活動実施
磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰
皆さん、こんにちは。
ここ最近、裏磐梯は晴天が続き、汗ばむような陽気です。夏になったらもっと暑くなるのでしょうか?
さて先日、6月9日に裏磐梯地区パークボランティアの方々と一緒に、裏磐梯野鳥の森探勝路の清掃・保全活動をおこないました。参加メンバーはパークボランティア5名、裏磐梯ビジターセンター職員1名と私の計7名で、ちょっと少ない人数でしたが、皆さん熱心に取り組んでくださり、作業は順調に進みました。

主な作業は、木道の上に積もった落ち葉や枯れ葉の掃き掃除や木道にかかった笹や木の剪定などを行いました。

あまり利用者が少ないところでは、木道が笹などに覆われていましたが・・

作業後は、ご覧のようにスッキリしました。
だいぶ手入れがされていなかったようで、パークボランティアの方々も「とてもやりがいがあった」と感想を述べていました。今回の作業に限らず、自分の身の回りもしっかり整理整頓しスッキリしたいものですね・・。
今回ご協力してくださった皆さま、ありがとうございました。
今後の保全活動もよろしくお願いいたします。
ここ最近、裏磐梯は晴天が続き、汗ばむような陽気です。夏になったらもっと暑くなるのでしょうか?
さて先日、6月9日に裏磐梯地区パークボランティアの方々と一緒に、裏磐梯野鳥の森探勝路の清掃・保全活動をおこないました。参加メンバーはパークボランティア5名、裏磐梯ビジターセンター職員1名と私の計7名で、ちょっと少ない人数でしたが、皆さん熱心に取り組んでくださり、作業は順調に進みました。
主な作業は、木道の上に積もった落ち葉や枯れ葉の掃き掃除や木道にかかった笹や木の剪定などを行いました。
あまり利用者が少ないところでは、木道が笹などに覆われていましたが・・
作業後は、ご覧のようにスッキリしました。
だいぶ手入れがされていなかったようで、パークボランティアの方々も「とてもやりがいがあった」と感想を述べていました。今回の作業に限らず、自分の身の回りもしっかり整理整頓しスッキリしたいものですね・・。
今回ご協力してくださった皆さま、ありがとうございました。
今後の保全活動もよろしくお願いいたします。
2010年06月10日ケリの親心
秋田 足利 直哉
今日10日は「時の記念日」です。日本で初めて水時計が時を刻んだ事に由来する記念日です。時は金なりとも申します、ジッとしていても時は過ぎていきます。有意義な時間を多く過ごしたいものです。
ところで・・このところ日記のアップが遅れがちでスミマセン。「最近書いてないの?」なんて聞かれもしますが、ちゃんと書いてますよ。これからも出来る限り書いていきますのでよろしくお願いいたします。でも観察会や写真展の告知やPRをすると遅れる傾向が強いようで・・実はかなり凹んでいたりします。
さて気を取り直して・・・
大潟でのこと。いつもの調査のポイントに来たので車を止めて、調査に向かうと直ぐに激しい鳴き声が私に向けられたのが解りました。直ぐ近くには・・

【ケリ】の成鳥がいました。
この時期としては「良くあること」なので直ぐに私も何が起きているのか理解して車へ引き返しました。それにしてもこの【ケリ】鳴き声だけではなく顔や態度まで私を激しく威嚇しているようですね?此処までする理由は・・・

私と激しく威嚇する親鳥の間には巣立ちしたばかりと思われる幼い【ケリ】がいました。

そしてその直ぐ側にもう一羽。大きさは1人前ですが外見から一目で巣立ち雛とわかります。
この状況では【ケリ】の親鳥に全身で威嚇されても文句は言えません。速やかに移動しました。
そろそろ色んな野鳥達が巣立ちを迎える頃となってきました。もしそんな巣立ち雛を見つけても決して触ったり、拾ったりせずにそっと離れて見守ってあげて下さい。直ぐ近くに親鳥がいるはずですから!!
ところで・・このところ日記のアップが遅れがちでスミマセン。「最近書いてないの?」なんて聞かれもしますが、ちゃんと書いてますよ。これからも出来る限り書いていきますのでよろしくお願いいたします。でも観察会や写真展の告知やPRをすると遅れる傾向が強いようで・・実はかなり凹んでいたりします。
さて気を取り直して・・・
大潟でのこと。いつもの調査のポイントに来たので車を止めて、調査に向かうと直ぐに激しい鳴き声が私に向けられたのが解りました。直ぐ近くには・・

【ケリ】の成鳥がいました。
この時期としては「良くあること」なので直ぐに私も何が起きているのか理解して車へ引き返しました。それにしてもこの【ケリ】鳴き声だけではなく顔や態度まで私を激しく威嚇しているようですね?此処までする理由は・・・

私と激しく威嚇する親鳥の間には巣立ちしたばかりと思われる幼い【ケリ】がいました。

そしてその直ぐ側にもう一羽。大きさは1人前ですが外見から一目で巣立ち雛とわかります。
この状況では【ケリ】の親鳥に全身で威嚇されても文句は言えません。速やかに移動しました。
そろそろ色んな野鳥達が巣立ちを迎える頃となってきました。もしそんな巣立ち雛を見つけても決して触ったり、拾ったりせずにそっと離れて見守ってあげて下さい。直ぐ近くに親鳥がいるはずですから!!
2010年06月10日波打ち際トレッキングのオススメ その1
三陸復興国立公園 宮古 高屋敷 七恵
こんにちは。
6月8日、私は田野畑村の自然歩道調査を行いました。
自然公園保護管理員の平坂さんと、田野畑村役場の渡辺さん、菊地さんも同行してくださいました。鵜の巣断崖から、白池海岸までの約3.2㎞の海岸沿いコースです。
陸中海岸国立公園の自然歩道と言えば、海を見ながらのアップダウンのコースをイメージする方も多いと思いますが、もっともっと魅力があります!!
名付けて「波打ち際トレッキング」です。夏にはもってこい!のオススメ歩道です。
その様子を『鵜の巣断崖~真木沢海岸』『真木沢海岸~白池海岸』 の2回に分けて紹介します。
『鵜の巣断崖~真木沢海岸』 約1.4㎞
「鵜の巣断崖」・・・200mもの断崖が綺麗に5列に並ぶ姿は大自然の屏風にも見えます。その断崖の中腹にウミウの巣があることから、「鵜の巣断崖」と名前が付きました。まずは展望台からその様子を見て、歩き出しましょう!「今から、この断崖を通過するんだなぁ!」と・・・。
軽く身体を動かして、さぁ、出発です!鵜の巣断崖の駐車場脇から歩き始め、進んでいくと、花期を終えたチゴユリやマイヅルソウ、エンレイソウの他、ハナイカダやオダマキを見ることができました。林下をしばらく歩くと、海から「ヤマセ」というこの時期特有の濃い霧が海風と共に自然歩道に吹き込んできます。海は目前だ!と、はやる気持ちを抑え危険木等の確認をしながら前に進みます。
目の前が少しぱぁ~っと明るくなると、そこは・・・・。
ここから、海風を浴びながら波打ち際のトレッキングが始まるのです。
次回は、『真木沢海岸~白池海岸』までの波打ち際コースの紹介をします。
お楽しみに・・・

大きなトチノキを見つけました

これが鵜の巣断崖!よく見ると断崖の下に小さなくろ~いトンネル、見えませんか?この断崖に掘られたトンネルを5箇所通過するのです。
6月8日、私は田野畑村の自然歩道調査を行いました。
自然公園保護管理員の平坂さんと、田野畑村役場の渡辺さん、菊地さんも同行してくださいました。鵜の巣断崖から、白池海岸までの約3.2㎞の海岸沿いコースです。
陸中海岸国立公園の自然歩道と言えば、海を見ながらのアップダウンのコースをイメージする方も多いと思いますが、もっともっと魅力があります!!
名付けて「波打ち際トレッキング」です。夏にはもってこい!のオススメ歩道です。
その様子を『鵜の巣断崖~真木沢海岸』『真木沢海岸~白池海岸』 の2回に分けて紹介します。
『鵜の巣断崖~真木沢海岸』 約1.4㎞
「鵜の巣断崖」・・・200mもの断崖が綺麗に5列に並ぶ姿は大自然の屏風にも見えます。その断崖の中腹にウミウの巣があることから、「鵜の巣断崖」と名前が付きました。まずは展望台からその様子を見て、歩き出しましょう!「今から、この断崖を通過するんだなぁ!」と・・・。
軽く身体を動かして、さぁ、出発です!鵜の巣断崖の駐車場脇から歩き始め、進んでいくと、花期を終えたチゴユリやマイヅルソウ、エンレイソウの他、ハナイカダやオダマキを見ることができました。林下をしばらく歩くと、海から「ヤマセ」というこの時期特有の濃い霧が海風と共に自然歩道に吹き込んできます。海は目前だ!と、はやる気持ちを抑え危険木等の確認をしながら前に進みます。
目の前が少しぱぁ~っと明るくなると、そこは・・・・。
ここから、海風を浴びながら波打ち際のトレッキングが始まるのです。
次回は、『真木沢海岸~白池海岸』までの波打ち際コースの紹介をします。
お楽しみに・・・

大きなトチノキを見つけました

これが鵜の巣断崖!よく見ると断崖の下に小さなくろ~いトンネル、見えませんか?この断崖に掘られたトンネルを5箇所通過するのです。


杁差岳は飯豊連峰の最北の山で、山頂からは飯豊連峰の大日岳や飯豊本山まで見ることができ、天気の良い日には日本海を眺めることができます。
今回は2日間とも天気に恵まれ、ハクサンイチゲやミツバオウレンなどの高山植物がたくさん花を咲かせていました。
ハクサンイチゲが満開でした。
アクティブレンジャー写真展(生きものたちのいる世界)にも一枚載せていますので、そちらもご覧ください^^
樹林帯のブナ林も見事でした。
杁差岳山頂から飯豊連峰です。
4月から着任している坂本保護官は初飯豊でしたが、飯豊の山の奥深さ、花の見事さには驚いていました。
まだまだ残雪が残る飯豊連峰です。コースに寄っては雪渓を歩くことになりますので、登山をされる方は事前の情報収集、準備等をしっかりなさってからにしてください。