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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

【実施報告】野鳥観察会『大潟草原につどうアオサギと小鳥たち』

2010年05月19日
秋田
 私にしては珍しく(?)実施から時間があいてしまいましたが・・・良く晴れた16日の日曜日、大潟草原鳥獣保護区にて野鳥観察会を実施しました。今日の日記はその時のもようをお伝えします。


 この時期、秋田では田植えの最盛期で超が着くほどの農繁期。山菜が豊富に出そろい、各行楽地ではようやく温かくなってきたこともあってイベント盛りだくさん。参加者が思うように集まらないのでは?と心配しましたが・・・野鳥観察には最適の人数が集まってくださり。じっくり、ゆったりとした野鳥観察会が出来ました。


 「大潟草原」の名前の元になったヨシ原で野鳥観察。オオジュリン、コジュリン、オオヨシキリ、コヨシキリなど名前もよく似た野鳥が何種も確認できました。


 見つけた野鳥は図鑑でおさらいします。講師を務めてくださった日本野鳥の会秋田県支部の方々が外見の特長や鳴き声の特長など詳しく説明してくれます。

 3人の講師をそれぞれ数人ずつの参加者が囲んで説明に聞き入ります。中でもこの日、お目当てのオオセッカの観察は一筋縄ではいきません。いつ、どこから飛び上がるのか解らないオオセッカに参加者さん達は大苦戦。でも講師陣の手ほどきで囀り飛翔するオオセッカを全員が観察できました。
 他にもウグイスやカワラヒワなどのお馴染みの野鳥もスコープで大写しで観察するとその意外な美しさに感激する参加者さんが多かったこと。思わず講師の口から『そう!これが野鳥観察の醍醐味なんですよ。』という言葉が。「知ってるつもり」でもしっかり観察すると意外な発見があるものです。私も改めてよく観察することが大切なんだと心にとめました。




 野鳥観察の後は村道のクリーンアップを行いました。参加者からは『あんなに綺麗な野鳥がいるのにゴミだらけだったら残念だからね~』という感想が聞かれました。全くその通り!!野鳥が棲む環境もキレイに保っていかなければなりません。



 最後になりましたが、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。講師を務めてくださった日本野鳥の会秋田県支部の方々、ありがとうございました。皆さんの人柄がにじみ出ているこの和やかな野鳥観察会が大好きです。これからもよろしくお願いいたします。皆様のお陰で本当に充実した野鳥観察会でした。