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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

氷上に オジロワシ

2010年02月16日
秋田
 ここ数日、事務所の窓からも北上するガンの群れが確認できるようになってきました。今朝の段階で北へ帰るガンの群れは6万羽弱にまで増えているそうです。その分、宮城県などの越冬地は寂しくなっているのでしょう。
 こうして確実に春はやって来ているのです。


 とはいえ・・まだまだ寒い日は続きます。今朝は放射冷却のせいかかなり冷え込んでいました。大潟村の水辺も広範囲で結氷したままとなっています。
 そうなると当然ですが、水鳥の姿は減ってしまうのですが、だからといって鳥が全く居ないわけではありません!!
 この時期、結氷した水路の上で観察できる鳥と言えば・・・


 【オジロワシ】です。たまにオオワシも姿を見せる時がありますが、西部承水路の氷上の常連と言えばこの【オジロワシ】です。
 雪と氷の世界にポツンと、しかし圧倒的な存在!!かなり離れた場所からもその姿を見つけることが出来ます。


 観察していると・・・こうして目が合う事があるのですが、毎度ハッとしてしまいます。この眼光の鋭さたるや・・・


 以前、一緒に【オジロワシ】を観察した人から聞いた話ですが・・・その時初めて見た【オジロワシ】の迫力に圧倒されてしまい、その日一日、【オジロワシ】の鋭い眼光が頭から離れなかったそうです。さらに夢にまで出てきて、夢の中でも圧倒されたんだそうです。
 【オジロワシ】を見たことがある人なら、こんなエピソードも納得できてしまいますよね??