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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

オオジュリンの食事

2010年01月20日
秋田
 今日は24節季の『大寒』です。1年で最も寒くなる時期とされていますが・・・そもそもこちらでは2月が最も寒くなるので、ちょっとズレを感じますが、今日は温かすぎて別の意味で大きなズレを感じてます。
 こんな時は屋根の雪が落ちてきたり、道路脇の斜面がなだれたりするかも知れません。気をつけて下さい!!


 さて、先日ヨシの実を食べるホオジロをご紹介しましたが、今日は同じくヨシで食事をしていた【オオジュリン】を紹介します。

 数年前まで・・・夏期に大潟で調査をしていればそれなりの数が確認できた【オオジュリン】ですが、この前の夏にはすっかり数を減らしてしまい、レアな野鳥となってしまいました。なので大潟では【オオジュリン】は冬鳥に変わってしまったかも知れません・・・。

 そんな【オオジュリン】ですが、現在はヨシの生えているところに行けば群れで行動しているのを見かけます。私のフィールドノートにも最近は毎回記録が残っています。この日も西部承水路脇のヨシに10羽ほどの群れが採餌しているのが確認できたので観察してみました。


 【オオジュリン】が餌を採るのはヨシの茎の部分です。窓を開けて静かに観察していると【オオジュリン】達がヨシの茎を折ったり、裂いたりする『ブチッ』という音が頻繁に聞こえてきます。


 風が吹けばヨシは大きく揺れます。そんな時でも食事は止めません。翼や尾羽を広げてバランスを保ちながら食べ続けていました。
 
 ところで・・・何を食べているのでしょうか?気になったので写真を思いっきりトリミングしました。


 これって何かの幼虫とか・・・ですよね??


 ヨシの茎に潜んできたムシをどうやって見つけるのでしょうか?毎回思うことですが野鳥たちの餌を見つける能力の高さには感心させられてしまいます。