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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

十和田八幡平国立公園内のパークボランティアが交流

2009年09月02日
鹿角
 北の八甲田山から南の秋田駒ヶ岳まで広大なエリアを有する十和田八幡平国立公園では現在4つのパークボランティア組織が、それぞれ創意工夫に満ちた
ユニークな公園管理協力活動を行っています。そんなメンバーが知識・経験を
共有し合い、仲間として交流を深めようと、初秋の色が漂う8月末、乳頭温泉郷で合同交流会が開催されました。

 十和田自然保護官事務所の福井首席自然保護官の冒頭あいさつ、「パークボランティア活動が長期間続いてきたことにより多くの貴重な技術・知識が蓄積され公園管理に大きな貢献をしており、その高い志に感謝する」との言葉は多くのボランティアさんにとって励みになったに違いありません。

 特別講話は地元、休暇村乳頭温泉郷の二宮支配人から「国立公園を訪れるお客さまと接して」というテーマでお話しを聞くことができました。利用者は公園に何を求めて訪れ、何に感動するのかという日本各地の自然公園に勤務しての実体験からくるお話しは、日頃私達が忘れがちな利用者からの視点でものを考えることの大切さを痛感させられました。

 私もアクティブレンジャーになって3回目の合同交流会でしたが、その都度、異なる場所で異なる出会いがあり多くのことを教えられてきました。来年は十和田での開催が予定されていると聞き、また是非参加してみたいと考えています。

地元、南八幡平パークボランティア連絡会の代表から歓迎の挨拶。今回は4地区から総勢32名が参加した。

2日目は秋田駒ヶ岳と空吹湿原の2コースに分かれ、地元パークボランティアがインストラクターとなり、現地自然観察会を行った。秋晴れの下、男女岳山頂から北東北の主要な山々が全て見渡せ参加者は大喜び。