アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
ハクセキレイ造巣中
2009年05月25日
秋田
気付けば5月も最終週・・6月1日に森吉山野生鳥獣センターの開館を控えていて、事務所はなんとなくバタバタしていますが、こんな時でもマイペースをキープ中です!
先日、森吉山麓高原のとある建物の玄関前に【ハクセキレイ】のペアを見つけました。オス♂の【ハクセキレイ】はヤケに入念な羽繕いをしていましたが、その傍らでメス♀の【ハクセキレイ】は忙しく動き回っていました。
メスはひとしきり餌を採った後、小枝や枯れ草などが溜まっている場所にしきりに嘴を差し込んでいました。
どうやらこのペアは現在、造巣中だったようです。大潟では既に1月ほど前に見たような光景ですが、森吉山麓では今がそのシーズンなんです。緯度はおなじ北緯40°前後にある大潟と森吉ですが、その環境は大きく異なりますから【ハクセキレイ】の繁殖にも約1ヶ月のタイムラグがあるようです。
さて、このペアの様子に話を戻しましょう。どうやらこのペアではメス♀の方が働き者のようで、私が観察している間、メスが3度目に巣材を運んだ後、ようやく入念な羽繕いを終えた(?)オスが近場にあった小枝を咥えて、巣があるらしき方向へと飛んでいきました。
観察中、メスが小枝やコケ、枯れ草などを嘴いっぱいに咥えて運んだのは3回で、オスは1回。しかも写真でお分かり頂けるように、オスが運んだのはこの小枝1本のみ!しかも探したのではなく自分の足下にあった物を適当に咥えて間に合わせた感じでした。
婦唱夫随のこの【ハクセキレイ】のペア。この先メスが抱卵・育雛している時、オスはしっかりと餌を運ぶことが出来ますでしょうか?なんとなく不安になってしまうペアでした・・・。
先日、森吉山麓高原のとある建物の玄関前に【ハクセキレイ】のペアを見つけました。オス♂の【ハクセキレイ】はヤケに入念な羽繕いをしていましたが、その傍らでメス♀の【ハクセキレイ】は忙しく動き回っていました。
メスはひとしきり餌を採った後、小枝や枯れ草などが溜まっている場所にしきりに嘴を差し込んでいました。
どうやらこのペアは現在、造巣中だったようです。大潟では既に1月ほど前に見たような光景ですが、森吉山麓では今がそのシーズンなんです。緯度はおなじ北緯40°前後にある大潟と森吉ですが、その環境は大きく異なりますから【ハクセキレイ】の繁殖にも約1ヶ月のタイムラグがあるようです。
さて、このペアの様子に話を戻しましょう。どうやらこのペアではメス♀の方が働き者のようで、私が観察している間、メスが3度目に巣材を運んだ後、ようやく入念な羽繕いを終えた(?)オスが近場にあった小枝を咥えて、巣があるらしき方向へと飛んでいきました。
観察中、メスが小枝やコケ、枯れ草などを嘴いっぱいに咥えて運んだのは3回で、オスは1回。しかも写真でお分かり頂けるように、オスが運んだのはこの小枝1本のみ!しかも探したのではなく自分の足下にあった物を適当に咥えて間に合わせた感じでした。
婦唱夫随のこの【ハクセキレイ】のペア。この先メスが抱卵・育雛している時、オスはしっかりと餌を運ぶことが出来ますでしょうか?なんとなく不安になってしまうペアでした・・・。