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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

意外にあっさり

2009年04月21日
秋田
 昨日の夕方以降冷たい強めの風が吹いて、今日の未明からの雨・・・せっかく満開になった桜には気の毒な感じがします。


 先日、大潟の西部承水路で待ちこがれた野鳥との出会いがありました。大潟草原鳥獣保護区で観察記録のあるカモのうち、私自身まだ観察したことの無かった【オカヨシガモ】との出会いです。

 「カモの観察」といえば大きな群れの中に色んな種が集まっていて、その中から数の少ない種を同定するのが難しい。というイメージがあります。実際そう言った感想を頻繁に持ちます。もしかしたらこれまでも【オカヨシガモ】が群れの中に混じっていたのかも知れませんが、確実に観察したことはありませんでした。




 しかし、この日は【オカヨシガモ】のオス♂が単独で承水路にいたので直ぐに確認する事が出来ました。待ちこがれた出会いは意外にもあっさりした形で訪れました。



 泳いでいる時にチラッと見えていた次列風切の白い羽が翼を広げると目立ちます。写真ではイマイチですが翼鏡の赤褐色もなかなかキレイな色をしていました。

 
 大潟草原鳥獣保護区での【オカヨシガモ】の観察は11月頃と4月頃に限られるようなので、ここよりも南の地方で越冬しする個体が晩秋と早春の渡りの時期に立ち寄っているようです。