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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

カンムリカイツブリ造巣中?

2009年04月20日
秋田
 秋田では市街地の桜が満開となりました。開花の日から暖かい日が続いたので満開までの時間が短くなったのかも知れません。現在桜前線は秋田県内を北上中です!!


 先週末の記事に続いて大潟の野鳥の現状をお伝えします。大潟村をぐるっと囲む承水路ではあちらこちらで、【カンムリカイツブリ】の姿を見かけます。その殆どはペアになっていて、今シーズンの繁殖にも期待が持てる状況になってきました。
 図鑑等には『青森県の一柳沼、滋賀県の琵琶湖では繁殖するものも・・・』といった解説を目にしますが、旧八郎潟でもかなりの数が繁殖しています。


 承水路ではごく普通に観察可能な【カンムリカイツブリ】のペア。この時期は

 先日、いつものように西部承水路を巡視していると、視界の端の遠くに、チラッとなにやら嘴に”長い物”をくわえている【カンムリカイツブリ】を見かけました。
 車を安全な場所に駐めて観察を始めると、やはり枯れたガマやヨシを運んで一箇所に集めているようでした。
 




 この作業はオスもメスも共同でやっていました。私が観察できたのはおよそ10分間、その後はその場所から離れて採餌を始めました。なのでこれが本当に造巣作業だったのか確信は持てませんが、どうやらそんな時期に入ったことだけは確かなようです。これからも注意して観察していこうと思います。