東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

嬉しいお客様

2008年11月28日
鹿角
 ふだんは官公庁関係や工事関係者といったどちらかというとお堅い方面のお客様が多い自然保護官事務所ですが、昨日(11月27日)は若々しい声が小さい事務所内にあふれました。地元の鹿角市立八幡平小学校6年生の総合学習、題して「八幡平花まる大作戦」現地調査隊の訪問です。事前に子供達自身が一生懸命になって質問事項を考えてきたとあって、なかなか鋭い質問が出され、対応にあたった自然保護官や自然公園財団八幡平支部の職員は真剣に答えていました。

 この総合学習のねらいは「八幡平のよさについて調査し、自分たちが住んでいる地域への愛着を深めるとともにそのよさをPRすることができる」とあります。引率の先生は「今はインターネットやパンフレットですぐに調べることが可能なのですが、現場にいらっしゃる方の生の声は強く印象に残るものだし、うまくなくても自分自身で質問させることが大切」との考えで現地調査を
企画したそうです。そういう思いに応えていくことも現地自然保護官事務所の大切な役割との思いを強くしました。

 鹿角自然保護官事務所では自然公園財団や八幡平ビジターセンターと一体となって「地元の小中学校の子供達に八幡平のすばらしさを体感してもらい、将来、八幡平の自然を守ってくれる担い手が育つことが大切」と考え、地元の子供達に対する自然ふれあい活動支援を行ってきました。来年はどんな子供達との出会いがあるのか今から楽しみです。

八幡平のテンやニホンカモシカやツキノワグマは普段どこを住み家にしているんですか?  この答えが結構難しい。

あれも聞きたい、これも聞きたい、この際なんでも聞いちゃうべ。