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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

この時期にしか見られないもの

2008年11月13日
十和田
昨日、自然公園財団十和田支部が主催(東北地方環境事務所後援)で行われた奥入瀬渓流のクリーン作戦に参加しました。子ノ口~石ヶ戸の間を、ゴミ拾いをしながら歩きました。歩道だけではなく、車道沿いや、河岸に流れ着いたゴミも拾いました。参加者は40名近くと多数で、トラック1台分のゴミを拾いました。ブルーシートや車のタイヤ、釣り糸など、いろいろなゴミが落ちていましたが、量的には思ったより少ないような印象でした。



奥入瀬は、綺麗な川の流れ、可憐に咲く花々などを楽しみにたくさんの人が訪れる場所です。河岸にゴミが引っかかっていたり、花の横にゴミが落ちていることがないよう、訪れる皆さんには、マナーを守って奥入瀬の自然を楽しんでいただきたいと思います。
作業に参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。


さて、タイトルにもあるように、奥入瀬でこの時期にしかみられないものがあります。
それは、「滝」です。
夏の間、木々の葉が茂っているためによく見えない滝が、落葉した後、姿を現します。
特にそれが顕著なのがこの「白絹の滝」。


8月の様子。滝は全く見えません。


昨日の様子。滝が姿を現しました!
写真中央に写っているのですが、わかるでしょうか?写真をクリックすると大きい画像が見られます。

今はもう、高木も低木も落葉してしまっていますが、もう少し早い時期だと、高木は落葉していますが、低木のもみじの仲間などが鮮やかに色づいています。
低木の紅葉と、林床のシダの緑、そして普段見られない滝を楽しむ晩秋の奥入瀬も最高ですよ♪