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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

鳥獣保護区と知っているのか?

2008年08月29日
秋田
 田んぼの稲穂が随分と黄色みを増して、頭を垂れるようになってきました。”実りの秋”はもうすぐそこまで来ているようです。

 今、大潟でもの凄い数の群れで行動する【ニュウナイスズメ】が際だって目立っています。とにかく数が半端じゃない!!
 そうなると困るのが米どころ秋田の農家の皆さんです。ようやく実った稲穂を小鳥たちに食べられないようにあの手この手で田んぼを守っています。ですが相手は羽の付いた小さな小鳥ですからなかなか完全に防ぐことは出来ていないのが現状のようです。

 【ニュウナイスズメ】の群れを観察していると・・・・どこからか数羽が田んぼにやってきて頭を垂れた稲穂に止まるとその後から一斉に大きな群れが同じような行動をします。
 そこへ車やバイクが通りかかったり、スズメよけの空砲が鳴ったりすると一斉に田んぼから飛び上がって、道路を挟んで直ぐのところにあるヨシ原へと逃げ込みます。なんとそのヨシ原は「鳥獣保護区」に指定されています。つまり【ニュウナイスズメ】達は身の危険を感じると安全な場所へ逃げ込んでくるのです。



近くを原付が通ったら・・・

一斉に避難を始めます。

目指すは「鳥獣保護区」のヨシ原!


 この様な光景は何度となく繰り返し繰り返し行われています。この数の【ニュウナイスズメ】が田んぼに入ったら、そこはどうなってしまったのか?とっても心配になってしまいます。
 逃げ込んだ先が鳥獣保護区であったことは単なる偶然でしょうが、ここまであからさまに駆け込み寺的に避難してくると「実は知ってて逃げてきてるんじゃないか?」と疑いたくもなります。