東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

続・カンムリカイツブリの親子

2008年08月08日
秋田
 昨日が立秋でしたから『残暑お見舞い申し上げます』と言うべきなのでしょうが、秋田ではようやく本格的な夏を迎えています。盛夏にしろ残暑にしろ体調管理をしっかりとしてこの暑さを乗り切りましょう!!

 今日は大潟草原鳥獣保護区にいる野鳥の親子の様子をお伝えします。6月23日のこの日記で取り上げた【カンムリカイツブリ】の親子の姿の続編です。
 その時は親鳥の背中の上(翼の下)にのっかって行動していた雛の写真を載せましたが、今はこんなに大きくなりました。


 まだ姿形は親鳥と大きく異なりますが、サイズは随分と大きくなったでしょう?もうさすがに背中には乗れませんね!
 餌も少しずつ自分で採りだしたようです。時折親鳥が魚を与えてはいますが、自分でも潜っていく様子が観察できるようになってきました。しっかりとは見えなかったのですが、小さな魚を自分で捕まえて食べるようになってきたようです。
 独り立ちまでにはもう少し時間が掛かるのかも知れませんが、きっと逞しく育ってくれることでしょう!


 ちなみに【カンムリカイツブリ】は西部承水路に限らず大潟村をぐるっと囲む承水路全域で繁殖していますので、観察する機会も多いかと思います。是非この可愛らしい姿をご覧頂いて、この雛たちがスクスクと育って、独り立ちし、ずーっとこの地で暮らしてくれるように温かく見守っていきましょう!!