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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

お手入れ

2008年03月12日
秋田
 大潟のカモが集まっている水辺で、一羽のキンクロハジロ♀が一生懸命、長い時間を掛けて羽繕いをしていました。初めは流して見ていたのですが、手前にいるその姿が双眼鏡から目を離すと自然に目に入ってきます。気になって双眼鏡で覗くと水面で体を反転させて足を伸ばしてその付け根のお手入れをしたり、喉~胸のあたりを嘴でこすりその勢いで嘴が水を叩いたりと面白い様子が観察できました。

カモなどの水鳥にとって羽の撥水性は重要な問題ですのでお手入れは真剣そのものです。

 時間にして20分ほどだったでしょうか?見ているとお尻の辺りに何度も嘴を付けていました。翼の手入れをしてはお尻へ。胸の手入れをしてはお尻へ・・と何度も何度も!調べてみるとカモの仲間はみんな尾の付け根の背中側に尾脂線(びしせん)という分泌線を持っていて、そこから分泌された物を嘴などで擦りとって体中に塗り広げていくのだそうです。
 ようやく羽のお手入れが終わりました。そうすると・・・

首を伸ばして、体も持ち上げ、翼をぐーっと後ろへ反らして・・

その一瞬のストレッチ(?)の後に翼をバタバタバタと・・

一連の動きが終わると、心なしかスッキリした表情に見えました。

「ハイ!出来上がり」って感じでしょうか?その後、泳ぐ姿が気持ち良さげでもあり、満足げでもありました。