東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

オジロワシ

2008年02月18日
秋田
 秋田は今日もそれほど激しくはないのですが雪模様です。この所、雪の日が続いています。毎日雪かきして体のあちこちが痛い!と言う方も多いと思います。どうかご自愛下さい。

 さて週末の話になりますが、いつものように大潟で巡視をしていると承水路の氷の上に一際大きな鳥がいました。その雰囲気はもはや鳥のものとは思えないくらいの大迫力です。

氷上の【オジロワシ】です。まさに威風堂々と云う言葉がぴったりでした。

名前の通り真っ白なオジロワシの尾羽

 オジロワシ達の視線は承水路にいるマガモ・コガモ・オオハクチョウ等の群れに注がれているようでした。先日、仙台の三宅アクティブレンジャーの記事にも書かれていましたが大潟のオジロワシもどうやらカモ達がターゲットのようです。それにしても彼らが飛来している間はびっくりするような光景を見かけます。少し前には県立大学の牧草地で猛禽に補食されたマガンが、先日は管理棟の前に同じくトビが無惨な姿になっていました。おそらくオジロワシの仕業だろうと思っていますが本当のところはどうなんでしょうか?

オジロワシが四股を踏んでいました。いや・・実際には四股では無いのかも知れませんが何やら横綱の準備運動のように見えてしまって・・

こんな姿を見ていると「やっぱりあれは・・」と思ってしまいます。本当に強そうですね!ちなみに・・しばらく観察していましたがオジロワシ達がハンティングするシーンは見ませんでした。

 このところ秋田県内でのワシ類の目撃情報が多く、先日地元の新聞でも港にオオワシが飛来したと言う記事が掲載されていました。この記事には「県内では大潟村などで確認されている・・」といった文がありました。そうなんです!大潟は秋田ではよく知られたオジロワシ・オオワシの飛来地なんです。