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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

動物たちの足跡

2007年12月27日
白神山地
冬の白神山地。白神ラインが閉鎖し、山は雪に閉ざされ、なかなか奥へはいることは難しくなりました。しかし、奥山でなくても多くの動物たちの存在を感じ取ることが出来ます。先日、西目屋村の事務所から車で約15分の場所にある「広泰寺」というお寺のある山へ、クロスカントリースキーを履いて巡視に行ってきました。


クロスカントリースキーを履いて巡視する植竹Rと石橋AR

すこし歩くと、前の夜に降りつもった雪の上にくっきりと足跡が!実際に動物の姿を見ることは出来ませんでしたが、かなりの数の足跡がありました。今回の日記は、小さな生きものたちの足跡をご紹介します。

何の足跡かわかりますか?



これは、ノウサギです。なんだか顔みたいに見えます。


まっすぐに伸びた足跡。なんだろう?



わたしも分からなかったので、詳しい方に聞いてみると「うーん。まっすぐな足跡だね。キツネかも知れないけど、この辺にはキツネは少ないし大きさからしてテンじゃないかな」とのことでした。

では、これは?



ひとみたい!
これは、サルの足跡です。これは別の日に撮影したものですが、はっきりと親指が離れているのが分かります。これはサルの足跡の特徴です。
サルは、この辺でよく目にしますがあまりひとを恐れていないように感じます。この日も私たちを見てもすぐには逃げずゆっくりとこちらを観察しているようでした。村の人から、だんだんとサルが里へ降りてくるようになったと聞きます。サルがひとに慣れてしまうと、農家の畑に入って荒らしたり、ひとの持ち物を狙うようになるおそれがあります。
この場を借りて、お願いがあります。みなさんがもし、山や里でサルに会ったとしても決して餌を与えないでくださいね。

それでは最後に・・・


道が付いてるみたい。ちょっと見づらいかもしれませんが、小さな足跡が。

小人!?ではありません。 
ヒントは、来年の干支の動物・・・
もうわかったかな?可愛らしい足跡です。
冬は寒いけれど、たまには外に出て雪の中を様々な動物の足跡を探してみるのも楽しいものです。
それでは、みなさま良いお年を・・・!!!