東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

御前ヶ浜でアニマルトラッキング

2007年12月19日
十和田
最近の十和田湖は雪の降る日が多くなり、外輪山もすっかり雪化粧しています。




昨日、業務の合間に十和田湖畔の御前ヶ浜を、乙女の像まで歩きました。
春から秋のシーズン中は観光客でにぎわうこの歩道も、冬の間はとても静かです。
まばらな人の足跡に混じって、動物の足跡もたくさん見られました。

そんな中、湖畔ならではの足跡を発見!


オオハクチョウの足跡です。
手を精一杯広げたくらいのサイズです。
11月初めくらいから十和田湖に姿を見せ始め、今では御前ヶ浜はハクチョウの元気な声でにぎわっています。
そのほか、水面でじっと漂っているホシハジロの一団や、一生懸命餌をとりに潜っているホオジロガモの夫婦も見られました。

そして、地面に落ちたホオノキの実をつついた誰かの足跡も。


カラスでしょうか?
周辺を見渡すと、足跡はここだけのようです。
きっと落ちている実を見つけて飛んできて、ちょっとつついて転がして、「なんだ、からっぽだ」とまた飛んでいったのでしょう。

乙女の像を見に行く途中、ハクチョウの声を聞きながら御前ヶ浜でゆっくりアニマルトラッキングはいかがですか?
きっとちいさな発見がたくさんあります。
ただし、防寒着と手袋は必需品です!
そして、歩道の途中のデッキは、凍っていると滑りやすいので、気をつけてくださいね。