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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

アニマルトラック

2007年10月11日
秋田
秋田自然保護官事務所の足利直哉です。今、山を歩くとクリやドングリやトチの実など様々な木の実が見られ、サワモダシ(ナラタケ)やナメコなどのキノコも見られます。秋の実り真っ盛りです。

 そんな木の実やキノコを見ながら歩いていると、登山者の足跡に混じって動物の残した痕跡を見ることが出来ます。
 以前受講した講習会で「アニマルトラック」とは動物が残した痕跡全般のことを総称したものだと教わりました。英語のanimal=動物とtrack=通った跡・足跡を併せてanimaltrack=動物の通った跡・動物の足跡と解することが出来ます。日本語の足跡と言う表現は英語のそれとややニュアンスが異なるので、私の場合は書籍等を参考として、長く続く一連のアシアトを【足跡】とし、1つの足によって付けられたものや、非連続的なアシアトを【足痕】と表記するようにしています。
 足跡・足痕が残りやすいのは砂の上や雪の上です。どちらも柔らかくて爪や肉球なども観察できて見つけた時は、ついついじっくり見てしまいます。個人的に動物の残した痕跡は、山や森など自然の中に入る時の楽しみの一つです。今回は最近見つけた砂の上の動物の足跡と足痕の一部を取り上げてみました。

カモシカの足痕ややずんぐりした太めの蹄が特徴的。

ツキノワグマの足痕これは前足と後ろ足の違いや爪痕が明瞭に残ってました。

タヌキ(?)の足痕。4指が確認できる。やや幅が広いのでタヌキの物と推定しました。右に写るのは比較対象の私の足です。


「おまけ」胸高周囲が2mを越える大木ブナに残ったツキノワグマの爪痕。途中滑ったであろう痕跡も見えます。

1枚目から3枚目までは、森吉山麓の赤水渓谷にて撮影。4枚目は白神山地のモニタリングサイト内にて撮影。