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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

白神山地リター回収

2006年11月08日
十和田
 先日、西目屋自然保護官事務所より協力依頼を受けて、白神山地のモニタリング調査のお手伝いに行きました。内容は、月に一度行われているリター(植物の落葉・落枝・種子など)の回収で、今月は今年最後の回収となり、同時にリタートラップの撤収作業も行いました。回収したリターは、乾燥、分類し、重量を測定してデータとして整理されます。
(西目屋の工藤ARの日記もご参照下さい。【リタートラップ設置】 【リター回収】

 白神山地と言えば、ブナを中心とした自然豊かな森。アクアグリーンビレッジANMONから未舗装の道路を車で1時間以上走ってようやく登山口に着きました。白神山地の森の奥深さを感じました。




 モニタリングサイト(トラップを設置している場所)は3箇所あり、私は登山口に近い方の2つのサイト、櫛石山尾根と櫛石山中腹部(通称クマゲラの森)での作業をお手伝いしました。登り始めはとても急でハァハァ言いながら登りましたが、尾根に出て、すっかり葉が落ちたブナ林の中を落ち葉のカサカサする音を聞きながら歩いていたら、とても爽やかな気分になりました。この日の天気は穏やかな秋晴れ。寒さを覚悟して行ったのですが、逆に歩いていると暑いくらいの陽気でした。




 さて、ブナの葉が落ちているということは…?

 リタートラップにもたくさんの落ち葉がたまっていました。決して重くはありませんが、リュックサックは回収した落ち葉でパンパンでした。




 作業は順調に進み、15時に下山しました。
 見通しの良くなった林の中で、黄色に色づいたオオバクロモジや鮮やかな緑色のシダ類が光に照らされてきらきらしている様子が、すごく印象に残っています。


  クマゲラの森の様子