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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

仙人岱

2006年10月23日
十和田
昨日22日は、八甲田地区パークボランティアの皆さんと一緒に、登山道のロープ柵撤去作業を行いました。場所は、北八甲田の仙人岱で、登山口の酸ヶ湯(すかゆ、と読みます)温泉から1時間ほど登った所です。ここから北八甲田の主峰大岳へと向かう登山道沿いに春から秋の間ロープ柵を設置し、冬の雪が降る前に撤去しています。


撤去作業をするパークボランティアの皆さん


今年の6月にも、パークボランティアの皆さんと設置しました。
このロープ柵、残雪期には登山者の道しるべとなります。雪渓に刺した鉄のピンは雪解けと共に倒れてしまうので、この時期、パークボランティアの皆さんが定期的にパトロールし、ピンを立て直して下さいました。


2006年6月4日


雪が解けてお花畑が広がる夏には、湿原への立入防止柵になります。雪解けが遅かった今年は、春の花と夏の花が一緒に咲いていました。


2006年8月20日


そして秋。紅葉のピークが過ぎ、21日には霧氷が見られた八甲田山。
もう冬はすぐそこです。
今日は天気があまり良くなく、大岳へ登るのはあきらめることになりました。今年の登り納めかも知れない、ということで、作業の後すぐに下山するのがなんとなくもったいないような気がして、仙人岱の山小屋で、昔の八甲田山の話をパークボランティアさんに聞いたりしながらお昼ご飯を食べ、天気が悪くなる前に足早に下山しました。

短い夏は本当にあっという間に過ぎてしまいました。
また、長い長い冬がやってきます。

ちなみに、奥入瀬・十和田湖の紅葉は、今だんだん深まってきているところです。