東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

白神山地の紅葉

2006年10月13日
白神山地
そろそろ白神山地は紅葉のシーズンです。


10/12津軽峠から撮影

とはいっても津軽峠から太夫峰、向白神岳、天狗岳の方を臨んでも、まだ紅葉と呼ぶのはちょっとはばかられます。

でも、そんな時期でも木の1本1本を見てみると、様々に紅葉する様子を見る事が出来るんです。

例えば……


10/12天狗峠にて撮影

この写真はツタウルシの子供です。(↑)
どうやらツタウルシは木の中でも紅葉するのが早いようです。



10/12白神ラインにて撮影

この写真は、ウルシはウルシでもヤマウルシです。(↑)
赤くなるのが早いだけでなく、とても鮮やかな紅色を見せてくれるので、車に乗っていてもすぐに見つけることが出来ます。



10/9白神山地ビジターセンターにて撮影

次の写真はハウチワカエデ。(↑)
緑と赤が混ざってとてもいい具合です。
これから、赤一色に染まっていくのでしょう。


左上に白い月がでているのが見えますか?中国の伝説によると月には大きなカツラが生えているのだそうです。
10/12暗門にて撮影

次はカツラの写真。(↑)
葉が黄色くなるので、紅葉ではなく黄葉です。
だんだんと緑から黄色に変わって行くのが分かります。
今の時期、カツラの木の下を通るととても甘くいい匂いがします。

と、こういう風に楽しむことが出来ます。
みなさんも、白神山地を訪れた時に山が紅葉していなくてもがっかりせず、周りに生えている木をよく見てください。
きっといろんな発見がありますから。