東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、十和田八幡平、三陸復興、磐梯朝日国立公園があります。
このところの大潟には、冬が厳しさを増した一時、姿が見られなくなった鳥の姿が戻ってきました。その代表的な鳥がマガンとコハクチョウでしょうか?マガンはこれまでもヒシクイの群れに混じって観察されてはいましたが、最近は日中でも300羽を越えるマガンだけの群れがいくつも観られるようになってきました。
コハクチョウはそれよりも遅れて数を増やしてきました。群れの規模は小さく、この日は5~20羽程でした。コハクチョウ達はきっと長時間飛んで大潟へやってきたのでしょう。体力も相当消耗したでしょう。だから・・と云うことなのでしょうか?この日、見たコハクチョウ達は神経を「食事」に傾注しているようで、私に気付いても食事を止めることはありませんでした。
【コハクチョウ】一時、姿が見えなかったコハクチョウが戻ってきました。
「綺麗な鳥」と云ったイメージのあるハクチョウですが餌を食べるシーンはなかなかのワイルドさでした。
食べているのは稲藁でしょうか?雪の中、氷の中、泥の中だってお構いなしです。口を広げて稲株の列に沿って前進して行きます。そして顔を上げた時にはたくさんの稲藁をくわえていました。嘴や顔に泥が付いたって気にせず、おかわりを続けていました。