アクティブ・レンジャー東北地区

白神探訪in弘前公園

2023年06月15日
白神山地 神孝子
こんにちは。西目屋自然保護官事務所の神です。見渡す限り緑に包まれる季節がやってきました。この青空のもと、今日は西目屋小学校3年生の皆さんの野外観察会に同行させていただきました。
観察会の様子
 今日は、弘前公園内にある植物園が野外観察のフィールドです。ここには洋風、和風の庭園の他に、郷土の森の見本として各地から集められた樹木が植えられています。その一角に、白神山地コーナーがあります。西目屋の子供達は、身近に世界遺産がある恵まれた環境なのですが、3年生はまずここで、フィールドワークのお勉強をしてから、来年、本物の白神山地を歩くことになります。
観察会1
西目屋からバスで30分。元気いっぱいの「目屋っ子」達がやって来ました。
今回も、つがる野自然学校の谷口さんと一緒に自然界の「色探し」をしました。
みんなに色鉛筆を渡し、同じ色の物を集めてもらいます。ルールは簡単!動かせる物、落ちている物を2つ拾って来ること!
色集め
のっぽさんに集めた色を見せています。
色集め
枯れた葉の色と同じです。
いろんな色
みなさん、お見事!
いろんな大きさの葉っぱを集めて、「葉っぱじゃんけん」をしたり、皆が集めた葉っぱの大きさ、形、色などを分類しました。シモちゃんこと、下堂前ARもすっかり子供達に馴染んでいます。葉っぱじゃんけん、どっちが勝ったのかなぁ。
 
新人AR
新人ARの下ちゃん、子供達に大人気。
園内には、白神山地生態園コーナーがあります。学習のメイン会場になるはずが・・・・今年は、異変が起きていました!
ブナの木
葉っぱがない!
 青々と茂っていた森が、開放感あふれる森に激変していました。一体、何があったのでしょう。後で、公園内の方にお話を尋ねたところ、水の吸い上げが上手くいっていないとのことでした。人工的に作り上げた森は、やはり限界があるのですね。弘前市公園緑地課には、有名な樹木医さん(桜守)がいるので、きっと復活してくれるはず!来年はいつもの森に戻ることを願っています。