調査研究・モニタリング
白神山地世界遺産センター西目屋館を研究拠点として、白神山地の自然環境などについて、調査研究を行っています。データを集め、分析することで、世界遺産の管理に役立てます。
世界遺産地域の長期にわたる自然環境の変化を把握するため、モニタリング調査研究を毎年継続して行っています。このモニタリング調査は、白神山地のブナ林を中心とした自然生態系を解明し、その推移を把握することにより、何らかの変化が生じれば原因を究明し対策を講じるための手がかりとなる基礎データを集積するものです。また、自動撮影カメラによる中・大型哺乳類相の調査や入山カウンターによる白神山地世界遺産地域への入山者数調査、気象観測施設による気象観測調査も継続的に行っています。近年では、空中からのレーザー計測技術や人工衛星画像などを応用して広域的に森林構造および動態を解明する調査研究を行ったほか、定点カメラによるフェノロジー調査を実施しています。